観戦レポート④ ~熱心と厄介は紙一重~

どうもどうも。今回はGW観戦レポートの後半戦です。
もうGW明けてから2週間以上も経つじゃないか!というツッコミは無しでお願いします。おじさんになるにつれ、観戦の疲れがなかなか抜けず、しまいには体調を崩してしまったのです。しかしそれでも週末までには治し、観戦に出かけました。野球は呼吸。生きるために欠かせない要素です。

そんなこんなで(?)、今回は関西六大学野球と二軍戦のレポートです。


⑱5月4日 大阪商業大×神戸学院大 @わかさスタジアム

この日は4月から通算して2度目のわかさスタジアム、5度目の京都方面でした。なぜ京都に住まなかったのか。というか筆者が住んでいる地域にも球場を作ってください。
この日のお目当てはドラフト候補の大西広樹(4年・RHP・大商大高)。最速は146とかでした。立ち上がり、直球のコントロールが定まりませんでしたが、変化球でカウントを整えていました。悪いなりに投球を組み立てられるのは○。ただ、もう少し凄みや彼の色を見てみたかったなとは思います。実績十分なので指名はされるでしょうが、もう一押し欲しいです。まあ前の週に指を負傷していたようなので、それを考えれば上出来でした。
打つほうで注目していたのは福元悠真(2年・OF・智弁学園)。智弁がセンバツで優勝した時の4番打者です。1年からリーグ戦には出ていましたが、どうも怪我をしていたようであまり成績はよくありませんでした。今季も出たり出なかったり。この日見れたのもラッキーでした。結果は1安打。福元が打ち取られて後ろの小野寺暖が敬遠されるシーンが2度ほどありました。見ているこちらも「福元はこんなもんじゃない」と思っていましたが、一番悔しかったのは本人でしょう。これからの活躍に期待しています。捕手の岡澤智基(3年・C・智弁学園)にも期待していましたが、この日は打ったっけ…?智弁コンビはいまひとつでしたが、大商大打線は好調で神院大から得点を重ねます。
7回2失点だった大西の後を受けたのが吉川貴大(3年・RHP・開星)。しかし塁上を散らかして伊原陵人(1年・LHP・智弁学園)がすぐさまリリーフ。残り2回をピシャリと抑えました。大商大には他にも森悠祐(1年・RHP・広陵)や修行恵大(1年・RHP・大垣日大)ら有望な選手が多数入学したので、継続して追いたいチームです。

⑲ 大阪経済大×大阪学院大

経大の監督は‘’カズサク‘’こと山本和作(元巨人・オリックス)。申し訳ないですが、知っている選手が少ないので経大の話題はそれぐらいです… センバツ優勝メンバーの青木雄太(3年・OF・智弁学園)がいるぐらいでしょうか。
大院大の先発・打田雷樹(3年・RHP・日本航空石川)は高校時代も名前が挙がった大型投手。ずっと「うちだ」だと思っていたましたが実は「うつた」でした。と思っていたら「うった」でした。前の週は2戦目で投げていたので、この日見られたのはラッキーでした。この日は調子が悪かったのか、けっこう走者を背負っていましたが、2失点にまとめました。同行者と話していたら試合は終わっていたので詳しいことは覚えていませんが、とりあえず大院大が勝ちました。
第3試合開始まで少し間が空いたので、腹ごしらえのために一度球場の外へ。たまたま隣の席に大経大の野球部員と思われる集団が座ってきました。その会話の中で、試合中2個は誤審があったとの証言がありました。壁に耳あり障子に目ありとはよく言ったものです。でも意外と選手の感じ方はそんな感じなんだなと思いました。

