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何度でも、愛に行きます

ずっと真夜中でいいのに。
原始五年巡回公演「喫茶・愛のペガサス」
ライブレポ

9/21 相模女子大グリーンホール
9/28,29 川口総合文化センター リリアメインホール
10/14 水戸市民会館 グロービスホール
11/10 よこすか芸術劇場
12/21,22 東京ガーデンシアター
(12/20のDAY OFFにも足を運んだ)

の計7公演に参戦
元々は相模と12/21のガーデンシアターだけの予定だったが、相模であまりにも感動しすぎて急遽参戦しまくりで結局7公演
おかげでこの公演を誰よりも堪能できた自信がある

このレポの下書きは相模や川口あたりで書いたものだが、ツアー自体公演を重ねるにつれ変化している部分があるので、最後に参戦したガーデンシアターで変わっていた部分は「追記」と付けたり付けなかったり、、
個人的に今回はそういう変化も楽しめたツアーなので敢えて消さずに追記方式で書いていきます

会場外

会場のブースは毎度同じようにツアトラ、FCブース、物販、ガチャ、オープンリールの撮影スポットだったが、今回はいかんせん物販の量が過去と比べても多すぎる
物販の商品紹介ブースと服の飾り棚を見てると欲しいものばかりで目が眩む
結局デニムジャケットとカーディガンを買う代わりに今回はロンTとガチャを買わないという選択肢を取ったが、まだ欲しいものがたくさんある

ガチャの長蛇の列やいろんなグッズを見に纏うずとまろさんやコスプレイヤーを見るとずとまよのライブに来たなと実感する
そんな風景を横目に会場に入る

会場内

会場内に入るとまずステージとの近さに圧倒される
基本的に1000〜2000のキャパで回っているため、アリーナでド派手にやるというよりかは、それこそ喫茶店のようにこじんまりとやるツアーなのだろう

そしてステージに目を移すと、左手にドラムス、右手にキーボード、中央にACAねさんの立つステージと、これまでステージセット凝りまくってきたずとまよとは思えないくらい、質素なステージとなっていた。
それでもやっぱり普通のバンドよりかは豪華で、「喫茶・愛のペガサス」と書かれた看板に5列くらいにもなる食品サンプル棚、電子レンジに扇風琴、そして喫茶らしく?蓄音機が真ん中に置かれていた

開演

照明が落ちると、杖をついていまにも力尽きそうな旅人がステージ袖から現れる

舞台は砂漠だろうか、風が強く吹いていて演者は汗を拭くような素振りをしていた

ついに力尽きて倒れかけたその時、旅人は目の前に「喫茶・愛のペガサス」を見つけ、ドアベルを鳴らす

(追記.ガーデンシアターでは砂漠の強風のSEはなく、ステージ上手の馬のぬいぐるみ?を撫でたり、「喫茶・愛のペガサス」のメニューをライトで照らしたりと砂漠で倒れそうな人というコンセプトがなくなっていた
最後に「御用の方はベルを鳴らしてください」という文言をライトで照らしてベルを鳴らしていた)

すると蓄音機から可愛らしいレトロな音楽が流れ始め、うにぐりくんを乗せたペガサスがUFOやロケットと一緒に星空を翔ける
しばらくそれが続くと、音と映像が乱れて、オープンリールとアンサンブルが幕の内側から照らされる
不気味なメロディを奏でると幕中央にうにぐりを乗せたペガサスが現れて、その後ろにACAねさんが照らされる

マリンブルーの庭園

「高鳴る夜は眠れない」

そう歌い出したのが今回の始まりの合図だった
いつも立ち上がりはしっとり始め気味なずとまよだが、これほど静かに始まったライブは、アコースティック編成であった前回の泥団子ツアーさながらであった

頭サビが終わると幕が落ちる

やはり、あのずとまよがシンプルなステージでやるわけがなかった

「喫茶・愛のペガサス」と書かれた看板の奥にはバーとカウンターが現れ、隣には書斎だろうか、それとも楽器部屋だろうか、こじんまりとした部屋があった
その2階部分には大きなさくらんぼのオブジェ
ACAねさんはその前に立って歌っていた
その両端にへトランペットとトロンボーン(どっちがどっちまではわからなかった)
その右隣に今回初めて見るアンサンブル(ガーデンシアターではパーカッションと呼んでいた)というパート
左には電光掲示板
その電光掲示板の下にオープンリール

