離職したらキャリアはリセットされるの?
「ガテン系の仕事」と聞いたら、何を想像しますか?
私は「力仕事」「腰痛」「ハード」と、どうしても大変な面がパッと浮かんでしまいます。
施設職員をしていた頃、関わっていた男児の就職先としてよく挙がった業種はいわゆる「ガテン系」でした。
学歴は関係なく、高校を中退した若者でも採用の可能性があったこと。
また、「社宅(寮)付き」という条件を備えた会社が多かったのも、選択肢の上位にあった理由でしょうか。
家と仕事の両方を得ることができるというのは、退所後を考える施設児童や職員にとっては、大きな魅力の一つです。
「勉強嫌いだから、体を動かす仕事が性に合っている」と言っていた子もいました。
ガテン系の仕事に就いて「ツライ」と挙がる一つが「腰痛」でした。
ああ、そうです。こんな感じ。
くつべらマンの腰は、重い荷物を持ち上げると、簡単に壊れてしまいました。。。。
仕事の前には、準備体操の代わりに踊りまでやっていたのに。。。。壊れる時は、ああこんなにもあっけない。。。。
この取材をしたいと思ったキッカケのひとつです。
「腰を痛めて現場に出られなくなった。だから辞めることになった」と、退職を余儀なくされた若者がいました。
用意した仕事道具。
費やした年月。
社宅(寮)という住まい。
その全てを一気に失ってしまったと聞いた時、どんな言葉をかけたら良いのか分かりませんでした。
報告を受けて一緒に落ち込んで。
でも、落ち込むだけでは衣食住が確保できない。これからの生活をどうするのか。考えていかなくてはなりません。
親元に戻らず(あるいは戻れず)自活をする若者にとって、所属していた会社を離れることは、大きな問題です。
体を壊すまで働いて、でもまたゼロから生活とキャリアを建て直さなくてはならい。。。。
そんな話を聞いて「ちょっと待った」のご意見を下さったのが、今回取材に応じて下さった島袋(しまぶくろ)さま。
ご自身も、建設業の仕事を30年続けていらっしゃいます。
きっと、似たような経験をした(今後するかもしれない)若者は沢山いると思います。
そんな時、1人で悩むだけでなく、他の選択肢を知る機会があったらいい。
例えば「会社を辞する、辞さない」ではなく「仕事を変える」こと。
今回の動画も、多様な選択肢を知るためのキッカケの一つとなったら嬉しいです。
トンカチ(仮名)くん。
いつもお仕事お疲れ様です。
その頑張りは、きっと次に繋がっていくと信じています。
島袋さま。有難うございました。
同じ仕事でも、ちょっと視点を変えてみる。
私も実践していきたいと思います。
続く。
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