日記

今日も生きている。葛藤や悩み、自身のありたい欲から生じるもの、その感情を抑制や分析するための思考回路を司る神経が備わっている。
人間の体は考えることができる。
自身の目に映るもの、心に湧き出たものに向き合わなければならないと思う。言葉は安易に表現するものでない。外界に接するほどに自身の信念は小さなちっぽけなものだと痛感する。
隣に座る人間が隣にいるということは必然なのだろうか。人類分の一の確率で、天から授けられ命を、女の体を巡り、ぞれぞれの点でこの世に生まれついた。天からみれば、生命という光が乱雑に不規則に入り乱れ、重なり交わりあう光景が広がる。今隣にいる人がその人である理由はあるのだろうか。なければ偶然故に奇跡的、あれば必然である。
人界が生むものは喜びであり悲しみ、怒りや感動、優しさや憎しみ、など数知れない。
拙なるひとでありたい。これもまた欲、自我。

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