まとめると
1階部分に、右からキーボード、ギター、ボーカル(扇風琴)、ベース、ドラムス
2階部分に右からアンサンブル、トロンボーン?ボーカル、トランペット?電光掲示板
中2階?部分の左側にオープンリール2人

というような編成であった

ステージセットを説明するだけでこの文量
ただのホールツアーにも関わらず、いわゆる普通のバンドがやる編成に加えてそこまでステージ凝ってしまうなんて、、さすがずとまよといったところだろう
果たして指定席8000円で元は取れているのだろうか、、、笑

1番を演奏し終わると、一階部分に降りてコソコソしだすACAねさん

マリンブルーの余韻のまま暗闇と静寂に包まれている観客たちは静かに次を待っていたが…

ミラーチューン

「1!2!3!4!」

ドラムの掛け声と共に響き渡るギターのカッティングと、マリンブルーとは打って変わって7色にギラッギラ光る照明

マリンブルーからのあまりの緩急に戸惑う観客たち
立つべきか?いやでもさっきまでマリンブルーだったし、、、
そんな戸惑いが目に見えてわかってしまうほどだった

しかし

「3.2.1‼︎ミラーチューン‼︎」

と響き渡れば、もうそこはいつも通りのダンスフロア
あぁ、ずとまよのライブに来たんだなとバチバチに実感させられる

耳でも頭でもなく、身体が喜んでいる

ミラーシューターを振り回しながらパラパラを踊るACAねさん
いつもライブ後半の盛り上がりで使われていたミラーチューンは切り込み隊長としても最強にライブ化けしていた

曲が終わるとドラムがねっとりとした雰囲気で叩き出しトランペットがそれについてくる
まるでだらしなく行進しているかのような音色

かと思いきやドラムがいきなりガッツリリズム刻み出す

お勉強しといてよ

があああああああああああああきたああああ
あああああこれだよこれ!このぶちあがる感じ‼ ️ 叢雲以来半年以上燻っていた気持ちが解放されてもう止まらない

テンションはもうすでにカンストしてそのままサビで暴れようとしたら…

「ずっと真夜中でいいのに。です」

がああああああああうあああああああああ
ライブ中はテンション上がりすぎてお決まりのこのセリフいうことを忘れていたけど、ついに、ついにお勉強でこれを言う日がきたか!!!!!そんなかっけーことある!!!!

もうね、ひたすら最高でした

勘冴えて悔しいわ

「1!2!3!4!」と聞こえてくるとまじで間髪入れずに勘冴え
こんな最強なことある??
もうこうなったら脳内物質溢れて止まらん止まらん
ただひたすら暴れまくりでした

テクノプアのアレンジを引き継ぎつつも新たにアンサンブルと管楽器隊のソロをキーボードソロ前に加えていた

ラスサビの「ゲラゲラゲラ道を塞ぐ民よ」からのドラムアレンジががちエグすぎて悶絶してた

ワンハーフであったがそんなのどうでもいいくらいボリューミーだったたぶんフルでやられてたら死んでる

馴れ合いサーブ

口笛のSEとドラムが炸裂しまくる
なんだこの威圧感はと圧倒されていたら、ギッチギチに歪ませたギターでイントロのリフを弾き出すACAねさん

大変でございます、事件でございます
今回のツアーで初めて馴れ合いサーブ聴いたわけだけれども、ちょっとこれやばすぎる
ギターの音圧、そして何より人殺せるレベルのベースとドラムス
ホールで鳴り響く爆音に焦がれて叫び散らかす「アイアイ‼️」

初めて音源聞いた時はちょっと微妙だとか抜かしてたけど、そんな戯言二度と言えなくなるほどボッコボコにされた
2023ライブ化けランキング圧倒的1位ですよ、、、

あまりにも大優勝すぎて気づいたら頭勝手に振ってた(だいたいの連番に引かれた)

MC

(以下ACAねさんが台本を持って読み上げたセリフ
※以降のセリフも含めて一言一句正確ではないし変わっていった部分もあるのでニュアンスで捉えていただけると助かる)

原始5年、巡回喫茶、愛のペガサスへようこそ
ここは、痛みを焙煎し、日々、照れずに伝える心を持つものだけが辿り着ける喫茶
申し遅れました、私はこの喫茶を経営しているペガサス役のACAね
また、この喫茶は環境に配慮して、現地の危険な民族を現地雇用しています
焙煎士であり、戦士でもあります
紹介します愛の焙煎士、ラブバリスタ
(演奏隊が照らされる)
(その次のしゃもじの説明までは流石に覚えきれなかった)
日々の生活で腐敗した香りは時間をかけて再良品の香りとなる
それは人工的に作れるものじゃなくて幾重にも重なる出会いや環境の偶然によって変化する
偶然集まった皆さんとの今日にしかない音を奏でる、それが当店自慢のメニューです
そろそろ次のメニューのお時間です

