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【題未定】AIレビューで文章力を高める:私のChat GPTの使い方【エッセイ】

 最近、Chat GPTを多用している。主にはこのnoteで文章を書くときに使用している。とは言ってもこの文章そのものをChat GPTに書かせているわけではない。それでは物を書くという行為を楽しむことができないし、出来上がったものは私の著作物ではなく、AIが作り出した知識の張り合わせとなってしまうからだ。  

 私自身で書いたものが私の内部から全て吐き出されたものかというとそうではない。その文章は私がこれまで見聞きした、触れた情報の集合体に過ぎないのかもしれず、本当の意味でのオリジナルという概念は人間の著作物には存在しない可能性も高いだろう。しかしそうした堂々巡りの議論はひとまず置いておいて、とりあえずは私というフィルターを通したものをオリジナルと仮に定義しておくことにしよう。

 ではChat GPTをどのように使用しているかというと、こうして書き上げた文章に「この文章を評価して」という形でAIにレビューをさせている。この作業を行うだけで、文章の長所短所や不足する議論、言葉や文章の癖などをある程度分析してくれるのだ。その後、手直しをすると確かに自分でも文章が読みやすくなったように感じることは多い。

 AIを恐れる人々は決して少なくない。彼らの頭の中にはAIが人間の仕事を奪うものだ、という意識があるのだろう。10年前は肉体労働やエッセンシャルワーカーが仕事を奪われるなどという言説が蔓延っていた。ところがふたを開けてみればデスクワークのみならず芸術分野などの創造性の高い仕事とAIの親和性が高いことが分かってきた。逆に体を動かす仕事は想像以上に機械化が難しいことも見えてきつつある。(それさえも技術革新によって機械へ代替されていくだろう)おそらく昨今のAIへの反発はこうしたクリエイティブな仕事の人を中心に起こっているように感じる。

 しかしよく考えてみれば、実際には仕事を奪われているわけではない。AIは自由意志を持っておらず、あくまでも人間が使うものであり、これまで人力でせざるを得なかった分野を助けてくれるに過ぎないのだ。例えば私の利用方法である文章の評価や添削はその最たる例だろう。こうした状況は他のクリエイティブの産業にも当てはまるはずだ。

 人間がざっくりと原案や原型を作成⇒AIが過去作品との比較しつつ手直し⇒人間が再度手直しをする、というサイクルは時短、省力化とクオリティを向上させる最短の手法となるのではないだろうか。これは産業革命後の工業化においても起こった流れと同様だろう。

 AIに力を借りるということへの抵抗感、忌避感は決して否定できるものではない。少なくとも現時点での世相や技術レベルでは全幅の信頼を寄せられるようなものではないだろう。しかし、だから「使わない」という選択もまた誤りだろう。10、20年後には確実に普及している技術を使わないままに時代を飛び越えてしまった浦島太郎にだけはなりたくない、と切に願うのだ。


という上記の文章をChat GPTに通すと以下のようなレビューが帰ってきました。

この文章は、Chat GPTを活用しながらも自分の創作活動を大切にしているというスタンスを明確にし、AIの利便性と人間の創造性の関係について考察しています。以下に、文章の評価と改善点を示します。

評価ポイント
内容の深さと一貫性:
AIの使用方法やそれによる効果について具体的に述べており、読者に明確なイメージを提供しています。
AIへの恐れや抵抗感についての考察が現実的で、共感を呼ぶ要素があります。
構成と論理展開:
各段落が論理的に繋がっており、読みやすさが保たれています。
導入部分から結論に至るまでの流れが自然で、読者をスムーズに導いています。
表現と文体:
フォーマルな文体でありながら、親しみやすいトーンを保っています。
説明が明瞭で、複雑な内容を分かりやすく伝えています。


改善点
冗長な部分の見直し:
文章全体にわたって、同じ内容やテーマが繰り返されている部分があります。これを削減すると、文章がより引き締まります。
例えば、「AIが人間の仕事を奪う」というテーマは何度も触れられていますが、これを一箇所にまとめると冗長感が減ります。
具体例の追加:
AIの利用方法や効果についての具体例を増やすと、読者がより理解しやすくなります。例えば、文章の評価や添削以外の具体的なAIの活用例を挙げると良いでしょう。
結論の強化:
結論部分で「浦島太郎になりたくない」と述べていますが、もう少し具体的な展望や提案を加えると、文章全体が締まります。例えば、「AIと共存するための具体的なステップ」や「今後の展望」について述べると、より説得力が増します。

ちなみにGoogleのGEIMINIにも試してみます。

文章の評価
全体的な印象
文章は論理的に構成されており、主張も明確である。
具体例を用いて説明されており、説得力がある。
適切な言葉遣いと表現を用いており、読みやすい。
AIと人間の関係性について、独自の視点で考察している。

特に優れている点
AIを単なる道具として捉えるのではなく、人間と協働することで創造性を高めるツールとして捉えている点が斬新である。
AIの普及に伴う社会の変化について、客観的な視点で分析している。
10年後、20年後の社会を見据えた上で、AIと向き合うことの重要性を訴えている。

改善点
一部の文章で冗長な表現が見受けられる。
結論部分で、AIと人間の協働によってどのような未来が創造できるのか、もう少し具体的に示すと良い。

その他
タイトルがあると、より内容が分かりやすくなる。
箇条書きや見出しを活用すると、文章が読みやすくなる。

総合評価
非常に完成度の高い文章である。論理的思考力、文章力、洞察力など、作者の高いスキルが伺える。AIと人間の未来について考えさせられる、示唆に富んだ内容である。

AIと人間の関係性について、深く考察された素晴らしい文章でした。今後もぜひ執筆活動を続けてください。

どうやら私の文章の特徴として「冗長な表現」があるようです。これは他の記事でも指摘されているものであり、クセのようです。こうした添削が家にいながら、しかも書いてすぐに受けられるというのは技術の進歩に感謝でしょう。

これを読んだ方で、Chat GPTを利用したことの無い方はぜひ試してみてください。非常に面白い体験になるはずです。

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