Jammの給与・SO全部公開します!
給与・SOの全てを公開してます
会社として給与・SOに関してオープンであるほうがいいと思い、Jammでは社内のnotionにて誰がどのポジションでいくら・何株もらっているのかを100%オープンにしてます。
本noteはこのnotionドキュメントをそのまま日本語にしただけの内容を記載してます。
是非今後Jammieになることを検討している方にとってこのドキュメントが参考になると幸いです。
(なお本記事はSOについての基本的な知識があることを前提に書いてますので、必要であれば是非他のSOについての解説note等を参考にしてください。)
※このnoteに記載されている給与体系(キャッシュ・SO)は、2023年8月2日時点のものであり、経営状況等によって変更する可能性があります。
気持ち:日本の給料は安すぎる
現在の日本の給与水準は低すぎます。
海外のテック企業だと2000万円以上のポジションもかなり多くなってきている中、日本のスタートアップだと給料数百万円でSOも持ち出し不可・量も少ないようなケースが多い気がします。
(アメリカのテック企業の給与は大体ここで見れます:https://www.levels.fyi/)
JammのJammieに対しての給与に関する責務は、リスクを取ってもらう代わりに適切な金銭的リターン(キャッシュ+SO)を提供することです。
具体的にJammとしての目標は、IPO時に最低でもエンジニアの平均給与が1200万円以上であること、そしてビジネスメンバーの平均給与がその時点で最低でも1000万円であることです。
SOに関しては業界最高レベルの水準での付与を目指してます。
給与体系に関して
給与はキャッシュとSOの部分に分かれてます。
当たり前ですが、会社のリソースとして、初期はSOが多く・キャッシュが少ない、よりレイターステージになるとSOが少なく・キャッシュが多い、という状況になります。
それに合わせて、Jammieの給与も初期はSOが多く・キャッシュが少なく、時間が経つにつれて、SOが少なく・キャッシュが多くなります。
キャッシュ部分に関して
これが実際のJammの現在の給与テーブルになります。単位は万円です。(エクセルスクショそのままです)
ごく一部の例外を除いて、JammieはLevel 3/4での入社になります。入社時Level 3入社の場合は年収700万円、Level 4入社の場合は800万円です。
パフォーマンスが高いメンバーはその代わりスピーディーに昇進する評価体系を導入する予定です。半年ごとに各Jammieのレベルは見直され、強いメンバーはどんどんステップアップしてもらいます。
会社が成長して、より多くの利益が創出できるようになれば、全体の給与水準もどんどん見直して上げられるので、みんなで頑張っていきたいところですね。自分の気持ちとしてはこの表の倍くらいを目指したいです。
SOに関して
総SOプールに関して
JammはSOプールが20%になります。多くの日本のスタートアップは10%前後のSOプールですが、Jammはグローバルスタンダードに合わせて20%確保してます。これは単純にJammがJammieに対して2倍程度のリターンを返すことを意味しています。(SOに関しての説明は色々他の方のnoteでも解説しているので、詳しくない方は参考にみてください。)
まず、現状に関してですが、Jammは普通株を10万株発行しています。そして資金調達する際に優先株式を発行し、7~8年後には20万~30万程度の総株式発行数になると思われます。20%だと上場までに4万~6万程度のSO付与が可能になるイメージです。
SO分配に関する基本理念
このSOをどのようにJammieで分けるか、が重要なポイントなのですが、以下の基本理念をベースに作成してます。
早期入社者に多くSOを付与する
ポジションが高い人に多くSOを付与する(≒パフォーマンスが高い人に多く付与する)
Jammでは半年毎に有償SOをポジション毎に決まった量を付与する仕組みを導入しています(なぜ有償SOなのかは話が長くなるので本noteでは説明を省きます。)
SO付与テーブル(2023年8月2日時点)
これが実際のJammの現在のSOテーブルになります。単位は株です。(これもエクセルスクショそのままです)
まず役職ごとにBase SOが設定されてます。それに対して年毎のmultiplierがあり、例えばlevel 4, year 3の一年間のSO付与数は「40 x 3.5 = 140」になります。(year 1だけ創業年なので、0になってます)
Base SOに関しては昇進するとより多くのSOをもらえるようになってます。Level 4だとBase SOは一年毎に40株ですが、Level 9のVPだと150株です。シニアメンバーと比較して、VPが約4倍のSOをもらう設計です。
Yearly multiplierですが、5→3.5→2→1.25→1のように年々下がっていきます。これは創業初期において、上場直前と比較して、リスクが約5倍くらいは違うのでは?というイメージで設定してます。徐々にリスクは減っていくので、年々付与されるSO数は減っていく仕組みになってます。
言い換えるとyear 2に在籍している人はyear 7の人と比較して5倍のSOを得ることができます。絶対早く入社したほうが得です。
実際どのくらいのSOになるのか
このテーブルをもとに足し算すれば計算できるのですが、Level 4→Level 5→Level 6と二年毎に昇進した場合、合計は6年で728株です。
これは現在株式の0.728%の相当します。他のスタートアップと比較しても相当多いと思います。
どのくらい上場・M&A(買収時も行使可能です)までに希薄化するかによってリターンは変わりますが、例えば1000億で上場して希薄化が50%の場合、上場時に0.364%保有することになるので、売却時に株式約3.6億円分保有していることになります。
そして退職時にSOは基本的に失効しない
Jammの有償SOは付与後一年在籍していれば、失効しない仕組みにする予定です。4年在籍して退職した場合、最初の3年間に付与されたSOが持ち出しできるようになります。
最近退職時に失効しないというSOも日本で増えてきてはいますが、まだかなり少数派だと思います。
最後に
JammではLevel 3のメンバーからテックリードやCTO候補を含めたエンジニアの方まで積極的に採用中です!
Culture Deck: https://speakerdeck.com/jamm/jamm-culture-deck
2025年まで8人前後の少数精鋭チームで走ることを目指しており、あんまり人数は採用できないので、是非ご興味ある方はcareers@jamm-pay.jpまで早めにご連絡ください。
Let's get Jammin'!