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【アメリカ大陸縦断記Day17🇨🇺🇲🇽】素敵な出会いで溢れたキューバに別れを告げ舞台はメキシコへ

10/17(月)

7時にタクシーで空港に向かった。昨日は8時にタクシーを呼ぶようお願いしたが、空港で長く待つことを危惧して運転手に直接電話して7時に変更してもらったのだった。

昨日ホステルでデンマーク人のアギルも同じフライトだと言っていたので、空港で合流して一緒にゲートへ向かった。アギルは今大学生で、授業が対面じゃないから半年くらいかけてラテンアメリカを旅していると言っていた。ここまでせわしなく移動を続けている自分のスタイルとは違い、ペルー、コロンビア、キューバ、メキシコと一つの国に長く滞在しながら旅するスタイルでこういう旅の仕方もいいなと思った。

デンマークは大学の学費が基本的に無料なのでほとんどの人が大学院まで行くらしく、授業が全て英語で行われる大学も多いので世界中から学生が集まると言っていた。アギルは自分より若いのに英語はペラペラだし、話の端々に知性を感じて尊敬の気持ちが湧いた。

バイクでペルーを旅したアギル

飛行機の隣の席はキューバ人の女性で、着陸が近づいてメキシコシティの街並みが大きくなってくると、通路側の席から上半身を窓側に伸ばして興味津々で写真を撮っていた。真相はわからないが、おそらく海外に行くのがとても新鮮な体験なのだろう。

メキシコの入国審査では何事もなく終わると思っていたが、係の人が何も告げずパスポートを持って別室へ消えていった。「何かおかしいことした?」と不安な気持ちで待っていると、もう一人の係員を連れてきてパスポートを見ながら何やら物物と話している。その後結局入国できたが、理由も説明されずに10分くらい待たされたので少しイラッとした。アギルは出発ロビーに行って今日安く買えるチケットがないか探すと言うので、インスタを交換した上で「またどこかで会おう」と言って別れた。

空港のwifiに繋いで1時間くらいスマホをチェックした後、メトロの駅に向かった。メトロは1乗車5ペソ(40円くらい)で、窓の外で車が渋滞しているのを横目にスイスイ進んでいった。

バスターミナルには15時すぎに着き、1時間ほど時間があるのでバーガーキングに入った。クレジットカードのPINコードを押す直前に表示金額が明らかに大きいことに気づき注文を確認すると、セットの4番を頼んだつもりがセットを4つ注文したと勘違いされていて危なかった。

バスには飛行機のようにエンターテイメントがあった

バスターミナルはいくつものバス会社があって空港のように広く、自分が乗るバスのゲートを探すのに時間がかかりギリギリでバスに乗りこんだ。出発してしばらくは渋滞で全然進まず、それを抜けると乾いた大地だけがひたすら続いた。キューバの写真を見返していて、改めて本当に充実した一週間だったなとしんみり感じた。

グアナファトのバスターミナルに着くと市内に行くバスに乗ろうと思い待っていたがなかなか来ない。隣にいた若い男性でここで待ってればいいのかと確認するとそうだと言うので引き続き待っていると、結局20分くらい待った後にバスはきた。ホステルから少し離れたところで降ろされたが、先ほど尋ねた彼も自分と方向が一緒だと言うことで一緒に歩いてくれた。月曜日なのに道には人がとても多くどうしてかと聞くと、今はセルバンティーノと言う3週間続くお祭りの最中だから世界中から多くの人が来ていると言った。

グアナファトのバスターミナル

ホステルに着いたのは22時すぎで、チェックインをするためにレセプションにいるとそこにいたスタッフはまさかの日本人で、しかもこのホステルのオーナーだと言った。旅の話で盛り上がった後部屋に入ると韓国人のムンチョンがいたので挨拶し、荷物を置いて街へ出た。oxxoで水とビールを買い、屋台でタコスを買った。2つだけだったがお腹いっぱいになったし、何よりメキシコに来たんだなと実感した。ホステルに戻った後は屋上のテラスでミョンジョンとビー酢を飲みながら語り合った。ムンチョンは41歳で、ここ数年は仕事をせずメキシコ国内を転々としているという。メジャーリーグや日本のプロ野球の話、仕事の話、投資の話、円安の話、東京とソウルの家賃の話など様々な話題について話した。

タコス2つで30ペソ(約220円)

ハバナのカサを出てからグアナファトのホステルに着くまで15時間が経つほどの大移動だったこともあり、部屋に戻った後は秒で寝た。

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