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【題未定】Macbook Air導入記──Appleエコシステムの誘惑【エッセイ】

 つい最近ガジェット環境を見直して、アップデートした。具体的に言うと、まずデスクトップPCとして所有していたiMacからノートPC、Macbook airに移行したことだろう。この数年はiMacとWindowsノートを併用して使っていたが、どうにも自分の生活スタイルにはデスクトップの活用が難しいことに気づいてきた。またWindowsPCも写真の編集などがやたらと時間がかかるようになってきており、性能的にも限界を迎えていた。そこでノートPCを新調し、デスクトップ環境をからモバイル環境へと移行することにしたのだ。

 その際に悩んだのがWindowsとMacbookの二択である。WindowsであればLenovoのThinkpadの中級モデルを選択肢に考えていた。そもそもどうしてiMacがあるのにWindowsノートを利用し続けていたかというと、そこには明確な理由が存在する。

 数学の教材を作成することができるStudyaidというプリント作成ソフトが存在する。これはWindows専用のソフトであり、自宅でも利用していたためどうしてもWindows環境を変えることができなかった。ところが最近になってこのブラウザ版の使い勝手がかなり向上し、自宅で軽く利用する程度の用途には耐えられるようになった。ブラウザアプリであればMacでも問題なく利用できる。そこでMacbookも購入候補として考えるようになった。

 結局のところ、決め手はエコシステム、すなわち連係機能である。現在私はメインのスマホをiPhone12miniとしており、スマホとの連携を考えるとどうしてもMacに軍配が上がる。サブスマホをAndroidにしていたが、Windowsとの連携機能は存在はするが使いにくい印象である。そこで正月にMacbook airのM3チップ、16GB、512GBを購入した。初売り時期であったが、それよりも学割の割引率が高かったため、Appleのサイトから直接学割で購入した。

 そうしたわけで、そのPCは現在、仕事、教材作成、写真編集などフルに活用している。ところがPCの問題が片付くと気になりだしたのがiPadの存在である。数年前に無印iPadを購入して利用していたが、コロナが収束してオンライン授業が無くなると持て余していた。手書きができるデバイスという利点はあるが、いかんせん持ち歩くには大きすぎたのだ。現在は子供のお絵かき専用の端末と化していた。これをどうにか活用しようとして考えたのがiPad miniである。これならばMacとの連携も可能、かつ持ち歩きにも不自由しない。しかもiPhone miniの小ささをカバーできるデバイスとなるはずだ。

 ところがiPad miniは高い。セルラーモデルの場合先代の6代目でさえ中古で7万円、最新の7代目は10万円ともなる。残念ながらそれほどの予算を捻出することは難しい。諦めかけていた時に思いついたのが5代目のiPadである。これならばセルラーモデルの256GB版でも4万円を切る価格で中古が存在する。そして現時点では最新のiPad OSに対応している。これこそが最適解である。

 そこからの動きは早い。無印iPad9を家人に譲り、サブスマホのPixel6aを売却。中古のiPad  mini5を購入するまでほぼ一晩で済ませてしまった。

 そして現在、私の手元にあるのがiPhone12 mini、Macbook air、iPad mini5の三台である。Macbookは持ち歩くことはそうないため、家、特にダイニングテーブルで利用する。iPhoneとiPadは基本的に常に持ち歩いて利用している。以前の体制よりも明らかに連携性が高く、非常に満足している。

 現状、すっかりAppleの術中にはまってしまったわけだ。以前はカスタマイズ性が低いためにApple製品が苦手だったが、ガジェットが日常の道具と化してしまったため、あまりその点に関して気にならなくなったのも大きいだろう。

 ひとまず、数年間はこの体制でプライベートと業務でしっかり活用していこうと思う。それにしてもAppleのエコシステムの快適さは恐ろしい。これが恐ろしくて手を出していなかったぐらいだ。

 しかしこうなるとAir podsに興味が出てくるのだが…。さすがにイヤホンを中古で買う(過去、Sony製のイヤホンを中古で買った経験はある)のはなかなかに勇気がいると二の足を踏んでいるところだ。


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