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将棋JK日記#4〜1年後にはこうなりたい!(2日目#2)〜

前回までのあらすじ

将棋初心者のJK4人。
体験教室に来てから1週間。
今回、教室に来たのはAとB。
将棋にかなり興味を持ったようで
将棋のアプリを入れるほど。
前回は、1手詰めの復習をするも禁じ手に遭遇。


本日の指導の流れ


  1. 駒の動きの確認 ←前回
    (スタディ将棋に動き方書いてるので省略)

  2. 1手詰め練習  ←前回

  3. ルール、禁じ手の紹介 ←今回

  4. 駒の価値       ←今回

  5. 駒得をしよう     ←今回

  6. 対戦してみよう

ルールを学ぼう

A、Bも活発的に指し手を言い合い、盛り上がっていましたが、
私の術中にハマり、指導2日目にして細かいルールを教える流れとなりました。

私「この歩(▲21歩)ってさ、次動けると思う?」
B「あ、動けない・・・」
私「そう!こんな感じで一生動けない駒は反則なのよ  
  ほかにどんなのがあると思う?」
A「こう?(▲21香)」
私「そうそう、これも前にしか進めないから動けないよね?  
  他の駒もあるんだけど、どれでしょう?」
A・B「・・・・」
私「ヒント!桂馬!」
B「こうだ!(▲22桂)」
私「そうそうそう!動けない駒はこんなところかな  
  他には、「二歩」ってのもあって・・・(中略)・・・  
  あと、「千日手」ってのもあって・・・(中略)・・・
  ここまではいいかな?」
A・B「はい!」

駒の価値って?

私「将棋の駒って、20種類あるよね?」
B「え、8種類じゃあ・・・」
私「そうそう、言い間違えた。自陣に20個いて、種類は8種類だね」
A・B「はい!」
私「この8種類の駒を強い順に並べてみて?
  当然、玉が一番大事だから、除いておくから7種類ね」
A「飛車、角、金、銀、桂、香、歩?」
B「飛車、角、金、銀、桂、香、歩?」
(いきなり正解??)
私「2人とも一緒だね。なんでそう思ったの?」
A「飛っていっぱい動けそうだから・・・」
B「歩ってたくさんあるし・・・1個しか進めないし・・・」
私「すごいね、その通り!角も同じだね?
  人によっては角の方が強いっていう人もいるけど、
  覚えたてのころは飛車の方が使いやすいんよ」
B「ほか、あってます??」
私「合ってるよ。完璧。
  だいたい知っておくと便利なのが、飛車、角が10点、金、銀5点、   
  桂、香3点、歩1点」
  (諸説あり、初心者のため簡単な点数にしています)
私「ということは、わらしべ長者みたいに
  歩→桂→金→飛みたいに変換したら戦力アップするよねー
  次はそういうのやってみようか??」
A・B「・・・・」(不安げな顔)

駒得をしよう

私「たとえば、こんなのどう?」
A「歩を打つ!」
私「はやっ!じゃあ、これは?」
A「角打ち?」
私「そうそう。この場合は?」
B「飛車かな?」
私「じゃあ、これがこうなると?」
B「同じ?」
私「この場合はこうやると、受かっちゃうんよ。どちらも取りないでしょ?」
A「じゃあ、こっちに飛車?」
私「そうそう、これなら取れないね?
  次は、これね。銀がいて(▲19銀)、飛車がいて(▲48飛)
  馬がいます(△37馬)。
  両方取られないようにするにはどうしたらいいでしょう?」
A・B「・・・」
?「飛車引けばよくない?」
私・A・B「!!!」
私「誰がしゃべった?」
?「ぼくです!」
私「盤面見ずにわかったの!?強くなったね!」

?くんは、将棋を初めて1年。
符号を聞いてないのに、盤面が頭にできているのはほんとにすごいです。

A、Bの2人も1年後、2年後にはそうなっているのでしょうか?
やればやるほど、なんかこちらが楽しくなってしまいます。

A、Bの2人はというと、
駒得の問題を20問近くざっと紹介しましたが、
サクサク解けて将来が楽しみです。

次回は、いよいよ実践です。

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