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【アメリカ大陸縦断記Day92🇨🇱】バルパライソで思い出に残る年越し🎇

10月1日からアメリカ大陸を一人旅しています。

刺激的な日々の中で感じたこと・考えたことを一言一句逃すまいと毎日日記を書いています。

12/31(土)

空港は電気とアナウンスで視覚も聴覚も休めずよく眠れなかった。朝ごはんをマックで食べたが日本よりも高い。パタゴニアへのフライトを予約しようとするがPCでWifiが繋がらず、スマホでやろうとしてもクレジットカードのエラーが出て買えない。昨日ノースフェイスのジャケットをどこかに忘れてしまったので空港の忘れ物窓口に行くと、「ここにメールして」とそっけない対応だった。メールを送ってからサンティアゴ市街へバスで向かった。

バスターミナルに着くと人が多くてガヤガヤしている。とりあえず1時間後のバルパライソ行きのバスをチケットを買い、売店でSIMを買った後サブウェイでお昼を食べた。バスの座席は広々していて快適。写真の容量がいっぱいだったので見返して思い出に浸りつつ、いらない写真を消しているとあっという間にバルパライソに到着。

バスターミナルの周りは汚いしマリファナの匂いがするしで明らかに治安が悪い。市バスに乗って隣に座っていたおばちゃんに値段を聞いたのをきっかけに会話が弾んだ。バス停を降りてホステルに向かって歩くが、道にはゴミが散らかっていて妙に人通りが少ない。昼なのにどんよりとした雰囲気が漂っていて、このまま歩いていると犯罪に巻き込まれるような気がして別のホステルにしようと一瞬考えたが、直前でキャンセルは出来ないし歩いて数分なのでまわりを警戒しながら早足で歩いた。なんとかホステルに到着して荷物を下ろすと緊張感からか汗でぐっしょりだった。

大晦日の夜はとても高いしニューイヤーパーティーで徹夜すると考えたので今晩分は予約しておらず明日から2泊予約していたが、スタッフのミスで明日の部屋が女性ドミトリーになっていて申し訳ないけれど泊まれないと言われた。「どゆこと…?」と思いつつも治安が悪そうなこのホステルに2泊もできないと思ったので、その場でキャンセルして明日の1泊だけ別のホステルを予約した。

Workawayをしているスタッフのアンドリューはハワイ出身で、高校生のときに旭川に交換留学していたと言っていた。まさかの出会いにテンションが上がって話が弾んだ。彼はハワイ大学を中退してしばらく旅をしていて、今後は南米のどこかの大学で勉強したいと言っていた。19歳でありながらレールからはみ出るのを恐れずに自分のやりたいように生きている姿に刺激を受けた。

アンドリューはシフトが終わった後連絡してくれたのにチェックしてなくてスルーしてしまった…

サンペドロで出会ったブルーナとベルタのホステルに向かうために18時ごろ外に出て行きとは違う道を進んだが、アーティスティクな町並みを撮る観光客もちらほらいて安全なようだ。ホステルに着くとスタッフや他のゲストとあっという間に仲良くなった。しばらくするとブルーナとベルタが1階に降りてきて、スタン、マフゴウ、イフナシオ、グレースも到着して1週間ぶりの再会を喜んだ。

アートが溢れる街 バルパライソ

自分は何も作らなかったが、みんなが作ったおいしい料理を堪能しつつ会話を楽しんだ。ドイツ人のセバスチャンとはワンピースをきっかけに話が弾んだ。「何ヶ月も旅をしていると新鮮味が薄れてしまうから自分の場合は最大で1ヶ月かな」と彼は言っていたが、旅に出てから3ヶ月が経つ今当初のような新鮮味はないので完全に同意だった。

みんな料理うますぎる

フランス人のエルザは自分の拙いフランス語に対しても我慢強くコミュニケーションをとってくれた。彼女は13年付き合った彼氏と別れたが今は1人を楽しんでいると言った。幸せの定義という深い話題になり「全ての感情の総量が大きい人生であればそれは幸せなんじゃないかな」と自分が言うと、「物事をどう捉えるかがすごく大事、例えばコップに飲み物が半分残っているときに『もう半分ない』『まだ半分残っている』では感じ方が変わるよね」と彼女は言った。

新年のカウントダウンに向けて広場に行くとものすごい人で押しつぶされそうになり、ソウルで大量の死者が出た事故を思い出してヒヤッとした。無事新年の瞬間をみんなと迎えることができ、本当にバルパライソに来ることにして良かったと思った。

お祭り騒ぎでラテンアメリカを感じた

その後もハウスミュージックが流れる屋外のフェス会場へ行き、飲んで踊って楽しんだ。途中猛烈な眠気で体調が悪くなったので入り口付近で休んでいたが、マリファナの匂いでさらに気持ち悪くなるし、至る所がトイレになっていて汚さのレベルが限界突破していた。その後会場に戻ると歩くのも大変なくらい人が増えていたがなんとか再合流できた。

3時でこの人混み

ブルーナとベルタのホステルに戻ったのは5時で、エルザが「他のゲストと同じベッドで寝るから私のベッド使っていいよ」というまさかの提案をしてくれたことにより、無事ベッドでぐっすりと寝ることができた。

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