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エンジニア小噺

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しょっさんの書いたエンジニア向けのエッセイ集
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2019年6月の記事一覧

分からないことが分からない

いつもニコニコしながら「そうだね~」なんて同調できるほどには大人になったけれども、「〜が分からない」という「分からない」意味が「分からない」ことがよくある。何を言っているか、分からないかもしれないけれども、特定の何かの現象や症状、定義を「理解できない」という人に対して、なぜそれを理解できないのかが「理解できない」。 C言語のポインタが難しい?例えば。C言語のポインタは誰もがつまづく壁である(とよく言われている)。個人的には、構造体とか共用体とかのが、存在意義が分からなかった

新しいものを学ぶことと想像すること

久しぶりに仕事で追い込まれています。 理由は明確なんです。自分で追い込んだからです。 自分が学んで、実践してきたことみなさんご存知のように(ご存知であるかのように進めます)、ITエンジニアの中でもインフラに特化した、インフラアーキテクト屋さんをやってました。ITでいうインフラというと、ミドルウェア以下全部です。「えっデータセンターも」と思われるかもしれませんが、もちろんデータセンターも入ります。作るわけじゃないけど、配置計画や電源・回線の敷設計画も立てるわけです。配置をど

一度だけあった、私の人生の大きな分岐点

科学的にどうかは置いといて、いわゆる右脳人間として生まれ育ちました。遠い記憶の彼方で思い出せることは、絵を描いているか、工作しているか、音楽番組を思い描きながらギター片手に歌ったり、踊ったり。与えられた何かを作ることもありましたし、自分で創造して設計して新たな何かを作るマイブームもありました。 時はすぎて、今ではしっかり理系として、論理的に受け答えができるようになったかもしれません。たとえば、理知的に行動できるようになったり。理性的でもありますし、分析を行い、仮説を立て、計

やったことないけど、やってみる

仕事とは言え、申し訳ない仕事をしている時がある。 最近作っている手のこんだ資料は、アジャイルでのプロジェクト運営・管理という資料です。こっちは本業。副業で書いているのは、正しいWebアプリケーションの作り方。アジャイルとWebアプリ組み合わせると、ちょうどいい感じになりそうだなとか思いつつ、懺悔する(ホントはしてない)ことは一つ。 アジャイルもアプリ開発も、業務での経験がないのにホント申し訳ない。 アプリ開発は、知らないことから進めていきましょう、学習していきましょうの

ない時間をどうやって捻出するのか

ありがたいことと、いつも前向きに受け取っていますが、とにかく時間がありません。 業務量に対して人が不足している(感じがする)昨年より、本業ではうなぎのぼりでお仕事をいただいています。毎年の成長率はそれほど大きくは変わっていません。ただ、成長率が変わらないということは、毎年の業務量は恐ろしい勢いで増えていると言っても過言ではありません。その割には、我がチームの増員はどこ吹く風です。なかなか増えない。 弊社は、全体で見ればちゃんと人が増えていますけれども、増えやすいチームと増