と読み上げると蓄音機からメロディが流れ出す

山口百恵 - プレイバックPart2
中森明菜 - スローモーション
今泉今日子 - あなたに会えてよかった
ずっと真夜中でいいのに。- 夜中のキスミ

の順番で流れる
「それでは聞いてください。夜中のキスミ」

夜中のキスミ

レトロ喫茶にいかにもかかってそうな選曲
しょがすと目線のこの曲が今回は猫の曲ではなく喫茶の曲になっていた、切なさを感じるというより楽しさを引き立ててたように感じた
ACAねさんの横揺れがかわいくてずっと真似してた

違う曲にしようよ

鷹踊以来でイントロきた瞬間叫んだ
めちゃくちゃ好きだからやってくれて嬉しかった
サビはノリノリで手上げる気だったけどクラップ指示
最初残念だったけど、クラップはクラップでグルーブめちゃくちゃ感じれて、これはこれでよかった
新たな視点で違う曲を楽しめた
(追記.ガーデンにもなってくるとこのクラップがないと違和感になるくらい染み付いてた)

2サビ終わりで音が朽ちていくように消えていくと、電光掲示板にうにぐりくんが座るイラストが現れ着席指定がかかる

不法侵入

ACAねさんが歌い出すと、キーボード、アコギ、アンサンブルがそれについていく
1番まではその編成でアコースティックアレンジとも言えるような音色だった
2番になるとベースとドラムが入ってくるが、それでもエレキは使ってないのでどうしてもしっとり気味になる

泥団子の時はアコギ、ピアノだけなのにも関わらずリズム感全面に出してて、めちゃくちゃロック感じたが、それよりも編成の多い今回ではバラードをとても感じた
音だけでいい
ステージ見たくないほど澄んで綺麗な歌声と音色だった

ラスサビの頭でACAねさん以外の演奏が止まる瞬間、赤い照明がACAねさんに集まり、ACAねさんが空間を支配する

「この距離感を一体どう受け取っていい?」

時が止まったかのような感覚に囚われるがACAねさんのこれでもかと力のこもった歌声がそれを引き裂く
そこからのラスサビ、アウトロは本当に半端じゃなかった

「君じゃなきゃだめなんだよ」

からドラムがとんでもない圧で入ってきて、そのテンションにバンド隊が続く
それまでのアコースティックアレンジが嘘かのようにそれぞれが音を掻き鳴らし、プレッシャーが尋常じゃない、ロックで圧巻のアウトロとなった

上部の私自身なんだよ

不法侵入に圧倒されたまま上部の私自身なんだよに入る

ここで今回のツアー「喫茶」のコンセプトを察する。
喫茶らしい落ち着くピアノの音色や日々の痛みや背負った傷をその場の雰囲気に任せてだべるように演奏し、共有し合う
僕らが喫茶店で日々のあれこれを友達と話すように。
そういう場として喫茶を設けたのだろうな

そう思わされるような演奏に感じた

「やけに広い駐車場にぽつり〜」のところで電光掲示板に曲名映し出される演出がなんだかMVでありそうだなーって感じで個人的に好きだった

MC

お楽しみいただけてますでしょうか?
そろそろランチのお時間です
当店には日替わりメニューがございます
今から読み上げるのでしゃもじ拍子で決めてください
A.奥底でグツグツ煮込んだルーツカレー
B.薄っぺらい生地のマターネ地方で採れた幻の青魚を使ったホットサンド
C.雲丹や栗などの木のみをふんだんに使ったおにぎり
追加.一言目は「久しぶり」と言いたくなる懐かしのハムサンド
追加.〜とソフトクリームを添えた12時にグッナイプリンアラモード
(12/19のガーデンシアターではグラスとラムレーズンやったらしい)

ベルを鳴らして「オーダー!(メニュー名)!大盛りで!」というとバンドメンバーが答える
そして2階に上がってメンバーと打ち合わせをする

打ち合わせが終わると、
本日のメニューの〆にはみなさんにもしゃもじ拍子でご参加頂きます
それまでは静かに即興の調理をお楽しみください
とセリフを読み上げ演奏に入った

