六方よしの企画を打ち出す〜会社員処世術③vol.1〜
「六方よし経営」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
六方よしとは、売り手よし、買い手よし、世間よしの従来の三方よしから、作り手よし、地球よし、未来よしを加えた、SDGs時代に求められる経営と言われている。
企業理念と自分の欲のベクトルを合わせることによって見つけた企画をカタチにするにあたって、これらの六方よしのポイントを抑えれば、理論上会社としては、やらない手はないということになる。
私自身、六方よしについては今年知った言葉で、実際、今まで通してきた企画では、三方よしを抑えることを意識していた。
ただ振り返って、すんなり通った企画ほどの六方よしが抑えられていたので、
精度を上げるためにも六方よしの考えをオススメする。
例えばBtoB企業の会社員における六方よしを整理しよう。
●売り手よし…所属する会社にとってプラスか
●買い手よし…顧客(売り手にお金を振り込んでくれるところ)にとってプラスか
●世間よし…上記で発生するサービスを利用する個人(エンドユーザー)にとってプラスか
●作り手よし…企画発案者(あなた自身)にとってプラスか
●地球よし…地球環境にとってプラスか
●未来よし…持続可能で未来は明るいか
やりたいと思う企画をそれぞれの「よし」にどう当てはめられるか考えてみよう。
一見全て当てはまらなくても、無理矢理にでも繋げられないか考えてみる。
全く当てはまらなくても、3個以上当てはまっていれば、基本的に問題ない。
それぞれの事象における自分なりの考えを書き出した後、次は企画書作りに入る。
企画書作りについては、次回以降解説していく。