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インドネシアの経済指標を日本と比べてみた①

※トップ画像は生成AIで作成してみました

◆インドネシアのGDP

 仕事でこれからインドネシアに関わろうという人にとって、まず調べてみて驚くのがそのGDPの規模感ではないでしょうか。

 2023年実質GDPは約174兆円でした。

 凄いですね。驚きですね。

 ・・・?

 

まぁGDPだけ言われてその国の規模感がパッとわかる人の方が少ないので安心してくださいw

 イメージがつくように色々と比較したり掘り下げたりしていきたいと思います。

  

◆各国とのGDP比較

 まず日本のGDPですが、2023年実質GDPで約695兆円です。

 つまりインドネシアは日本のGDPの約四分の一の規模という事ですね。

 更にランキングで言えばインドネシアは世界17位で、その上にはトルコ、メキシコ、スペインがいます。

 

 

◆GDP成長率比較

 次にGDPの成長率を見てみます。

 2023年は5.05%と発表されています。

 日本は1.3%です。

 コロナ明けで成長を取り戻してきたとは言え、かなり差がありますね。

 日本で5%の成長率と言えば80年代前後の頃のようです。

 つまりまだ高度経済成長期と呼ばれていた時代の勢いです。

 ちょっとイメージが湧いてきましたね。

  

◆人口比較

次に人口の観点で掘り下げてみます。

現在のインドネシアの人口は約2.8億人と日本の倍以上です。

中国、インドの14億人オーバーにはかないませんがアメリカを挟んで実は世界第4位の人口となっています。

 

更に特筆すべきが国の平均年齢で、なんと29.9歳です。

30歳を切っています。

どんだけ若いんでしょう。

日本はすでに50歳に迫ろうとしています。

平均で20歳違うって、体力測定で比べようものなら目をそらさずにはいられない差になりそうですね。。。

  

さて話を日本の80年代に戻すと、当時の平均年齢は約32歳。

今のインドネシアに近いですね!

 一方で人口構成比でみるとボリュームゾーンが30台前半であり、戦争などの影響もあって高齢化率は低いものの人口ボーナスの終焉は見え始めていました。

 インドネシアはボリュームゾーンが10代前半で、既にピラミッド型は脱しているもののまだまだ人口ボーナス期が続きます。

 つまり上述のような規模感の国が80年代の日本の勢いで成長する段階と捉える事ができます(ちょっと雑ですがw)。

 

 ◆気になる点はあるものの・・・

ちなみにインドネシアの難点として国土が日本の約5倍と広く、さらに島国で広く散らばっているという難しさはあります(国内4つの時間帯を持つ)。

 
また一人当たりGDPでみると当時日本は約1万ドル。

 インドネシアは2022年で5千ドル弱なのでここは2倍ほどの差があります。

 タイの場合は5千ドルを超えて現在の約1万ドル程度になるまで結構な期間を要しました。

インドネシアが日本のような成長曲線に乗せる事ができるか、東南アジア先達のマレーシアやタイの事例を見ると簡単な事ではなさそうです。

 

 

最後は少し気になる点にも触れましたが、インドネシアの経済指標からその規模感や勢いはイメージいただけたでしょうか?

この記事をきっかけに少しでもインドネシアへの関心が湧いた、ますます興味を持って調べたくなったなどと思っていただけたら幸いです。

 

それでは、スラマッソレ~

 

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