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【FXなど】テクニカル分析をなめちゃいけない

SHO+XENONです。

 FXや株式トレードなどをさあこれから始めようと思った人が最初に勉強しようとするのは、たぶんファンダメンタルズ分析ではなくて、テクニカル分析の方だと思うんですわな。

 なんでかというと、名だたる億トレーダーとかが皆チャートに線を引いてるし、ネットで情報を検索するとテクニカル分析の話ばっかりだし、何よりファンダメンタルズ分析って超難しそうだし。

 私もやっぱりテクニカル分析を頑張って勉強してきたものです。でも、世の中には不思議なもので、テクニカル分析なんかこれっぽっちもできなくて、ファンダメンタルズ分析だけで投資をやってる人もままいます。自分からすると、それこそ凄すぎると思うわけですが……。

 ただ、その中には妙にテクニカル分析に対して敵対心を持っているような、あるいは軽蔑したような物言いをするような、そんな人もいるものでして……。

 誰とは言いませんが、テクニカル分析をやっている人たちを指して「チャートを見ていると色んな線が見えてしまう超能力者」みたいな揶揄の仕方をして、なんか変なレッテルを貼ってる人もいたりします。

 いや、なんというか、テクニカル分析を皆するようになったのは、当然そうすることに意味があるからなんですわな。自分ができないからって、あるいはしようとしないからって、そういう言い方はないでしょうと、思ったりもするわけですわ。

 そこで、恐らくFXの初心者さんか、ないしはまだ手出ししていないであろう読者さんのために、何故テクニカル分析が大事なのかを、要点を絞ってお伝えします。

重要な点① ダウ理論

 まずテクニカル分析を学ぶにあたって絶対に避けては通れない理論があります。それがこれ、ダウ理論。

 ダウ理論は「ダウ平均株価」とかのあの「ダウ」の由来になった、チャールズ・ダウという人が提唱した、そもそもは株式チャートを読み解くための理論です。
 FXでも使えるので、FXでテクニカル分析を行う人も絶対に必ず何処かでぶち当たります。

 んでこのダウ理論なんですが、細かくは端折りますが、「トレンド」というものについて、ものすごく本質的に教えてくれる理論なんです。

 現在がアップトレンドなのか、ダウントレンドなのか、それともレンジ相場なのか。短期トレンドなのか、中期トレンドなのか、長期トレンドなのか、そういったことの見分け方や考え方をしっかり教えてくれます。

 なので、ダウ理論を学ばずにトレードに手を出すのは、素っ裸でピラニアの群生している河に飛び込むようなものですね。あっという間に骨だけにされます。

 また、「チャートは全ての事象を織り込む」という、超基本的ながらついつい忘れてしまいがちな考え方についても触れています。
 つまり、上がるにも下がるにも理由は確かにあるけれど、それを追求するのはナンセンス、今目の前にあるチャートだけが全てであるという、そのことを教えてくれます。

 ファンダメンタルズ分析100%だと、これらをついつい忘れがちです。なので、何処のアナリストも、どちらを重視するかにかかわらず、かならず両方の分析を行った上で予測を立てています。ダウ理論を学ぶというこれだけでも、テクニカル分析を学ぶ価値があるというものです。


重要な点② AI

 テクニカル分析をする理由として、よく「投資家の心理が表れている」とか言いますよね。あれ、今は必ずしも正しくないんです。

 確かに「買われすぎ」だったら逆張りで売りたくなるし、買いシグナルが強く出ていれば順張りで買いたくなります。そういう心理は今も昔も変わっていないので、そういう意味では投資家心理を写していることに何ら変わりはありません。

 でも今は、相手は感情や心理を持っている人間ばかりとは限らないんです。AIによって自動売買されているのですから、当然「機械相手」の目線ってものが大事になってきます。

 この機械、実はいくつかのフラグによって動いているようです。例えば要人発言がそうで、特定の要人の発言にAIが自動反応して、その内容に応じた売買を行うようなのです。

 特にこのAIの動きがチャートに大混乱を起こさせたのがトランプ大統領でして、彼がツイートするたびにとてつもない乱高下が発生したものでした。特にトランプ大統領は他の要人と違って、突発的かつ一度に色んなニュアンスを含んだ発言をするため、AIが混乱してチャートが凄いことになったりもしました。

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こんな感じで(笑)。

 要人発言以外でAIが何に反応するかというと、実はこれがまた超オーソドックスな「ライン」だったりするのです。皆が一生懸命チャートに引きまくっている、あのラインです。

 しかも変な話、人間と違ってAIはキッチリしてますので、ぴったりそのラインにハマる可能性が高く、ラインの効力はむしろ以前より上がっているかも知れません。

 ただ、AIはただの機械じゃ御座いません。「わざと反応しない」とか、「ダマシを作る」といった、人間を騙すテクニックをたくさん持っています。なので人間よりわかりやすいことを利用して敢えて焼きに来る場合もあるから油断なりません。過信は禁物。

 とはいえ、普段からしっかりテクニカル分析をしておけば、そのダマシに対してダメージを最小限に抑えたり、見破ったりできるわけです。もちろんいつもいつも成功するとは限らず、どんなに頑張ってもやられてしまうこともあります。でも素っ裸でピラニアの群生している河に飛び込むよりは幾分マシな状況にはできます。素っ裸で飛び込んだ先がアツアツの温泉で、軽くヤケドするくらいで済むかも知れません。骨にされるよりはマシでしょ?

 まあとにかく、テクニカル分析、バカにしちゃだめですよって話です。真面目にやれば本当に役に立つんですから。

 逆に、テクニカル分析がある程度うまくなったからって、ファンダメンタルズ分析を疎かにするのも駄目です。基本的に金融や経済に深く関わる話なのですから、政治経済の知識がある方が強いに決まっています。なので、ニュースは常にヘッドラインを追いましょう。情勢に強くないと、大きなトレンドが来た時に乗り遅れますよ。

 以上、お風呂が炊きあがるのを待っているSHO+XENONでした。

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