それぞれの公演の詳細を書いたらキリがないし忘れてる部分もあるので省略するが、今回のコンセプトに合わせて、スパイスとか香辛料を探しにいったり、師匠と弟子の物語とACAねさんが指定していた

ガーデンシアターでは追加公演のコンセプトに合わせて中華風アレンジを何日もしていた

歌唱部分が終わるとパートのソロをACAねさんが指図したりしなかったり

最後のアウトロでしゃもじ用意!とACAねさんが言ってしゃもじを取り出し客席に指示を送る
四拍子から始まり、終盤になると十六拍子の速いテンポでしゃもじを叩かせた

お口に合いましたでしょうか?
と聞くと下の階の元の位置に戻る

正しくなれない

即興演奏の穏やかな雰囲気を切り裂くようにACAねさんの高音が響き渡る

ただひたすらにかっこいいステージだった
こういうロックバラードを座って舐め回すように聴けたのがほんと最高だった

曲が終わるとアンサンブルが鎖と掃除機を鳴らし、ドラムや他のメンバーがそれについていく
独特なリズムでACAねさんが歌い出す

眩しいDNAだけ

ロックンロール、此処に有り
圧倒されすぎて手を上げることすらできなかった
ただ、はしゃぎまくる目的で来たライブにここまで音で圧倒されるなんて思ってもみなかった

一度鷹踊で生で聴いたことはあったが、ホールだからなのだろうか、その時よりもはるかにプレッシャーがすごい

淡々と演奏するバンドメンバーと本心を見せない歌詞をこれでもかと真っ直ぐに歌うACAねさん

照明が一気に赤くなる

「満たされていたくないだけ」

キー2つくらいあげて(体感)ACAねさんが叫ぶと白くフラッシュしまくる照明
キーボード、ドラムスがACAねさんを上回るテンションで炸裂する

殺してやると言わんばかりの演奏と音圧に、ただ固まって圧倒されるしかない4分間だった

マイノリティ脈絡

演奏で殺したあとはセトリで殺してくるつもりかwww

独特なイントロが眩しいDNAだけの余韻を掻き消して、これからを予感させる
体が自然と揺れる

叢雲でまさかのセトリ落ちしてテクノプア以来約1年ぶりのマイノリティ
しかもホールでの爆発力は、本当に半端じゃない
眩しいDNAに続き、音圧で圧倒されまくるが、DNAとは対照的に暴れまくる

これだ、この大所帯バンドの爆音を受けて心身ぐっちゃぐちゃになる感覚
これがずとまよのライブだ

「まだまだ行けるかー!」
演奏後の静寂にACAねさんの声が響く

(まだまだいくぞー!って言ってる公演もあってすごいかわいかった)

低血ボルト

イントロ爆沸き案件
まじでいつぶりのセトリ入りだ?というかそもそも全然ライブで聴いたことない?レベルであったが、もうこりゃやべえ
これといい勘冴えといい、ずとまよのライブで盛り上がるアップテンポといえばこれ!って感じがすごい

2サビに入ると途中から(サビ頭ではなく途中から‼️)(追記.横須賀?あたりからサビ入りで転調してた)無理矢理ラスサビのキーに転調するとかいう意味わからん暴挙に出てそのままアウトロに向かっていく
ACAねさんの発想はどこまで型破りなんだ、、

曲が終わると間髪入れずにベースが独特なリズムでソロを始め、オープンリールがそれについてくる

このスラップに、幽霊の音のようなSE
次の曲を予感してニヤニヤが止まらない

ACAねさんが剣を引き抜く

残機

イントロのでのフロアの歓声が今日一でかい
ここで使ってくるかあ〜〜〜
ただの盛り上げ要員の1つに残機を使ってくるなんて、どれだけ贅沢なことか

大盛りコンセプトのこのツアー、盛りに盛ったバンド編成がここにきて爆発する
半端じゃない爆音に暴れすぎて何度も転けそうになった
もちろんテンションなんてカンストを超えてわけわからんとこまで行ってた
飛びすぎて目で見た記憶が天井しかない、ステージを見ることを放棄してずーっと、ずーーっと暴れまくってた

