スマホ一体型マイクの限界 「録画に良い位置≠録音に良い位置」
どうも。ベーシスト/映像クリエイターのシミズサトシです。
今回から、1記事1テーマで、音楽と映像についての記事を書いていきたいと思います。人の読むスピードは1分間で400~600文字だそうです。ですので、せいぜい3分程度で読めるトピックを重ねていきたいと思います。
記念すべき初回は、
スマホ一体型マイクの限界 「録画に良い位置≠録音に良い位置」
です。
いまやスマホで自身の音楽ライブを撮影して、SNSでアップするのは一般的に行われる時代になりました。こだわり出すと、「より良い画で撮りたい」「より良い音で撮りたい」という欲求が出てきて、最終的によく相談を受けます。
しかし、ミュージシャンは、重い機材の運搬とも戦っています。機材の運搬で、ライブの前に体力を消耗してしまわないように、気を使われているかと思います。
そんなミュージシャンとしては、「撮影用機材はできる限り軽くしたい」と思っているはずです。
そんな方はきっと、下記のようなマイクを検討されているかと思います。
私は、実は上記3種とも元ユーザーです。いまは3種とも手元にありません。手放した理由は
・「画で良い位置=音で良い位置」ではないということ
・マイクのセンサーサイズが小さいと、ベーシスト的には低音に不満を感じる。
という2点に絞られるかと思います。
スマホのカメラは、基本的に広角レンズであり、ライブステージを俯瞰で撮る分には良いのですが、ステージ全体を見渡せる映像は単調でつまらないものになりがちです。
しかし、迫力ある映像を撮りたい場合には、スマホを被写体に1~2mくらい近づけないといけない。しかし、そうすると、音量が大きくなりすぎる場合が多いです。
上記のShure MV88を使った際の失敗例をYouTubeにアップしています。
Shure MV88は、ベースの目の前のiPhone7に取り付けています。ベースの音だけがやたら大きくなり、低音域だけイコライジングを下げてみたり、色々しましたが、納得いくバランスにはなりませんでした。ベースソロの内容には納得してるのですが、残念な結果です。
そこで、オススメする機材としては、TASCAM iXZです。
これを使えば、マイクシールドをつないで、お好みのマイクを使いつつも、スマホにライン入力で録音ができます。(ファンタム給電にも対応しているので、コンデンサーマイクも使えます。)ですので、7m程度のマイクシールドを使えば、画も音も納得いく位置に配置することができると思います。
最近のスマホ、たとえばiPhoneでは、4極プラグを挿せるイヤホンジャックがそもそもありません。しかし、Lightningケーブルでは、この4極プラグに対応したアダプターもありますので、もしもiPhoneにイヤホン用ジャックがない方は、下記のアダプターも合わせて購入されてください。
連続撮影中なので、給電できるタイプのものがより安心です。*私の方では、動作未確認なので、責任は各自でお願いします。
USB-C対応はこちら。*私の方では、動作未確認なので、責任は各自でお願いします。
同じ内容の投稿を映像クリエイターのコミュニティサイトVookでも書いています。
今後ともよろしくお願いいたします。