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【木樽蒸留 黄麹】


立体四目並べなるパズルを買ったところ
アルバイトにもお客様にも楽しんでいただけているようで嬉しいです、

関係あるようで無いんですけど
なんとなく囲碁盤も買ってみようと思います、
店長コナンです。


焼酎リクエスト企画第7弾
今回は鹿児島 万膳酒造より
黄麹を用いた【萬膳庵】のご紹介です。

万膳酒造さんは三種類の芋焼酎を造っており

黒麹仕込みの【萬膳庵】
白麹仕込みの【眞鶴】
そして黄麹仕込みが【萬膳庵】
となります。


スペックはこちら↓

蔵:万膳酒造
芋:コガネセンガン
麹:黄麹(秋田県産ひとめぼれ)
酵母:鹿児島2号酵母
蒸留:常圧蒸留(木桶蒸留)


蒸留所のある標高は約700m
日本で初めて国立公園に指定された渓流「手篭川」のそばで造られています。

夏でもかなり涼しくクーラーいらず、
暑さに弱い黄麹を用いる焼酎造りには最適、
むしろ黄麹が冷えすぎないよう注意を払っているそう。

特徴はやはり蒸留方法、
珍しく木樽蒸留機を使用しております、
蒸留機の隙間からガスやアルコールが抜けるのでやわらかな酒質になるとか。
そしてナッツを思わせる香りが焼酎に移るらしい。

ちなみに一般的な焼酎より工程がひとつ多い3段仕込み。
鹿児島では少なくなった麹室で麹造りをしております。


全ての食事を潤す酒という意味で【萬膳】
酒造名は【万膳酒造】なのでお間違え無きよう。


ボトル裏の説明書きがとても細かく
原材料の生産者名まで表記しており
こだわりを感じる物となっております
(酵母菌の種類も書いてくれたらえぇのに)

蔵のとなりにトンネルを掘り長期熟成酒の倉庫にしている
超熟成古酒なんかも用意してるんやろなぁ、
そのあたりも 今後楽しみですね、

ちなみに
蔵の歴史をお話しすると、
現杜氏は4代目、10歳の時に先代杜氏の父を亡くした。
杜氏不在の為30年間の休業を余儀なくされたが 
成長した4代目が焼酎造りを復活させた。
しかし焼酎製造のスキルはゼロ。
その際 師事を仰いだのが 3代目杜氏の弟、
伝説の杜氏(マジで)と呼ばれる宿里利幸氏であった。
「若くして亡くなった兄の為にも、その息子に持っている知識のすべてを伝える」
宿里さんあってこその萬膳と言っても過言では無いだろう

ちなみに宿里さんは万膳酒造の造りを最後に逝去されました、

歴史を聞くだけでも
グッとくるものがありますね・・・

今宵は お好みのおつまみと 萬膳庵を合わせて
一杯やっちゃいましょう。



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