応答セヨ

子ども達は毎日毎分毎秒で成長し続ける。
子どもって何でも吸収する凄い力を持っている。

だから周囲の大人達が何気なく言った言葉も、吸収して無意識のうちに成長し続ける自分の身体と心を傷付けてしまう。

この言葉は言わないで
(体験談も含んでます)

「そんなことも出来ないの?」

私たちは人間として過ごして結構時間経ってるけど、子ども達はまだ少しの時間しか過ごしてないの。
それなのに「そんなことも出来ないの?」って言われても…。

私たちにとっては“そんなこと”かもしれないけど、子どもにとっては“そんなこと”じゃないの。
力も違うし、身体の大きさも違うし、生きてる年数も違う。

数学苦手な人が塾に入って最初から難問を解けって言われるような感じ。
もちろん、全問正解して当たり前みたいな。
(ちょっと違うかもしれない…)

「そんなことも出来ないの?」って幼くてもすごく傷付く。
大人でも言われたら「はぁ?💢」ってなるでしょ。

この言葉を小さい頃に言われると、「自分はこんなことも出来ないダメな子なんだ…」って無意識でも思っちゃう。
そのことがトラウマとして心に刻み込まれるから、何かあったら「ダメな子だ…!」って思っちゃう。
それで、失敗や間違いを怖がるようになってしまう。

学校や保育施設などで集団で生活するようになると、一人ひとり得意不得意が違う。
でも、「あの子は出来るのに自分は出来ない…やっぱりダメなんだ…」って自己嫌悪に陥ってしまう。
出来ないことがあって当たり前なのにね。

コンプレックスを指摘する言葉

「お隣の〇〇ちゃんは可愛いのに、あなたは可愛くない」
「あなたは△△だからダメなんだ」

①の言葉と似てるけど、この言葉は身体的にも精神的にも傷付く。

実際私にもコンプレックスっていうか自分の嫌な所があった。
二の腕に生まれつきアザがあって最初は気にしてなかったけど、ある日、

「Lucaちゃん女の子なのにねぇ」
「このアザが可哀想ねぇ」

って祖母に言われた。
初孫で女の子が欲しかった祖母は私を可愛がってくれた。
幼かった私は、「このアザ、可哀想なんだ」って思った。
そしてアザを消そうと思って、掻いたりお風呂のボディータオルで擦ってた。

現在アザはあるものの、掻いたり擦って出来た傷の方が酷いんだけど。
後に二の腕のアザは旦那さんにもあると知り、コンプレックスではなくなった。

でもこれは一つの例だから。
普段からコンプレックスを隠そうとして過ごすし。
たまにいじってくる人もいるんだけど、そうすると子どもの時の記憶が蘇ってくる。
それで「これは変なんだ」って感じる。

コンプレックスは誰にでもあるから。
人間一人ひとり違って当たり前なのに、どうしてそんなこと言うの?

心の傷って本当に治らない。
気づいてないつもりでも何かのタイミングで傷口がひらく可能性がある。

私の場合、早い時期からいじめ・虐待について調べたり勉強したから何となく心の傷に気づいてた。

気づいてても傷付く時は傷付くんだけど。
(でもすぐに絆創膏くらいは貼ることができる)

でも普通に生活してるとまず気づかない。
親と同じくらいの年齢になって傷口がひらく人もいる。

だから子どもの時から心の傷を増やさないでほしい。
せめて家族内は心が休まる場所にしてほしい。
外で出来た傷を正しく治療できる場所にしてほしい。

Luca

皆さんが日々幸せを感じることが出来ますように

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