カナダの予防接種~Covidじゃないよ~
実習前に提出義務のある予防接種記録
海外で幼児教育や医療、介護などのコースを専攻する場合、実習があるため入学前に予防接種の記録を提出することを求められます。
これが結構やっかいで、国によってどの予防接種が義務になっているかも違いますし、同じワクチンでもワクチンの配合率(?)が違うこともあります。
私は渡航前にDTaP(ジフテリア・破傷風・百日咳の三種混合ワクチン)とポリオとおたふくかぜを打ち直してきました。
そして実習前になり、結核に感染していないかの証明ととB型肝炎(Hepatitis b)ワクチンを新たに求められました。
カナダで予防接種・・・ドキドキ・・・と思っていましたが、トラベルクリニックという予防接種専門のクリニックがあるみたいで(結構たくさんある)、電話予約をして必要な予防接種や検査を伝えました。
TB Skin Testについて(結核)
ツベルクリン検査と日本で呼ばれているものなんですね。単語自体は知っていましたが、いまいち英単語と日本語がつながらず別物だと思っていました。
どうやら乳児期に接種したBCG(ハンコ注射)が結核を予防するワクチンのようで、BCGを接種しているとだいたいはTB Skin Testで陽性になるそうです。
いざ予約
トラベルクリニックに電話をして、これとこれを検査したいと言ったら、都合のいい時間を聞かれ、場所や支払い方法について説明されます。
カード払いOK! そして値段はTBが$75でHepBが$50でした。診療費$25も併せて$150でした。
メールアドレスなども聞かれ、電話後少し待つと教えたメールアドレスに事前の問診票が添付されてきました。
あらかじめ問診票を書いて印刷して持っていくスタイルみたいです。
問診票は日本と同じで、基本情報と既往歴や今飲んでいる薬などの確認でした。
当日
バスでトラベルクリニックに向かい、中に入ると思ったより小さな待合室で、他の患者さんはいませんでした。
一つの予約時間に1人の患者さんみたいです。
受付で問診票と、日本で発行してもらった予防接種記録を提出します。
少し待つと呼ばれ、診察室へ。
まずはTB Skin Test。
腕の内側に小さな針で何かを注入。ぷく~っと膨らみます。
一瞬で終了。
次にHepBです。こちらは肩。コロナワクチンみたいな感じで多少痛みますが一瞬で終了。
TBについては、48~72時間後の反応を見るため、2日後に再受診します。HepBは3回で一つのセットなので、2回目は来月、3回目は半年をあけて接種します。
その後、手持ちの記録に今回接種したものを記入してもらいました。
全て終わると会計です。
名前を呼ばれて受付に行きカードで支払い、次のHepBの予約をして終了!
2日後。
TBの反応と結果確認のため再受診。
受付の人が私を覚えていてくれたので、問診票等の提出は必要ありませんでした。
診察室では、腫れの大きさを調べます。
青あざみたいになってしこりができていました。
しこりの大きさが規定以上だったので、陽性でした。
この陽性が、結核に本当に感染しているのか、BCGのおかげなのかを調べるためにレントゲン検査が必要になりました。
(なるほど、日本の職場の健康診断とかで必ずあるレントゲン検査って結核調べのためにやっているんだ~と今更知りました。)
というわけでトラベルクリニックから紹介状と紹介電話をしてもらい、後日、渡された番号へ電話します。この日の支払いはなく、次の日程(HepB)の再確認をして終了!
「トラベルクリニックのTB Skin Testで陽性だったからX-Ray検査が必要なんですけど・・・」って言ったら、名前を確認してくれて「あ、あなたね」とすぐに照会されました。
どうやら予約なしのDrop in で検査を受けられるようなので、その情報を聞いて終わり!まだレントゲン検査はしていません。
あと、血液検査で「この陽性結果はBCGのものであり実際に結核に感染しているわけじゃないんですよ~BCGがまだ効いてますよ」って証明できるらしいんですね。それもやってもらおうと思います。(州の健康保険の範囲内なので無料)
BCG受けている人はこれがあると話が早いんじゃ・・・?それでも、結核に感染していない証明にはレントゲン検査が必要なんですかね。
今日の学び:
予防接種は家族の愛
絶対に子供には受けさせて!
予防接種を親が全部してくれていて、記録してくれていたおかげで、カナダで自分のしたいことをすることができています、ありがとう。
読んでいただきありがとうございました🌸