
チューブの切れ端はパンク修理パッチの代用になるのか?
先日、パンク修理したばかりなのにまたパンクしてしまったというお客様が来店。
早速調べてみると、パンク修理したところから空気漏れがありました。
剥がしてみると、抵抗なくスルッと外れました。パンク穴もそんなに大きくない様子。
切り出したチューブをパッチ代わりにしていた

Vパッチかなと思ったのですが、よく見るとチューブを切り出したものでした。
Vパッチとは↓
で、お客さまの自転車にはきっちりパンク修理パッチを貼り直して完了。
聞いてみると、どうやら自転車屋の仕業とのこと。とりあえずまあ、プロのやることじゃないですね…
せっかくなので、剥がしたパッチ代わりのチューブを別のチューブに貼ってみることに
いちおう、チューブとパッチ(代わりのチューブ)両方きっちりヤスリがけ、古いゴムのりも溶剤で除去してから貼り付け。
ちなみに、チューブをパッチ代わりにする場合には「パンク修理するチューブ」と「パッチ代わりチューブ」両方にゴムのりを塗ります。
完成写真↓

とりあえず膨らませて4日放置
いちおうまだ貼り付いていますが、角部分がうっすら剥がれかかっています。
水調べでは空気漏れはありませんでした。

ピンホールパンクを塞いだので、そこそこ保ちましたが、リム打ちパンクや裂けパンクならすぐに剥がれていた可能性が高いです。
ちなみに、ちゃんとしたメーカーのパンク修理専用パッチを使用すれば、時間が経っても剥がれにくいです↓

まとめ
今回、チューブをパッチ代わりにして修理したお店はプロ失格ということで、なんでそんなことしたのか聞きたいくらいです。
ですが、緊急とか応急の修理としては意味がないとは言えない結果でした。
パッチがないけど、修理しなければならない(そんな場面があるかは不明ですが)時には挑戦する価値はありそうです。
ご拝読ありがとうございました。
ちなみに、私はマルニのハイパッチを愛用しています。

ご拝読ありがとうございました。他にも記事いっぱいあるのでよかったら読んでくれると嬉しいです。
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