⑳ 京都産業大×龍谷大

第3試合はテレビ中継が入るために、当初から18時開始の予定でした。しかし前の試合が意外と伸びたので、さほど待たずに見ることができました。西京極は他に何もないので、あまり時間が空くと困ります。
この日は京産大先発の北山亘基(2年・RHP・京都成章)がとても良かったです。成章が夏の甲子園に出た時のエースです。最速は147キロ。110キロ台のカーブ(?)と120キロ台の何かにストレートを合わせて抑えていきます。失策絡みで失点したものの、何だかんだで完投しました。5回を越えたあたりから球速が落ちて怪しくなり始めたのが課題でしょうが、既にエース格です。今後が非常に楽しみです。
龍谷の捕手・石田航大(2年・C・智弁学園)はセンバツ優勝時の控え捕手。いや、このリーグに何人智弁OBいるんだよ。ちなみに龍谷の4番の大西律暉も智弁OBで廣岡(ヤクルト)と同期です。リードした投手は打たれ、自身はバント1つ以外は見せ場がありませんでしたが、個人的に応援しているので頑張ってください。京産大側に座りながら、龍谷の彼にだけめちゃくちゃ拍手を送りました。厄介な客です。

㉑5月5日 オリックス二軍×楽天二軍 @舞洲BS

筆者は完全に忘れていました。前回舞洲を訪れてから2週間。見る試合のカテゴリーも違う。油断していました… ネモフィラ地獄再び。二度と来ねえよと言ったのに。そんなにネモフィラ見たいの?と思うほど、バス停には長蛇の列ができていました。ネモフィラ祭りは6日までなので今年はもう悩まされることはありませんが、今後も舞洲に行くのが億劫になりそうなトラウマです。
インドの列車状態になったバスに揺られ、なんとかアリーナ前に到着した筆者をまず襲ったのは刺すような日差し。遮るものが何もないのでじりじりと肌が焼けるのを感じました。「奥浪ローソン」で買い物を済ませた後は、開場前の練習見学会に参加。初の舞洲BS。初の「あの」網を観測。これは凶器。
FC会員の入場の後はハイタッチ会がありました。この日は東明と山﨑福也でした。東明は普通でしたが福也はめっちゃ大きかったです(小並感)。あと福也はイケメンでした。筆者は青山大紀のタオルと濱矢のユニフォームで参戦。楽天ファンではない上に既に移籍した選手のユニフォームを着て、しかも首からは相手チームのグッズ。さらに言えばどちらのファンでもありません。はっきり言って厄介、いや、奇人でしょう。球場スタッフの人に楽天ファンと間違われましたし(無理もないですが)。そんな奇人、バックネット裏ほぼ真正面に座りました。
肝心の試合はと言うと、松葉と藤平とかいうほぼ一軍な先発投手でした。だから二軍ではきもいの見せてって。藤平はまあそこそこ。ですが「コレジャナイ感」はありました。高校時代の彼に抱いたワクワクを返して。松葉は(感覚的に)ストライク率が悪かったように思います。あのスピードであの制球では、一軍で結果がでないのも分かってしまいます。その他の試合の中身はあまり覚えていませんが、断片的に言うと、一人応援歌ニキ、杉本ラオウのホームラン、高城2安打、捕手ヒメネス、ブセニッツ。こんなところでしょうか。面白いポイントもありましたが、バント失敗でチャンスを潰すオリックスには得も言われぬ感情を抱きました。あとヒメネスと山田大樹を見たかった。スコア的には引き分けでした。
脱出時は徒歩で。帰りの時間になってもネモフィラ地獄で、バスには乗れそうもありませんでした。海風が気持ち良かったですし、道中の街並みの何とも言えない寂れた感というかレトロ感というか廃墟感というかが良かったです(小並感)。これもまた舞洲観戦の醍醐味と言えるのではないでしょうか()

まとめ

自分は好きでこのような観戦スタイルをしていますが、世間一般的に言うとだいぶキモいみたいです。職場で「GWはアマチュアと二軍戦を見て…」と話すと会話が膨らみません。この記事の読者の皆さんもなかなかのマニアだと思いますが、「社会」に出た時の身の振り方は考えておいてもいいかもしれません。それから春の舞洲には気を付けて。

それでは次回の投稿でお会いしましょう!

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