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「泣かないで」なんて言わないから…

本日もお疲れ様です。
菖蒲はるです。

人生生きていれば幸せで気持ちがいい瞬間、楽しい瞬間、たくさんありますよね。
反対に、悲しいこと、嫌なこと、苦しいこともありますよね。

幸せな素敵な時間がずっと続いていれば良いのですが、残念ながら世の中はそんな都合良くできていません。

幸せの定義は人それぞれで、誰かの幸せは他の誰かの不幸のもとに成り立ってる例も少なからずあります。

そんなこの世の中で一度にみんなが同時に幸せになれる方法が一つだけあるとしたら、
「この世に生きている人間ひとりひとりが、自分の置かれている状況やできることを受け入れ、それを幸せごとと思えること」でしょうか。

でもそんな綺麗事言われたって、あんまりしっくりこないですよね…

学校や家庭内の情操教育を乗り越えてきた大人の方々でも、どうしようもなく苦しく辛いこと、誰もがあると思います。

僕もそういう時がありました。そんな時、こんなふうに気にかけて声をかけてくれて優しくしてもらって、生きる勇気を取り戻せた、そんな体験が僕にもありました。
今回のイラストはそういった暖かな体験を思い出し、
カベルネちゃんとシャルドネちゃんの「友愛と絆」のイメージに当てはめながら描きました。

辛く苦しいことがあり、踞って泣いている人がいて、そのそばで寄り添い、優しく宥めるカベルネちゃんと、隣でゆっくり話を聞きながら優しく声をかけるシャルドネちゃんのイメージです。

このイラストを描きながら改めて感じたのが、

鬱になってる人に
「元気出して」「がんばれ」って言わない方がいいように

辛く苦しんで泣いてる人に
「泣かないで」とは言わないほうがいいよな、ということです。

そうして流している涙は、辛く苦しい耐え難いことを必死に我慢してきたからこそ、出るものだからです。

疲れ切ってこれ以上耐え切れないくらい弱った心に潤いを与える涙。
つまりこれ以上ない我慢をさせてきた人に必要な涙さえも我慢させるのでしょうか…

そう考えるとなかなか苦しんで泣いている人に「泣かないで」なんて言葉をかけるのは、本当の優しさではないのではないか、とも感じました。

だからこそ、今回のタイトルに「泣かないで」なんて言わないからと言う言葉を選びました。

あなたの周りに、1人寂しく苦しんでいる人はいますか?
どうしても気分が落ち込んでいて、1人で抱え込んでいる人はいますか?

そっとしておくのも思い遣り、かもしれませんが、
そんな時に親切な心を持って暖かく接してもらえると、嬉しく思うかもしれません。

もし自分が辛く苦しい時も、自分の心の中で自分への優しさの言葉をかけることで少しでも早く立ち上がれるかもしれませんね。

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