沸きまくるフロアをACAねさんが剣一つで導いているよう

相変わらずhihiA地声で出しまくってアウトロもフェイク入れまくって、何回聞いても意味わからん
あなた高音のpp一生減らんのかよw

(追記.ガーデンシアターではベースとドラムで最初入って、それも相模とか川口だいぶねっとりしたベースだったけど、ガーデンの時ベースもドラムもばかくそかっこよすぎて死んだ
そこからオープンリールがSE鳴らすみたいな感じで始まった
そんで特にガーデンの時の残機まじで半端じゃなくて(暴れすぎてそれまで見れてなかっただけかもだけど笑)演奏隊全員覚醒してた、ACAねさん超絶シンガーズハイ入ってて1番Aメロから最強だった殺されるかと思ったほんとに)

MC

みんなが好いてくれたから5年間続けてこれました
今日はきてくれてありがとう
川口や横須賀ではまたこの会場に来れて嬉しいと話したり、茨城では初めて来れたと、初めましての人に手を上げさせたり、ガーデンシアターではできるだけいろんなところを回れるようにしたとその土地や公演について喋っていた。

じゃあ、始まりの曲。

秒針を噛む

ずっと真夜中でいいのに。5周年記念ツアー、ここで初心に帰る。
いつものようなダンスフロア感も出しつつではあったが、今までの公演で聴いてきたどの秒針よりも力強く、意志を感じた

お決まりのしゃもじ拍子もなんだか楽しそうなACAねさん
秒針を噛むに特別な感情は持っていなかったが、ここまで聞いてて幸せになる秒針は初めてだった

「最後!楽しく!」

としゃもじ拍子を煽られた時、ほんとに楽しく幸せな気持ちに溢れて叩いてた

MILABO

「み〜ら〜ぼっ!」

決意曲のオンパレードに胸が高鳴る
秒針のあとにMILABOが来るだけでこんなにも映えるのか
まさかMILABOで涙腺が緩むなんて思ってもなかった

しゃもじを横に振るのがこんなにも楽しいなんて
きっととんでもない満遍の笑みをしながらしゃもじを振っていただろう
そしてそれは会場のみんなもそうだった
光り輝くミラーボールが大きな愛を照らしていた

(追記.ガーデンシアター参戦した2日間とも通路側で、最終日は特にスペースばか広かったから、体操のお兄さんみたいな感じで両腕ぶんぶんワイパーしてた、ものすんげー楽しかった)


MC

優しい言葉が響かなかったり前向きになれないくらい落ち込んでしまう時があるけど、きっとそれは私だけじゃないと信じたいし、辛い時は大丈夫って言いたいし寄りかかって欲しい
そんな底辺のてっぺんのような気持ちの時でも、沈んでる時の方が前に進めるって信じたい

最後!一緒に踊りたい!踊り忘れず!

綺羅キラー(ACAねソロver.)

この流れでまさか綺羅キラーがくるとはまったく想像できなかった
しかもMCの引き立てつき

考えてみれば一年前にリリースした叢雲前の決意曲
1人で歌えるように練習してるとカリオペとの配信で言ってたから、いつかは1人バージョンがくると思っていたがすぐにやるとは

カリオペ部分をどう歌ってくるのか期待が高まるが、イントロの破壊力が尋常じゃない
ギターと照明がかっこよすぎる
叢雲で聴いた時よりも確実にパワーアップしている、、
やばすぎるあまりヘドバンを我慢できなかった、、、

かと思えば、サビはなんと振り指定
左に腕を上げて、右に腕を上げて次は左、次は右…とサターンのアウトロの振りだ
最初はどういうノリ!?と思ってしまったが、慣れてしまうとこれがなかなかに楽しい
うまく言語化できないがリズムもあってクセになってしまうのだ
(追記.ガーデンシアターのバカ広通路側でまた体操のお兄さんみたいな動きしてた、左右にたけのこニョッキッキしてるみたいな感じで動いてた、クソ楽しかった)

ただイントロの演奏があんなにえげつないのに、サビになると演奏隊が同タイミングで右に左に揺れているのがなかなかシュールでおもしろかった

そして2番、カリオペなしのオリジナルパートに入る
トラップビートを使って(これがめちゃくちゃいかしててかっこいい‼️)ACAねのオリジナルソロラップで、「オアシス」「砂漠」「スパイス」など今回のコンセプトを盛り込んだり、「叶わない夢を糧に生きたい」「辛い日々こそ出汁、隠し味」と決意の歌詞を入れたりと、今回限りの「綺羅キラー(喫茶・愛のペガサスver.)」だ

ラップパートが終わりBメロに入る
(以下Bメロの歌詞)


スパイスが足りない〜くらいがいいんじゃな〜い
甘いだけじゃ〜いやいや〜

愛をもらえて、今日会いにきたんだよ

会いにきたよ、東京!


