【GeekSalon】メンター生活での学び(後編)
もともと1つの記事でしたが、長かったので2つに分けました。
前編はこちら
6. 定量的に考える
特にマーケ長をしていた3ヶ月でその大切さを学びました。
定量思考によるメリットを具体例ベースであげてみます。
*課題設定の重要な材料
*施策に妥当性が伴う
7. 目的は何か?全体像を理解する
「そもそもこれってなんでやってるんだっけ?」と目的を確認することは大切です。これに関して苦い経験が2つありました。
1つは、Webコース責任者の時に「コースmtgの目的は何?」とメンバーに言われたことです。
ゴールが決まっていない会議の質は低く、メンバーの貴重な時間を奪います。何気なくやりがちなミーティングこそ、改めて目的を明確化した上で行うべきです。
もう1つは、マーケ長をしていた時にシート作成に多くの時間を要したことです。全体的なゴールがあり、そこからブレイクダウンした結果、様々な作業は生まれます。
このように全体像が理解できていれば、
「今作成しているシートは、定量的なデータを可視化することで動きを促進するためのツールにすぎない。ささっと作ってもっと本質的なことに時間を割くべきだな。」となったはずです。
8. 振り返りの質
振り返りの質の差が成長角度の差に直結します。
成長角度が高いメンターの共通点は振り返りの質の高さです。
振り返りのレベルには3段階あると考えます。
例えば、こんな感じです。
LEVEL1はただの事実を並べただけで振り返りとは言えません。
「なぜ?」を繰り返すことがLEVEL2へのステップです。
そして、LEVEL2とLEVEL3の差が振り返りの質の差であり、成長角度にも影響すると思います。
似たような言葉で立体思考というものがあります。
日々の業務にはたくさんの学びが眠っています。その学びを自分の血肉にできるかは振り返りにかかっています。
9. 人の動かし方
ありがたいことにリーダーの立場を多く経験させてもらい、人の動かし方について学ぶ機会に恵まれました。
1、指示の出し方を人によって変える
DISC分析という人間の行動特性を4タイプに分類できる診断ツールに出会い、考え方が大きく変わりました。
「めっちゃ気が合う!」と思っていた人でも行動特性や考え方は異なると認識し、その人に合った指示の出し方を工夫するようになりました。
もちろんDISCが全ての判断材料ではありませんが、その人を観察した上で最適な仕事の渡し方をするというのは大きな学びでした。
2、自己開示する
仕事を任せる時、ただ役割を与えるだけではうまくいかないと学びました。大切なのはメンバーが抱える課題感や好き・得意を理解した上で適切な役割を与えることです。
そしてその根源を辿ると自己開示に行き着く、というのが僕の考えです。
信頼関係を築く第一歩が自己開示であり、特に苦手なことや弱みこそさらけだすことが大切です。
飲みに行ったり、Airbnbでホームパーティーをしたり、遊びに行ったり…仕事以外の時間も過ごす中で自己開示し合えていたからこそ、互いをよく理解して気持ちよく働けたメンター生活でした。
10. リーダー像の追求
当時はWebコースの責任者をしていましたが、「こいつのためだったら力を貸してやりたい」と思われるリーダーになりたいと思いました。
また、メンバーが幸せな状態でありながら成果を達成できるチームを目指したい、そのためにメンバー同士がお互いをさらけ出してなんでも言い合えるチームを作りたいと強く思っていました。
これはGeekのみならず「人生で何をしたいか、どういう自分でありたいか」というものにも昇華できると思います。
学生から社会人へとフィールドは変わりましたが、引き続き「自分にとっての大事なもの」を探究していきたいです。
おわりに
こうして振り返ると本当に多くのことを学ばせてもらいました。
GeekSalonには受講生時代からかれこれ3年もお世話になったので、将来何かしらの形で恩返しできるよう頑張ります!