OSMOSIS Netflix original
マドモアゼル ドゥソ― ダンジュ シルブプレ
(お嬢さん 天使のような優しさ お願いします)
フランスに行ったら私はこの言葉だけで乗り切ろうと思っている。
OSMOSIS / オスモシス［ 浸透 ］
France 🇫🇷 2019 / season 1 - 8 episode
1. 特殊な錠剤から放出されたナノロボットが脳に到達。
2. 潜在意識下の思考や感情の信号を読み取り、人工知能からの補助を受けながら、世界中のSNSにアクセス。
3. その中から１人の人間を選び出す。そして脳内に画像を再現、それこそが理想のパートナーの姿。
究極の目標 "幸福"
これまでの恋人を選ぶマッチングサイトでは、年齢、身長、職業、年収、趣味、などの表向きな情報から相手を選び出していた。
それがベストだと信じる人がいるとしたら、その相手はあくまでも生活のベストパートナーであり、待ち望んだソウルメイトではない。
テクノロジーが進化し、いま私たちが持つスマートフォンや人体内に埋め込んだ個人端末に秘密、快楽、記憶を委ねてはいるが、
そのテクノロジーで運命が変わったとしても人類の本質は変わらない。
この現状を変え人間性を根底から覆すものが、オスモシスという新しい技術。
このドラマの軸となるのが、オスモシスによって完全な理想の相手が見つかり、幸福を得られるのか。
愛とは権利じゃなく当たり前に経験するものだ
事実婚が盛んな世界一文化が進んでいると云われるフランス。恋愛面でも常に最先端を目指したいという気持ちがこのドラマからも伝わってくるよう。
その他１話目を観た段階で見え隠れしたのは、オスモシス開発者兄妹の母親(植物状態で寝たきり)に近未来的脳神経移植技術で目覚めさせる話や、出資企業と開発者の見解の違い、果たしてこの技術は安全なのか。
等々、後々メインに絡んでくるのだろうが、やはり軸である完璧な相手との出会い、そして完璧な相手は本当に……、が気になるところ。
今回、ベータテストに参加したの被験者男女10名ほどが登場し、無事理想の相手とマッチングか、というところで１話終了。
その中の気になる補欠被験者、セックス中毒の17歳10ヶ月の男の行く末が波乱を巻き起こしそうな予感。
全体の雰囲気としては、セットや建物は最小限のシンプルさ、今から5年後か、もしくは10年前後先の話かなといった造りで、話の展開の割に違和感なく物語に入っていけると思う。
あと、何故かフランス語の響きが妙に説得力があり、無駄に喋らず、感情的、感傷的静かな映像が、独特のテンポで、アメリカドラマに少し飽きたなという人も、試しに如何でしょうか。
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