読書メモ:客観性の落とし穴/村上靖彦
本の概要『客観性の落とし穴』
データによる可視化や比較の問題点が語られている。現代社会によくある数値化は結果的に良くない影響もあるという主旨であり、「統計は集団に対するラベル付けであり、個人の数値とは別物であるため、数値の比較にこだわるべきではない」とか、「ヒトが可視化・比較をすることを選ぶようになって、あるいは可視化・比較できるような仕組みを作ったことで、便利になった反面でこれができることの弊害が社会に悪い影響を与えている」といった指摘がされている。
全編を通して客観性