同業者にアドバイスをしたけど意味がなかった話
他人を動かすことのなんと難しく、無意味なことか…。
まずは画像を御覧ください↓
パンクしたということでお持ち込みいただいた自転車の後輪タイヤです。
パンクした理由はもちろんおわかりいただけるでしょう。
こうなる原因は、あきらかな初期不良です。組立時にきちんと確認していればこのようなことにはなりません。
販売店のステッカーをみると、私の店の近所のお店。
時を遡ること三年ほど前、同じようなパンクの持ち込みが偶然相次いだため、そのお店に電話したことがあります。
ちゃんと組立時にチェックしていないからこういう事が起きるわけで、そもそも、絶対にチェックすべきところをなぜスルーしているのか??
問いたださねばなるまい。
電話してみると「そこはチェックはしていない」「こちらで無料で対応する」とのこと。
「新車整備として当たり前のチェック箇所だし、お客さんに迷惑かかってるし、今後はちゃんとやった方が良いんじゃないですか?」と言うと。
「仰ることはわかりますが、難しいです…」
「今回、そちらにはご迷惑おかけして申し訳ないです。しかし、難しいです…」
日本語が通じていないのか?と思いながらも、大事なところだからしっかりチェックしたほうがいいよと言って電話を切りました。
そして、時は現在に戻り、また同じ初期不良パンクが私のお店に持ち込まれたのです。
私は何も変えることができなかった無力感に苛まれながら、チューブとリムフラップを交換したのでした。
蛇足:リムフラップはタイオガが好きです。