うわああああああああああああああああああああああああああああああああああ😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭

なにその歌詞!!ねぇ!!!!!会いに来たよってなに!!!!!!!!ねえ!!!!!!!!

思いがけないACAねさんからの愛に涙腺が大爆発‼️
でも、「きらきら〜」と聞こえてきて、サビくる!動かなきゃ!となってもう大号泣しながら跳ねながらサターンのアウトロノリですよ
うわあああああああああんんん😭😭😭😭😭(←ほんとにこの顔して)ってなりながら22歳の成人男性が腕左右に伸ばしてるんですよ

なにそれ???こんな経験初めてなんだけど???
もう感情ぐっちゃぐちゃになりすぎて意味がわからない
ACAねさんから会いに来たよって言ってくれるなんて、、、
精一杯愛を返すためにサターンのアウトロの振りしまくってました

それからの
「ヤミーエネルギーはいつも助かってるんだよ」
をめちゃくちゃ感情込めて歌うACAねさんに涙腺やられてしまって

違うんだよ、いつも助かってるのはこっち側だし、愛を伝えたいのはこっち側なんだよ、本当に。
ずとまよの曲を聞いて、ライブに行くために頑張って日々を乗り越えてきてるんだよ
ずとまよにいつも助けてもらってるし本当に大好きなんだよ
どれだけ愛が伝わってるかわからないのに、そうやってACAねさんから愛を伝えてくれて、、、本当にありがとうございます、、、、本当になんと言ったらいいか、、

今回言葉を発することができなくて本当に辛かった
演奏終わった後、「ありがとう」「大好き」「愛してる」ってACAねさんに声を届けたかったのに、それができなくて本当にもどかしかった

初めて同窓会を聞いてから虜になって、鷹踊を見てからずとまよのライブにどハマりしてしまって、いろんな音楽聴いてるけど、今や1番推してるアーティストと言っても過言じゃないくらい大好きです。
これからもたくさん会いに行きます。

バンド隊とACAねさんがステージを去って、ひたすら泣いてた
ぐちゃぐちゃになりすぎてもはやなんで泣いてるのかもわからなかったけど、悪い涙じゃなかった

(「愛をもらえて、今日会いにきたんだよ」の「会い」を強く歌ってたからきっと歌詞としては「愛」なんだろう
ACAねさんのことだから「会いに来たよ、(地方名)!」のところも「愛に来たよ」と言っているんだろう
相模、川口、茨城、横須賀と参戦して最後の最後で地元の東京を言ってくれた時、地元東京民だからとんでもないくらい叫んでしまった
「愛をもらえて、今日会いにきたんだよ」は「よ」を入れずに「だ」を伸ばして歌ってるところもあった
あと「会いに来たよ、(地方名)!」はから「(地方名)!会いに来たよ!」の2パターンだった)

ガーデンシアターでは電光掲示板にアンコール拍子を煽るためか「叩く」表示に「?」を付けていた
ガーデン最終日のアンコール拍子は秒針の拍子になっていて、(Twitterで呼びかけあったの終わってから気づいた)アンコールのそういうノリあんまり好きじゃないけど、これはいいなって思ってノリに乗っていた

en.サターン(ろんりー)

屋上のさくらんぼのオブジェにACAねさんがアコギを持って座っている

コードを響かせ歌い始める
ACAねさん1人の弾き語りで歌うサターンは、この決意曲連続セトリでも一味違う

久しぶりに弾き語りしますと言って演った鷹踊
木星を破って最初に弾いた叢雲
そして今回とサターンをやるのはろんりーバージョンが当たり前となってきている

2番になると一階の喫茶に人が集まって静かな雰囲気で話している

か細い声と途切れそうなギターの「まだ起きてる?」も、力強い「今日は誰を見ているの何のために私照らしてるの?」もこの一曲だけで色々なACAねさんの表情を見ることができる
ずとまよを一曲で完全に表している

ACAねさんが歌い終わると喫茶の隣のソファーに座っていたギターがアウトロのリフを弾き出す

あぁ今から踊るんだ
この形が定番になりすぎて一瞬で察するほどに叩き込まれている

どんどん他の楽器が入ってきて管楽器隊が前に出てくる、観客を煽る

なんだかACAねさん1人で始めた音楽にいろんな人が加わって完成していく、これまでのずとまよの5年間を見ているよう

「踊り忘れず‼️」

煽るACAねさんと楽しそうに踊る観客
幸せな空間だった

MC

アンコールありがとう!
まだ踊れるよね!?
最後踊ろう!!!踊り忘れず!

