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アニメ史上最も品のある真心を持っていそうな常識人『ミライ・ヤシマ』を中心に機動戦士ガンダムを語る
今回の私のこのプロジェクトは、今まで書いてきた文章の中で最も真心のこもったものになるであろう事を期待しつつ、機動戦士ガンダムにて燦然と輝いた我らが希望の星『ミライ・ヤシマ』の全貌を全力で書き記していく所存でありたい。そう願ってやまない。
はじめに
1979年、アニメ界に彗星の如く現れた女性キャラクター『ミライ・ヤシマ』。通称『ミライ少尉』または『ミライさん』。赤い方の彗星はシャア。
彼女は『機動戦士ガンダム』内で地球連邦軍ペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベースの操舵手として、次々と訪れる危機に立ち向かうこととなった。
今年はガンダム誕生40周年の記念すべき年。様々な記念プロジェクトが進行しているらしく、それの影響をもろに受けたこともあり、上手いこと便乗すべく文字を書いているのだ。
まだ初代機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)を観ておらず、これから予備知識なく楽しみに観賞するおつもりなら、これから先は読まない方が懸命だ。
何故ならば私の独断と偏見で進むことに当然なるので、できれば機動戦士ガンダム視聴後に読むといいでしょう。
そもそもこれを読んでる人がいるかどうかの方が心配だが、知ったことではない、という気持ちを大事にし書き記していこう。
初登場シーン
劇場版 『機動戦士ガンダム』 より
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「クルーザー級のスペースグライダーのライセンスが役に立つとは思えませんが、私でよければ」
初の登場は、スペースコロニー・サイド7に停泊中のホワイトベース内。ジオン軍シャア率いる作戦部隊の奇襲攻撃から逃げ延びた民間人と負傷者で艦内は溢れかえっていた。
正規兵が次々と倒れ、ホワイトベースを宇宙に向け発進させようにも操縦を担当する肝心の操舵手が居ない。そんな苦境のなか真っ先に声を挙げたのが、若草色の服を身をまとった若き民間人女性ミライ・ヤシマだったのだ。
パオロ艦長「君は?」
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ミライ「ミライ・ヤシマと申します」
パオロ艦長「……そうか、あのヤシマ家の」
ミライ・ヤシマ profile
大財閥ヤシマ家の令嬢。父は地球連邦軍の元高官だったが、政府の方針に反発しホワイトベースが入港していたスペースコロニー・サイド7へ流れ着いたとみられる。年齢はこのとき18歳とされていたが、のちにキャラクターデザインを担当していた安彦良和の「あの落ち着きようは22か23歳だろう」との意見が反映され、追加エピソードを多数含んだリメイク作『機動戦士ガンダム ORIGIN』では、22か3ということに年齢を変更された。
性格
温厚で謙虚。上流階級出身だか何者にも理解を示す広い心を持っており、身勝手な自己主張やわがままを口にすることはない。困惑した状況下でも常に静かに状況を見つめ、的確な助言ができる豊かな包容力。上品な口振りも嫌みなく相対する者に説得力と落ち着きを与える。
身体的特徴
黒髪で髪型はソフトボブといったところだろうか、間違ってるかもしれないが。つぶらな瞳は黒目がちで誠実な印象。鼻は低くやや丸っとしていて愛嬌がある。バランスの良い体型で、入浴シーンで見ることができる胸は程好いCカップといったところか。
第1話で来ていた若草色の自前服は少しばかり芋臭いが首もとの赤いスカーフに令嬢らしい品が伺える。
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役割
モビルスーツを搭載したホワイトベースの操舵手。コンピューターによる自動操縦が可能だが、偶発的なモビルスーツとの戦闘や艦隊戦などでは手動による回避行動が必要で、冷静な判断力と直感的な操舵技術で次々と難局を切り抜けた。物語中盤ではその実績が認められ地球連邦軍から少尉の階級を与えられ、一年戦争終結の直前までホワイトベースの操縦桿を握っていた。
その他は、故・パオロ艦長より艦長代理に任命されたブライト・ノアへの助言、苛立つブライトをなだめる、疲れたブライトや他の乗組員の相談役、仲の悪いブライトとガンダムのパイロットアムロ・レイの関係修復、戦災孤児となり否応なくホワイトベースで生活する子供たちのお世話などの役割も担う。
私生活
カムラン・ブルームという親同士が取り決めた婚約者がいる。中立地帯にあるスペースコロニー・サイド6の検察官で、戦争に巻き込まれ行方知れずとなったミライを探している。
トラブル対処
「3日間の独房入り、他の方への示しもありますから」
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兄であるシャアの情報を欲しいが為に無断でガンダムで出撃したセイラに独房入りを言い渡すミライ。
全体の和を重んじ、例え仲良しのセイラであろうと厳しく制裁を加えるが、苦悶の表情から優しさが滲み出る。
失態、アムロに家出される
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その晩、ミライとブライトの二人は、いつもの場所でこっそり今後の作戦について本音で語りあっていた。
(以下省略台詞脚色あり)
ブライト「あいつもうガンダム乗せない、調子に乗るし、そもそもムカつく」
ミライ「でも、あいつすごいよ、すごく上手いことやるよ」
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ブライト「生意気アムロ、ムカつく、ガンダム乗せない、代わりおるし、無理生意気全開少年」
ミライ「でも、あのウジウジ少年だって、すごく、ハッ❗」
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ブライト「チッ」
ミライ「私なんも言ってないよ」
その後、アムロはガンダムをこっそり拝借し脱走。
殆どブライトの責任だけど、すぐ側にいたアムロに気付かなかったのは私の失態ね、とミライのことだから深く反省したのだと思う。
私視点
物語序盤から色々目まぐるしく状況が変化し、とにかくミライさんにはお疲れさまだね、と声をかけたい。
あのアムロやセイラを始めとしたわがまま放題の連中のなか、よく我慢していたし、でもたまに「オールラジャー」の声を大きめに言って周りにあんまり気付かれないようストレス解消とか、そういうとこあったよね。
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次回は、ミライとカムランとスレッガー中尉三名の恋模様を中心に書き記します。是非お見見ください。
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そして、不器用ブライトの真意とは、、、
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TV画面撮影:novillero
下調べ:novillero
文章デザイン:俵省太郎