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#日本フットサルを世界の主役へ

こんにちは。私は今、FIFAフットサルワールドカップが行われているリトアニアの、クライペダという港町にいます。初めてフットサルワールドカップを訪れた2012年のタイ大会以来、9年ぶりのワールドカップです。

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フットサルをあまりご存知ではない方も「三浦知良選手(横浜FC)がフットサル日本代表に選出された大会」と聞けばピンとくるのではないでしょうか。

私は2012年当時、ワールドカップ出場選手のマネジメントという立場でタイまで応援に行っていました。既にフットサルというスポーツに可能性は感じていたので担当選手を各所に売り込み、ある雑誌からは「ワールドカップ前後で露出が増えた選手」として紹介していただくほどの成果を得ることができました。

でも、どこかで物足りなさを感じていました。その当時の思いやフットサル選手の売り出し方に奮闘した日々は「幼なじみがトップリーグで指揮を執った日」で触れています。

では、その物足りなさってなんだろう?

それは、「この競技自体の魅力が伝えきれていないのでは?」「ポテンシャルは十分にあるはずなのに」という強く感じたことにありました。

そこからは次のワールドカップである2016年を目指し、”伝えていく立場”になるために勉強し、挑戦し、フリーライターとしての活動を始めました。

・・・って「活動を始めた」というのは語弊がありますね。ここまでに至る経緯は改めて書きますが、要は「伝えたいぞ!!!」という気持ちを汲み取ってもらい、チャンスをいただいた、という感じです。

こうして無事に"伝えていく立場"に立った私は、5年前の2016年にライターとしてワールドカップに携わるはずでした。・・・が、ワールドカップ予選を兼ねたAFCフットサル選手権でフットサル日本代表がまさかの敗退。

当時、こんな気持ちだったようです。

読み返すと「うるせーーーー!」って言いたくなるようなツイートですが・・・笑

私はマネジメントとして、ライターとして、その他にもキャスティングやイベント企画やいろいろな立場でフットサルに関わりながら、ここまでずっとフットサル日本代表と(勝手に)一緒に戦ってきたつもりなので、なんだかすごい仲間感みたいなものを出しちゃっています。お恥ずかしい。

ただ、上記に貼った「絶好のチャンスを生かしきれずに競技フットサルを根づかせられなかった」ということは、今でも思っています。2012年の決意の根幹はここにありました。

今、カズさん、ロベカルにつづき、松井大輔選手のFリーグ参戦が話題ですが、私の個人的な考えはこうです。

カズさんもロベカルも松井選手も、「Fリーグに協力してあげよう」とか「盛り上げを手伝ってあげよう」とか、そんな気持ちで試合に臨むわけではないと思います。プロの選手なので、真摯に競技に向き合っているはず。ロベカルは実際、大阪でのFリーグ公式戦出場の前にFリーグ選抜の選手たちに「俺は試合に勝つために来た」という話をしていました。選手だから、勝つために。とてもシンプル。

もちろん、ビッグネーム参戦の打診から実現に至るまで、多くの方々のご尽力があるのは想像に難くないですが、注目が集まったタイミングでいかに「フットサルの魅力」を伝えていけるかは、「今、フットサルに関わっている人」にかかっていると思っています。

フットサル界にとって、とても苦々しい1日となった2016年2月18日。
その日の私のツイートはこちらからご覧いただけます。

https://twilog.org/shococo/date-160218

RTをした様々な方の思い、現在フットサル日本代表のコーチを務める木暮賢一郎氏が中継で話した重い一言。その日がどんな日であったか、その空気感が味わえるのではないかと思います。

ここから始まった苦々しい日を、監督、選手、スタッフ、関係者はもちろん、スポンサーやメディア、ファン、サポーター、みんなが乗り越えて迎えた9年ぶりのワールドカップ。

5年前にいやと言うほど実感しましたが、いくら私が伝える立場を手に入れたとしても、「日本代表がワールドカップに行かなければ夢を叶えることはできない」んですよね。

日本代表に関わるすべての皆さん、またこのワールドカップという場所に連れてきてくれてありがとう。

日本フットサルの歴史が新たに動くその一歩、グループステージ初戦 アンゴラ戦までもうすぐです!

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