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ABEMA Primeに出演するという謎の経験をまとめてみる
ABEMA Primeからの出演依頼
先日、XのDMで馴染みのないアカウントからのメッセージを貰いました。その送り主は「Abema News取材用」を名乗るアカウントです。
そのDMによると、私が書いたnoteの記事を読んで、ICTやNIEに関するコメント要員としてABEMA Primeに出演を依頼したい、とのことでした。
正直、こちらの記事はそこまでいいねが伸びていないため記事としての評価はいま一つだと思っていたのですが、どうやら幸運なことに担当者の目に留まったとのことです。
私自身、こうしたテレビやネットメディアの出演経験は皆無であるため、非常に物珍しいことばかりでした。
ここではその出演依頼から出演までの流れをまとめたいと思います。
出演までの流れ
以下、出演の依頼に関してのアポイントから出演までを時系列に並べていきます。(内容に関しては公開NGとのことです)
10:45 担当A氏よりDMが送られてくる
11:26 A氏に返信
12:30 電話で担当A氏と具体的な内容に関して打ち合わせ①(10分程度)
16:42 電話で担当B氏が打ち合わせ②(10分程度)
17:13 再度電話で担当B氏と打ち合わせ③(10分程度)
19:58 台本がメールで送付される
20:20 ZOOM接続テスト(10分程度)
20:50 ZOOM入室
21:00 放送開始(30分間の出演)
いわゆる子供の時から想像していた「テレビ出演」的な物とは異なり、かなり慌ただしいというのが感想です。
アベプラの毎日生放送という番組の特性もあるとは思いますが、このスケジュールを毎日こなしている方には頭が下がる思いです。正直、この慌ただしいスケジュール感の仕事を連日抱えるというのは労働負荷が相当に大きいのではないでしょうか。
電話での打ち合わせはかなり詳細に話を聞かれた印象です。電話中にキーボードを打つ音が聞こえていたので、おそらくその時に台本を入力されていたと思われます。
実はこの日、下の子が発熱をしていたため仕事を早退し、上の子の送迎などを行いつつ電話対応をしていたため、非常にバタバタしていました。
帰宅後、下の子の病院も終わって夕食を取ったのち、妻が子供たちを寝かしつけ、その間に接続テスト、そこからの出演のスケジュールとなりました。
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出演後の感想
思った以上に緊張し、発言が固かったのが大きな反省点です。また、想像していた流れとは異なり、NIE推進派の関口氏がスタジオで批判的な意見に囲まれたため、なおさら私が発言する機会がありませんでした。
議論が白熱しているときにオンライン側では話に入っていくのが難しいのはそれこそ番組前半で話題になったICTのデメリットかもしれません。
驚いたことはいくつもあります。
まずは当日の出演依頼であるということです。初めにDMを見た時は見間違いかと思いました。
これまでも教員間の勉強会などをZOOMで行う際に講師として招かれた経験はあったのですが、流石に当日の午前中の依頼というのは初めての経験でした。
ネット番組ではあれども、テレビのキー局に関連する会社とはらしからぬ印象を受けました。良く言えば臨機応変、悪く言えば行き当たりばったりな印象でしょうか。
その一方でさすが、と感じたのは台本がしっかりと作られていたということです。WORD形式なのには面喰いましたが、作り込みや深掘りした内容は大手テレビ局傘下の面目躍如といったところでしょう。(19:58という直前に送られてきたのはご愛嬌と思うことにします)
総合的な感想
まず、番組の内容に関しては特に触れないでおこうと思います。私の主張はnoteに書いてあります。番組の尺の中ではそうしたものを全て言い切ることは不可能で、消化不良は致し方ないでしょう。
またZOOMとリアルの場での意見交換や議論は温度差が大きく、口をはさむのが難しい印象を受けました。基本的に司会の方のフリが無いと発言が上手くできないというのは不完全燃焼でした。
加えて想像以上に問題発言にならないかどうかを気にしてしまったところはあったと思います。組織に所属する人間としてはこの辺りを考慮するのは不可避です。
しかしリモートとはいえ、人気番組の収録に参加できたことは非常に良い経験となりました。特に自身が比較的頻繁に視聴する番組に出演するというのはそうそうあることではないでしょう。
さらに言えば、番組そのものの出演もそうですが、それよりも2年以上に渡って毎日書いているnoteの記事が誰かの目に留まり、それがきっかけでメディアの場に呼ばれたということが私には嬉しかったのです。
さて末筆ではございますが、スタッフの皆さん、それから出演者の方々、大変お世話になりました。あまりない経験でもあり、非常に興味深い時間を過ごさせていただきました。
機会がありましたら、またお呼びいただければ幸いです。