en.あいつら全員同窓会

「an…dance」

たまらん
煽られてとんでもないくらい上がってるテンションと反対にイントロの落ち着いた浮遊感が本当にたまらない
これからくるダンスパーティを予感してウキウキが止まらない

「お世話になってます」

で一斉に頭を下げるACAねさんとバンドメンバー
だから違うんだって本当に、お世話になってんのはこっちのセリフなんだって
そういう気持ちを込めて前の席に頭がつくほど深々と頭を下げ、歓声を送る
会場内の歓声がでかすぎる
きっとみんなもそうなんだろう
叢雲でもやってたけど、その時よりもお辞儀の時間が長い
ずとまよ側からの5周年の感謝が伺える
だからこっちも歓声で答える
会場内が愛の交換会になっていた

そしてサビの一体感
もうみんなシャイなから騒ぎどころじゃない
楽しすぎて昇天しそうだ

2番でも同じ勢いで行こうとしたら、サビ前でオープンリールが笛をならしダンサーのポーズでブレイクになる
とんでもない歓声
そのままサビへ
とんでもない、本当にとんでもない、やばすぎる楽しすぎて死んでしまいそうだった

演奏が終わると、「打ちます」と言って今回グッズで出しているラケットとピンポン玉を取り出し、2階から客席に打ち入れていた

結局同窓会が1番だし、ライブはこれじゃないと締まらない
そう思っていた

MC

愛のペガサスは、プリンスの「愛のペガサス」からとった
その曲英語だとペガサスなのに日本語だと何故か「愛の」がつく
勝手にスタッフがつけたんだろうけど、その恥ずかしさ全面な感じとかシュールなバランス感が個人的にヒット中で、キラキラしてるように見える
喫茶ってつけたら、懐かしさもあり、憧れとかキラキラとかもあって、5年間のレトロ、濃い5年間だったっていうのとこれからもキラキラしていたいという思いを込めてつけた


(以下ガーデンでのセリフ
普段、できるだけ静かで暗いところにいるようにしてるんだけど、みんなにとって今日がちょっとした日常の煌めきになってくれたらと思ってつけた
落ち込んでても、みんなにとって半歩でも前に進めるきっかけになってくれれば嬉しい
私はみんなと会えるのがきっかけになってます
ありがとう
たくさんの選択肢があるのに、暗くて、難解な曲なのに、いいと思ってくれて、乗り越えてくれて
ありがとう)

人との巡り合わせだったり、今まで積み上げたものが良い意味で台無しになっちゃうようなそういうのを大切にしたいし、そういうのがあるから、今は幸せにやれています

夜更かしして曲作っても、自分の作りたいものはもうすでにあって誰かの延長線上でしかなくて、そんな葛藤の曲
しょうもないほど、憂鬱で、最強で、健康的な曲
ずっと真夜中でいいのに。の原点でありこれからの曲
一緒にご飯をよそっていきましょう

花一匁。

en.花一匁

そうか、、花一匁はずとまよ5年目の決意曲だったのか。MCの言葉を全て飲み込んで聞くイントロが涙腺を刺激する

「ずっと真夜中でいいのに。ってこぼした午前5時」

愛ペガになって、この歌詞がこれほどまでにパワーを持つとは
「腐れたデモボース」の歌詞とは対照的にゴリッゴリに掻き鳴らすベース
ここまで極限状態になるとサビに入らなくても泣きそうだ

サビは「回せ」の合図にピンクの照明
両腕のしゃもじをぐるんぐるんに回しながら跳ねまくる
同窓会で盛り上がったテンションに花一匁のクソデカ感情が加わってとんでもない

今回はここでバンド回し
各々の技量が炸裂しまくる、やっぱりこのバンド隊は最強すぎる
ドラムがタメを作って「はないちもんめー!!!」
と叫ぶ
ギター、キーボードの盛り上がりは半端じゃないし、その後のACAねさんの扇風琴の歓声の大きさ
みんなACAねさんのことが大好きなんだろう

