いいのにねあの日の僕ら走り出せ、今夜
曲解説もこれでラストです。
全曲とはいきませんでしたがけっこう書きましたね。最後は今年リリースした配信シングル3部作について。
「どこにも入ってないっス。フリーです」と言い続けていた僕らもレーベルTOUGH&GUY RECORDSに所属することになりました。
今年から本格的にやっていこうとシングルを3曲配信したのです。
それが「いいのにね」「あの日の僕ら」「走り出せ、今夜」です。全部日本語。解説書くよりリリース時の僕のコメントが1番分かりやすい!のでそれぞれ載せますね。
「いいのにね」
「いいのにね」はすっかり変わってしまったこの世界に繰り返し歌う希望の言葉です。
「いいね」ではなく「いいのにね」なのです。中島らもが「いいんだぜ」なら僕らは「いいのにね」なんです。
みたいなこと書いたらカッコええんかなぁ。
とか思いながら寝ぼけた頭にコーヒーを注入して目を覚ましているところです。
アフターアワーズは歌いまくるベースボーカル。の横で弾きまくるギター。のさらに後ろで叩きまくるドラム。3人の個性のぶつかり合いがなぜかグルーヴになるロックバンドで、この曲は全員のアイデアと気持ちが音に詰まっています。
後ろ向きになるわけでもムリに前向きになるわけでもなく、ただただあなたに「さっさと会いたい」「分かり合いたい」の気持ち一発で素直に書いたこの歌がライブ会場で大合唱出来る日が来ますように。そんなの甘い夢?お前全然分かってない?知らんやんそんなん。
「あの日の僕ら」
僕と君の時間はもう別々に動き出していて、おそらく交わることは無いのだけれど、月を見て一瞬クロスしたような錯覚があったっていいのです。そんなこと言ったらあの日の僕らに笑われるだろうけど。
歌の意味は聴いた人が好きに捉えてくれたらいいと投げやり気味に思ってきたんですが、この曲は投げるというより手渡す感じです。夕暮れから夜にかけてのアフターアワーズ真骨頂失恋バラードよろしくお願いします。
「走り出せ、今夜」
今夜部屋にひとりで▶︎再生をタップしているそこのあなた。
あなたに歌っています。
なんとなく過ぎていく日々にモヤモヤしながらイヤホンしているあなた。
あなたに歌っています。
5年間ライブに明け暮れてきたアフターアワーズのルーザーでドリーマーな集大成です。
でもここはゴールじゃない。
走り出すのはこれからなのだ。
いやーいい文章ですねー。
あんま褒めてくれないので自分で褒めます。
結果的に3部作のようになりました。
「いいのにね」は現在、「あの日の僕ら」は過去、「走り出せ、今夜」は未来。な感じがしますね。
僕がやってるポッドキャスト「だいなしラヂオ」の相方もくあん氏は「いいのにね」は部屋の中で「あの日の僕ら」で外を見て「走り出せ、今夜」で飛び出した感じ。って言ってました。それもいいですね。さすが住職。
やっぱりコロナになってからの気持ちがけっこう曲に入ってます。
大きく変わったもんねぇ。
アフターアワーズは動きを止めませんでした。曲は作り続けたし無観客配信ライブもかなり早い段階でやりました。ライブが出来るようになったら制限がかかってる中ルールを守ってやってきました。今回のワンマンライブが1ヶ月前でソールドアウトになった時、どんな形であれ止まらずやってきてよかったと思いましたよ。
2016年11月19日から5年間突っ走り続けた集大成が2021年11月19日のワンマンライブですね。なんか解散するみたいな書き方ですがここをゴールにするつもりはさらさらありません。
ここからがスタートです。
ライブ会場でお会いしましょう。