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【連載開始】これからの恋愛の話をしよう――石田月美・二村ヒトシ往復書簡

新連載がスタート! 二村ヒトシさんと石田月美さんが、二村恋愛論の大発明「心の穴」をめぐって、火花を散らす白熱の対話を展開します。

対話1-A 石田月美から二村ヒトシへ――二村さん、教えてください!
対話1-B 二村ヒトシから石田月美へ――モテとか欲望っていうのはさ……

AV監督で文筆家の二村ヒトシさんが『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(ともに文庫ぎんが堂)をはじめとする著書で展開した恋愛論は、多くの読者から熱烈な支持を得てきました。『すべモテ』の最初のバージョンが世に出て20年以上になりますが、そこで提起された「心の穴」という鍵概念を中心に展開される恋愛論は、いまなお新たな読者を魅了してやみません。

その二村恋愛論に大きな疑問符を突きつける挑戦者が現れました。小社刊『ウツ婚!!――死にたい私が生き延びるための婚活』で鮮烈なデビューを飾った「おビョーキで物書き」の石田月美さんです。十年以上前から二村さんの著書を繰り返し読んできたという石田さんですが、その一方で、ずっと違和感を覚えてきたともいいます。違和感の正体は、二村恋愛論のまさに中核に位置する「心の穴」に対するモヤモヤにありました。

このたび、そんな二人が往復書簡という形式でそれぞれの考えをぶつけ合うという企画が実現しました。ぶつけ合うといっても、おふたりはなにもケンカをしたいわけではありません。ただ、意を尽くした真剣勝負の対話を通して、恋愛とはなにか、モテとはなにか、生きづらさはどこからくるのかということを、徹底的に考え抜きたいのです。

対話の行方がどうなるのか、対話の先になにが待っているのかは、おそらくご当人たちにもわかりません。たんなる物別れに終わるのか、それとも、予想もつかないなにかが「心の穴」の先に見出されるのか。ぜひ、おふたりの対話を見守りください。

更新は毎月1日と15日の月2回。しかも毎回おふたりの書簡を掲載します。ダンベルを挙げながら100メートル走をするような短期集中連載のスタートです。それでは、初回3月1日の往復書簡をご覧ください。

対話1-A 石田月美から二村ヒトシへ――二村さん、教えてください!
対話1-B 二村ヒトシから石田月美へ――モテとか欲望っていうのはさ……