(日記)企業理念と自分の欲のベクトルを合わせる〜会社員処世術②vol.1〜
会社に入ったあとは、その企業で具体的に仕事をすることになる。
ここで心得ておきたいのは、入る前のイメージとは大なり小なり違いは出てくるということ。
少々、「ここは思っていたのと違う」ということがあっても気にし過ぎないようにしよう。
前回までに解説した「ビビッとくる会社」に基づいてポイントさえ抑えていれば、多少の期待外れは本質的にはノイズ程度。
それぞれの会社のルールはあるだろうが、まずは守破離の守を身に付けるということを忘れずに取り組む。
忙しさ、悔しさ、様々な感情が生まれ、自分を見失いそうになることも少なくない。
こういった時期こそ、オススメな習慣がある。
それは日記。
日記は、自分の思考を見返すには最適。
新しい環境になると、様々な感情が溢れ出す。
それを思うがままに書き出すだけで良い。
私も社会人になって1日目から日記を開始させた。
それは、学生の立場から社会人を見ると、夢や希望を失っている人が多いように思えたから。
自分の思考の変遷を記録し、少しでも若い時の希望に満ち溢れた感覚を忘れずにしたいと思いスタートさせた。
それが毎日ではないにしても、今13年間続いている。
部活も勉強も飽き性な自分がなぜここまで続けられたのか考えてみると、それはルールが緩いからだと思う。
参考までに私が行っている日記法を紹介する。
まず、大学ノートを準備する。あとは常に持ち歩いて、一日一行でもいいから書く。ただそれだけだが、人生に充実感を持たせるために「日付・時間・天気・最高気温最低気温・日齢(自分が生まれてからの日数)」を最初に書くようにしている。
※日齢はネットで検索して、生年月日を入力すると出てくる。
あとは決まった時間に書くとかではなくて、電車の中でもさっと取り出して書いたり、一日に空いた隙間で書くようにすることがいい。
時間に縛りをつけないことが、継続できるカギだ。
また人に見られるものではないので、文章はメチャクチャでいい。頭に浮かんだ言葉を衝動的に出していくという感覚が大事。
そして、自分を見失いそうな時に時々見返すと心強い支えとなる。
日記はブログで書いてももちろん良いと思うが、私としては、対自分だけで、他のノイズがない方が心地良いのと、筆跡でその時の感情もわかるので、敢えてノートとペンというスタイルを取っている。
とにかく何らかの形で記録を取っていくことをオススメする。
まだベクトル合わせの本題には入れていないが、入社直後に、ブレない心を養うために必要なテクニックや考え方を次回以降も解説していく。