[Roon] mac だけじゃどうしようもない音質改善に手を出してみる [Audirvana]
Roon を使って快適かつ高音質での音楽再生環境が準備できましたが、まだ DAC (FiiO K9 AKM)の機能を最大限発揮できていません。
mac の場合、困ったことに DSD Native にできません。DSD over PCM になることで DSD512 まで使える K9 AKM にも関わらず、DSD256 までしか使えなくなってしまいます。勿体ない。
いくつか方法はありますが、しょっさんの部屋にはゲームする時にしか使っていないゲーミングPCというリソースの無駄遣いになっているモンスターマシンがあります。これだ。
と言うことで、FiiO の USB ドライバを入れた上で、Audirvana と Roon Bridge を入れてセットアップしてみました。
Audirvana
Windows 側に DAC (FiiO K9 AKM) をつなぎ直して、Audirvana Studio をインストールします。
あとは、USB を ASIO でアップサンプリングをセットアップするだけです。Windows 側の Audirvana は iOS から制御します。
ただ Audirvana の入れた Windows には音楽ファイルが入っていないので、NAS か Local のストレージを利用する必要があります。
Roon
Windows 側に Roon Server を入れるか、Roon Bridge にするかで設定方法は変わります。今は mac 側にある音楽リストをそのまま利用してみたかったので、一旦 Bridge にしてみました。ひとまず DSD512 が使えるかどうかの確認なのでこれで済ませます。
Roon からはこのように見えます。Bridge が増えて見えていますね。というか Bridge を起動しただけなのに使い勝手はホント良い。尚、"MAI" はコンピュータ(ホスト)名です。
設定のオーディオからはこのように見えます。"System Output" 以外が Windows 側です。FiiO の ASIO を使いたいので、そのデバイスを Enable にします。WASAPI だと DSD over PCM になってしまうので DSD256 までしか使えないのでご注意を。
後は昨日やった通りです。
DSD256 → DSD512 と Audirvana/Roon の違いで感じたこと
DSD512 になることで、より音が緻密になったように感じますが、気の所為感もある。自分で設定して確認しているので、ブラインドテストにならないので。PCM と DSD の違いは明確に感じるけど。
Audirvana と Roon はアップサンプリングのアルゴリズムが異なるので、明らかに音が違うと感じられます。個人的には Audirvana の方が高音が綺麗に出ている感じがします。大差はないでしょうけどね。
使い勝手と言うか、制御のしやすさは明らかに Roon の勝利です。Roon から Sonos も制御したり chromecast 含めてさまざまなデバイスを Roon Controller から制御できるのは魅力的です。
言っても、このレベルまで来ると Audirvana と Roon のどっちの音が好きかどうかくらいの微妙な差なので、一つの DAC を制御して使いたいってだけであれば比較的に安価な Audirvana でしょうし、複数のデバイスを制御する使い勝手を優先するならば Roon でしょう。後々 NAS や専用の Bridge デバイスや Roon Ready デバイスを利用するなら Roon 一択ですし。高価な Roon と心中するかどうか。
NAS と組み合わせたオーディオサーバなども考慮しながら、どちらへ進んでいくかは無料期間で検討してみます。とは言っても、Audirvana の無料期間はそろそろ切れるんだけどね。
そもそもね、Windows のファンうるさいので、この構成は長続きしないのよ。