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【アメリカ大陸縦断記Day12🇲🇽🇨🇺】素敵な出会いに恵まれたキューバ初日

10/12(水)

10時くらいに起きて朝ごはんを食べた。フライトは15時だが航空会社のWebサイトを見るとだいぶ怪しかったので、余裕を持って10時半ごろウーバーに乗り込んだ。30分程度で空港に着きチェックインカウンターを探すが見つからない。係の人に聞くと13時に開くとのことなのでカフェで過ごすことにした。  

パソコンを開き、まずは機内持ち込み荷物のポリシーを確認した。10kgを超過すると追加料金を取られるとのことで、暑い中厚着をしてジャケットの下にはポーチを巻いた。結局重さは9kgいかないくらいでセーフだった。

続いてカサと呼ばれるキューバの民泊について調べていた。14日まではホステルを予約しているが、その後キューバを出る17日までの3泊分をどうしようかと考えていた。AirbnbやHostel Worldにカサのリスティングがあるのでいつものごとく事前に予約しようと思ったが、ネットには直接ドアを叩いて泊まれるか聞くのが主流だとも書かれていた。結局「宿を事前に確保できている安心感」よりも「その場でどうにかしないと寝床が見つからないスリル」をとって、向こうで直接交渉しようと決めた。

チェックインカウンターに並んでいるときに前にいるおじさんに話しかけると、見た目的にもスペイン語の流暢さ的にもてっきりキューバ人かと思いきやロシア人だった(キューバ・ロシアと聞くと直感的に怖い笑)。もともと外交関係の仕事でキューバに行ったが、キューバ人の女性と結婚したのでキューバでの生活が長いと言っていた。キューバは今回が初めてだと言うと嬉しそうに色々と教えてくれて、その後は搭乗ゲートまで一緒に移動した。

チェックインカウンターで前の方に日本人っぽいカップルを見かけたので搭乗ゲートで話しかけると、世界一周をしている新婚の日本人夫婦だった。まさかメリダで日本人に会うとはとお互いびっくりしつつ旅人トークで盛り上がった。

飛行機は小さく機体も古い。中に入ると座席は狭いし客室乗務員は1人しかいないしで「これ大丈夫か?」と不安になったが、問題なくハバナに到着した。先ほどの日本人夫婦と合流してバスで市内に向かうことにした。

機体がボロボロで搭乗前だいぶ不安だった

空港でバスを待っているとキューバ人の男性が話しかけてきて、彼も市内に向かうので案内すると言ってくれた。日本のプロ野球にはデスパイネとかモイネロとかキューバ人のプレイヤーが何人かいるよと話すと、彼はまさかのデスパイネのいとこだと言ったのでめちゃくちゃ驚いた。

証拠にIDを見せてくれた笑

市内に向かうバスは自分たち日本人3人を除くと地元の人しかいなくてとても混んでいた。デスパイネのいとこはバスの料金を払ってくれたが、バスを降りたときにご飯を食べるためのお金をくれと言ってきた。親切に案内をしてくれたのはありがたかったが、純粋な親切心ではなくその裏にはお金が欲しいという目論みがあったのだと思うと複雑な気分だった。

日本人カップルと3人でご飯を食べようとなったので、それぞれの宿泊先に荷物を置いてから21:15に中間に位置するホテルで待ち合わせすることにした。いつもなら連絡先を交換してチャットができるので待ち合わせは簡単だが、キューバではインターネットが制限されているためこのような形となった。

再び合流した後どこに行こうか決めかねていると、地元の人がおすすめのレストランに案内すると話しかけてきたのでついて行った。親切に案内だけして帰ったと思ったら、少し後に戻ってきて一杯奢ってくれないかと頼んできた。結局払ったが、空港からのバスの件と言いキューバ人はお金をせびるために優しいことをするんだと印象が悪くなった。

ホステルのレセプションにて

一緒にご飯を食べたのは、トムさん・しほさん夫婦で、東南アジア→アメリカ大陸→ヨーロッパ→アフリカの順で世界一周をしているという。しほさんの実家のレタス農家にトムさんが住み込みで働いてたときに、しほさんが帰省したのが出会ったきっかけだと言っていた。トムさんはもともと1人で世界一周をするつもりだったが、コロナでできなくなったので国内で面白いことができないか探していた結果レタス農家にたどり着いたらしい。レタス農家は半年間は朝2時〜夜8時で働き、残りの半年は休みという特殊な働き方なので自分のやりたいことをできると言っていた。その他にも長々と語り合ったが、総じて色々な生き方があるのだと思った。

ホステルに着いたのは23時すぎだった。チェックインを終えるとテーブルで話していた他のゲストに挨拶をして、そのまま会話の輪に加わった。コロンビア人とフランス人のカップルとイギリス人の女の子が2人いて、どのくらいの期間どこの国を旅するのか話したり、ボードゲームをして盛り上がった。最後はホステルスタッフのパブロも加わって日本語の基本的なフレーズを教えたり、それぞれに当て字で漢字の名前を与えると喜んでくれた。

キューバに着いたのは夕方ごろだったが、初日からたくさんの出会いがあり最高のスタートとなった。

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