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【アメリカ大陸縦断記 Day131🇵🇾🇧🇷】スペイン語圏を離れる 言語が分からない不安

2/8(水)

9時くらいに起きてゆっくり準備。ケイさんと会ったので、グアラニーとドルを交換してもらった。11時すぎに感謝の言葉を伝えて出発。

すぐに来たバスをスルーしてしまい次のバスが中々来ない。「やっちまった…」と思ったが、30分くらいで来てなんとか乗ることができた。

バスが来るのをひたすら待つ

ブラジルではSimカードを買うのが大変だと聞いていたのでeSimを買おうと思っていたが、調べると自分のiPhoneは対応していなかったのでデータローミングできるSimをパラグアイで買うことにした。エステで降りるとまずはTigoの店舗へ向かう。海外ローミングができるプランは一番安いのでも15G・140000グアラニー(約2500円)とかなり高かったが、他の所でちゃんとしたものを買えるか不安だったので購入した。

お昼ごはんは、Wifiが使える・充電できる・カード払いができるのを理由に昨日と同じ中華料理屋へ。昨日は焼きそば、今日はチャーハンを頼んだが相変わらずおいしかった。  

チャーハン 20000グアラニー(約350円)

フォスのバスターミナルに向かうために大通り沿いでバスを探していると、タイミングよくフォス行きのバスを発見。料金は15000グアラニーで残金がわずかに足りなかったが、足りない分をレアルで払えてグアラニーを使え切れたのでよかった。

バスの乗客はほとんどブラジル人でポルトガル語が飛び交っている。バスターミナルから遠ざかる方向にバスは進んでいて本当に着くのか不安に思い始めた。これまでなら他の乗客にスペイン語で「これってちゃんとバスターミナル行く?」と聞いていたが、ポルトガル語が話せないので聞くこともできず言語ができないとこんなにも不安なんだと痛感した。逆に言うとこれまで中南米で過ごした約4ヶ月間はスペイン語のおかげで快適に旅ができたのだと気づいた。

無事バスターミナルに着くとまずはチケットオフィスでチケットの手続き。何事もなくできて一安心。 

17時にCascavel行のバスに乗り、3時間くらいで到着。お腹が空いていたのでターミナルのレストランでハンバーガーを食べてから、ケータイを充電しながら待っていた。

基本後ろ端の席を予約してる

22時近くになると、バスが来るたびにチケットを見せて「このバス?」とスタッフに聞くがなかなか自分のバスが来ない。同じバス会社のものが来て「今度こそ」と思ったがこれも違うやつだった。本当に来るのか不安に感じたので近くで待っていた男性に尋ねると、彼も同じバスで安心した。

その後会話が弾みポルトガル語で話しかけられるが、スペイン語と同じ単語をいくつか聞き取ってそこから言っていることをなんとか想像できるものの、言いたいことを伝えることができずもどかしかった。日本から来たと伝えると、「俺の名字は日系だよ」と言って袖を捲って「坊村」のタトゥーを見せてくれた。顔的に日系には見えなかったのでびっくりしたが、ブラジルは本当に日系が多いのだと実感した。

結局1時間以上遅れてバスが出発したが、隣には人がいないので変なプレッシャーを感じることがなく快適。携帯の充電はUSBでしかできないだろうと思い、ターミナルの売店で買うか迷って結局買わなかったのだが、まさかのコンセント式で自分が持っている充電器で充電できたのもラッキーだった。

このタイプの充電ほんとにありがたい

窓から夜空に浮かぶ星を見ていると、カラマからサンペドロに向かうバスから見えた星空がとても綺麗でずっと眺めていたことを思い出した。当時はペルーでのデモの影響でバタバタしていたが、同時に冒険している感があった。かたや今はイグアスの日本人移住区で日本語を話して日本食を食べて、今から向かうのも日本語で生活する日系人の農場。正直旅疲れして日本に帰りたい気持ちがあると認識していて、同じ旅なのに全然違う世界だなと思った。

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