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カードゲームを辞めた理由

※注意:この記事は個人的考えであって、この記事の内容を人に押し付けるものでもないし、また他人の考えを否定するものでもありません。ご了承ください。

カードゲームを辞めてまあまあ経ちます。
なんで辞めたのかを自分なりに残しておきたいと思います。

大きく3つの理由があります。
1. 値段が高い
2. 時間がない
3. 相手がいない
 です。
他にも理由はあるんですけど、目立ってるのはこの3つですかね。

1.値段が高い

 最近は価格高騰でモノの値段が高くなってきてますが、それとは別の話。
 カードゲームを遊ぶためには、「デッキ」が必要になります。ゲームによって変わりますが、大体40~60枚前後ぐらいのカードが必要となります。
デッキを作るためにはしばしば強いカードが必要となります。強いカードは人気があるので、専門のショップでは高額で取引される傾向にあります。数百円とか、いや数千円とかの場合があります。数万を超えることだってあるでしょう。そうやって高いカードを買い、デッキに組み込んで勝率を上げるようなことをします。

 「Magic The Gathering」というカードゲームをやっていた時のお話。
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》というカードがあります。そのカードはあまりにも強力で、大きな大会で上位8人中8人全員が使用していました。このゲームは同名カードを4枚まで入れられるルールなのですが、当然8人全員が4枚投入しており強力カードとしての名を欲しいままにしていました。その結果ではないんですが、単品で購入するとなるとその当時で10,000円超え。それを4枚。40,000円を積むところからスタートになっていました。
 その時の自分は思いました、「バカげている」と。その当時は4枚デッキに入れていないとそもそもスタートラインに立てない。ゲームとしてどうなのかと。こういう事例はこの大会のほかにも何度もあります。

10,000円あったらいろんなことができます。40,000円あったらもっといろんなことができます。美味しいご飯はいっぱい食べられるし、旅行にだって行けるでしょう。形に残るものだったら家電とかも買えるんじゃないでしょうか。自分はレトロゲームを買うようになりました。モノによっては高いソフトもありますが、高いからって言って面白さを保証するものではありません。ちょっと前に買ったニンテンドーDS用ソフト「おいでよどうぶつの森」は300円でした。300円だからといって面白くないわけではなく、300円以上の圧倒的な面白さがありました。


2.時間がない

 単純に時間がない。デッキを作るのに時間がかかりすぎる。
 デッキを作るためには、いろんな戦略をもって形に落とし込む必要があります。カードとにらめっこして「このカードとこのカードの組み合わせはすごい効果をもたらすな」とか「このカードはあのデッキに相性がいいから入れよう」みたいな(カードゲームはデッキを作ってる時間が楽しいところもあるんですが)。それに対して時間を割きすぎると日常生活に支障が出ます。
 仮に、デッキ作成の時間問題はクリアしました、となると次にやってくる問題は対戦時間です。カードゲームは対戦ゲーム。人と対戦してナンボです。対戦の時間が長い短いではなく、「(人の都合と合わせられる)時間がない」問題が発生してきます。大体の人のスケジュールは平日仕事で土日祝日休みってのが一般的だと思います。それに当てはまらない人(シフト制の仕事のような)であれば、時間を合わせるのは非常に難しいといえると思います。平日休みとかであれば、土日祝日休みの人とはすれ違うわけですし。ゲームの大会なんかは土日にやる傾向があるので、それに参加できない。人に合わせられる時間がなければどうしようもないのです。

3.相手がいない

上ので書いた通り、人に合わせる時間がないということは、対戦相手がいないとも言えると思います。せっかくデッキを作ったのに遊べないのであれば無価値と言わざるを得ないでしょう。
大人になると学生時代とは異なり、それぞれの置かれた環境で生活するようになります。就職、結婚、自分の夢のために地元から出る人もいるでしょう。そうなると自分の周りの環境も変化します。遊びのために貴重な時間を割いてもらうのもなんか申し訳ないし…。
仮に遊べたとしてもタイミング合わずに数回だろうし、その数回のために高額カードを購入したりするのはなんか割に合わない気が…。気づいたら新環境が始まってって結局遊べないじゃんみたいになってしまうのが勿体ないってことに落ち着きました。

 安価で楽しめる趣味(レトロゲーム)ができてしまったので、カードゲームのモチベーションも落ち、結果やらなくなってしまいました。
 カードゲームは機械の部品買ってる感じがします。それ単体では何もしなく仕事しないし意味がないんですけど、よいパーツを組み替えると全体で仕事するようになる。ただ、そこにもうメリットを見出せなくなってしまいました。それ自体で完結しているほうが自分には合ってる気がします。

辞めたとは言いつつちょっとだけカードゲームに関わっているので、完全に切れたわけではないのが未練がましいというかなんというか。
自分から切っても向こうからやってくるのですよ。
楽しそうに周りがカードゲームで遊んでるのは微笑ましいし、プレイ見てるのも楽しいです。ただ、復帰するかと言われたらもうないと思います。

結構ガチ目にやってたカードゲームがサービス終了して、それを機にカードゲーム辞めたのですが、そのゲームが完全復活します!ってなったら復帰するかもです。現状はそんな感じですね。


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