不正に追い込むやり方こそが悪なのかも
「環境整備」もしかして流行語大賞狙えるんじゃないでしょうか?
ビッグモーターの「環境整備」とは↓
キャッチーで、ビッグモーターが行った不正行為を象徴する言葉ですよね。
それにしても、「木を枯らせ、草を焼け」と直接言うことなく(指示があったかもという報道もあり)、自発的に不法行為に駆り立てる手法はあくどい印象を受けます。
ほかにも@という隠語があって、「修理の工賃や部品から得る粗利の合計額のノルマ」のことで、14万円という設定だったそうです。
売上じゃなくて粗利益なので、不正を行わないと達成できないと思います。これも自発的に不正行為に駆り立てる手法ですよね。
親分が「あいつ邪魔やなあ」と言ったら子分が襲撃に行く。そんな昭和のヤクザ映画を彷彿とさせるようなやり方。
でも、直接的に言わなくても経営陣の意図を汲んで行った不法行為は、たとえ行ったのが従業員でも、経営者が責任を取るべきです。
適用される法律も警察の対応も違いますが、たとえば、暴力団なんかだと子分の行った犯罪の責任を親分や組が責任取らされます。
企業の不正にはもっと厳しい罰が必要なのかもしれません。これで社長たち経営陣が逃げ切れたら、やったもん勝ちの世の中になりますからね。
結論:不正はだめですが、不正に追い込むやり方にもノーと言うべき。
(ここから余談です)
漫画の話ですけど、「カモリズム経済理論」というのがありまして、「最近の経済の実態が、弱者(カモ)から金を吸い上げるシステムに移行している」という主張です。
私にも思い当たることがありまして。
今年のはじめに車検をしたのですが、 前回の車検(他社で実施)で交換したことになっていたパーツが実は交換されていなかったり、交換の必要のないタイヤ交換(2本だけでいいのに4本全部替えた方がいいと言われた)をおすすめされたりしました。
めっちゃカモられてるやん笑
私は自転車屋なんですけど、自動車のことはさっぱりなので普通に騙されていました。
それくらいプロと素人にはチカラの差があります。
お店で接客されて、「こいつは私を騙そうとしている」と、いきなり疑ってかかるのはヤベー奴なんでやめたほうがいいですが、「いざとなればプロは素人を騙せる」くらいの心構えはしておいたほうがいいのかもしれません。
ご拝読ありがとうございました。
「カモリズム経済理論」についてはこちら↓
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