バンド回しが終わり、キーボードが切なそうに落ちサビっぽくサビのメロディを弾く

「辛い時はこの光景を脳裏に焼き付けて思い出して行きましょう、踊り忘れず‼️」

「笑われたって凹むけど、媚び売れないけど特別な未来を期待はしないし」

ピンクの照明に紙吹雪がヒラヒラと吹雪が落ちてくる
まるで桜を連想させるような、春の新たな決意を連想させるような演出

シャイでMCが下手なACAねさんが何度も言った「ありがとう」
ずとまよのこれまでとこれからをバッチバチに感じて、涙が止まらない

落ちサビで言った「この景色を思い出していきましょう」の言葉が「淡い残香胸に刻め流さないように」の歌詞を引き立てる
涙腺が死んでいる

(以下ガーデンの落ちサビのセリフ
落ち込んだりするけど、それは私も一緒だし大丈夫、そういう時の痛み止めの曲をこれからも作っていきたい‼️
最後!踊り忘れず‼️)

正直な話、同窓会で終わりだと思ってたし、また同窓会終わりかと思ってしまったけれども、それ以上の曲を、クソデカ感情をぶつけられてしまった
まさか、まさか、花一匁がバンド隊の演奏、演出、ACAねさんの思いを受けてここまでの曲になるとは、、、
ずとまよの曲でこんなにも感情が溢れた曲は初めてだ

「花一匁‼️」

ACAねさんと一緒に叫ぶ

アウトロも終わりに差し掛かりこれで終わるかと思ったらイントロのベースのメロディをバンド隊が引き出す
1周、2周、そして最後の3周目が終わった時に最後の紙吹雪が客席に噴き出される

この景色を一生忘れない

演奏が終わり、バンド隊が散る
ACAねさんがみんなに手を振り、「喫茶愛のペガサス」と書かれた商品列の前に立つ
どろんの構えをするとスモークがACAねさんを包み、商品列が回転する、ACAねさんがそのまま商品列に乗って裏へと回っていく
そんな退場の仕方ある???とみんな驚きと笑いの声を出している

「ご来店ありがとうございました!みんな気をつけて帰ってね〜」

そういうと拍手と歓声が起き、終演のアナウンスが流れた

まとめ

こんな感じのライブでした
もう、ほんっっとうに刺さりすぎて2公演参戦予定が7公演に、、そりゃそうなりますよ、、、
正直茨城、横須賀あたりでもう愛ペガは満足したかなって思ったところはあったけど、最後の綺羅キラーと花一匁でうおおおおおおんまた行きます😭😭😭😭ってなるんですよ、、
普通にバンド隊もアレンジが凄すぎて多分何回行っても飽きない、バンド隊だけでも堪能できすぎる
12/22のガーデンのバンド回しで、ギターがしゃもじを使って弾き出してバカ盛り上がった後にキーボードがギター持っててめちゃくちゃギターヒーローしてて死ぬかと思った
でもよく見たらしゃもじを投げ捨てたギターが咥えてたピック持って後ろ向いてコソコソ弾いてた笑
これは見えなくてよかったかもしれない笑

アンコールの時、あと何やってないんだろ?って考えたら同窓会に加えて正義とか脳裏上もやってないな〜って思ったけどまさか最後までやらずでセトリ落ち…
正義も脳裏上も定番中の定番なのに落ちちゃうのにここまでの満足感
ライブの見せ方が本当にうまいなあと感激です

花一匁のアウトロの最後3段階デレッデッデッデ‼️で紙吹雪バーン‼️がまじで良すぎた、あれがないと音源聞いてても満足できないです

決意曲のオンパレードに5周年のBIG LOVE
本当に何度でも見たくなる、それくらいの魅力が詰まっているライブでした

「愛に来たよ」って言ってくれたり、ガーデンは特に「ありがとう」ってたくさん言ってくれたけど、「お世話になってます」も「助かってる」も、「ありがとう」も本当にこっちのセリフです

ご飯を一緒によそっていきましょう
また一緒に踊りたい、踊ってくれるひと
いつも言ってるそのセリフがガーデンでは特別刺さりました

ずっと真夜中でいいのに。
ACAねさん

本当に大好きです。あなたを愛しています。

来年もまた一緒に踊りましょう
何度でも、愛に行きます

ずとまよプレミアムブース‼️
商品紹介列‼️
ツアトラ‼️
川口でちょっとうにぐりくん見れました
DAY OFFでステージセット見れました
これが食品サンプルの棚
ボーカルの立つとこです
7公演参戦しました‼️
本当に最高のツアーありがとうございました‼️

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