見出し画像

スイス BERNER OBERLAND〜ベルナーオーバーラント〜への旅#3


出発


今回スイス旅行を計画したのは、たまたまインスタグラムで見つけたRosenhaui(ローゼンハウイ)の風景に心を動かされたことが始まりだった。如何にもスイスらしい、壮大な山と色鮮やかな芝の緑の中にエメラルド色の様な川が走っているそんな動画。念入りに旅程を練っていよいよその日がやってきた。昨晩の怪しい雲は大分薄れ所々青空も見えてきた朝。でも快晴とは言えない。8時前にはホテルをチェックアウトし、ウィルダーズヴィル駅からGrindelwalt(グリンデルヴァルト)駅を目指す。駅のホームで韓国人のご婦人団体が30名程記念撮影をしている。また聖地巡礼でも行くのだろうか。でもどうやら違う電車に乗って行く様だ。朝も早いので電車の中も乗客はあまり乗っておらず静かで快適に乗れると思った瞬間、先ほどホームにいたご婦人たちが乗る電車の位置を間違えていたらしく、30名がダッシュで同じ車両に乗ってくるではないか。そこからは四人一組の向い席で韓国語で大声で喋りまくる。。確か、スイスに来ていたよな。。と独り言。「愛の不時着」ファンであればこの聖地に来られて盛り上がらない訳がない。納得。幸いなことに目的地は異なっていた様で一つ前の駅で降りて行き、恐らくヨーロッパ最高到達点の駅「Jungfraujoch」にロープウェイで登るのだろう。。

幻想的な朝#1
幻想的な朝#2
幻想的な朝#3
Wilderswill駅#1
Wilderswill駅#2

グリンデルヴァルド〜 ローゼンハウイ

こちらはグリンデルヴァルト駅からバスでSchwarzwaldalp(シュヴァルズワルダルプ)駅に向かう。事前にオンラインでチケットを購入しておいたのでQRコードをかざすだけで乗車出来た。スイスの交通網は発達しているし、チケットの購入・乗車も非常に分かりやすく便利だ。バスは約50分の乗車だが、既にシュヴァルズワルダルプ駅から壮大な山々を観ることが出来るので、そこから更にバスで山を登っていくと正に大自然の中に没入していくことになる。50分の乗車を終えて15分程待ち次のバスに乗車。5分程度の乗車だが歩くとアップダウンが激しく30分程掛かりそうだ。そしてバスで到着したのが今回の最終目的地Rosenhaui(ローゼンハウイ)なのだ。 

グリンデルヴァルト駅#1
グリンデルヴァルト駅#2
グリンデルヴァルト駅#3
グリンデルヴァルト駅を出発直後のバスからの風景#1
グリンデルヴァルト駅を出発直後のバスからの風景#2
グリンデルヴァルト駅を出発直後のバスからの風景#3

Rosenhaui(ローゼンハウイ)


その名も「ホテル駅」を降りるとホテル・ローゼンハウイが迎えてくれる。前週にメールでホテルの空室状況を確認するが返信がなかったホテルだ。でも流石にこの山奥に泊まらなくて良かったと敢えて返信をくれなかったホテルに感謝。ローゼンハウイに着いたものの、インスタの動画に出てくる様な景色が見当たらないので取り敢えず10分程歩く。しかしどこにもその様な景色が現れないのでホテルに戻り、返事をくれなかったであろうレセプションの人にインスタを見せてここに行きたいと尋ねると、親切に「ここから15分程歩きなさい」と教えてくれる。先ほどの道で正しかったがもう少し先だった模様。指示に従い15分程歩くと確かにその場所だ。しかし、最悪なことに天候が悪化し見事な曇り空。壮大な山々も、色鮮やかな緑もそこには無い。30分程居座るが天気が回復する兆しは一向に無いばかりか所謂山の天気と言うか、霧が辺りに立ち込める。。なんの為にこんな遠くまで来たのだ。と暫く途方に暮れる。

ホテル駅
ホテル・ローゼンハウイ#1
ホテル・ローゼンハウイ#2
ローゼンハウイ#1
ローゼンハウイ#2
少し青空が見えるが期待外れ#1
少し青空が見えるが期待外れ#2

Gletscherschluchtの滝

気を取り直して、昨晩宿泊したホテルのスタッフが教えてくれたGletscherschluchtの滝を観にホテル・ローゼンハウイの方に戻る。滝はホテルから徒歩3分ぐらいで到着。入場料を支払って滝を観に行くが、山の中の洞窟の様な処を登っていくルートで、途中に山頂から流れる水の滝を何か所も観ることが出来るが、もの凄い水圧で周囲の音が全く聞こえない程の勢いで水が流れる。そしてひたすら洞窟を登っていくが、その圧倒感と階段の多さで途中で断念して引き返す人が多数。全行程15分程度だったが今まで見たなかで一番圧倒された滝であった。

Gletscherschluchtの滝#1
Gletscherschluchtの滝近くにあったオブジェ

ローゼンハウイの絶景

山道を下ってホテルの方に戻り、ホテル・ローゼンハウイのテラスでビールを一杯。すると徐々に徐々に天気が回復して青空が見えだしてくる。ここぞとばかりに へ戻る。これだ!インスタで観た景色は。残念ながら天気は回復したものの、山の頂上には雲が掛かっており、最高級の景色には及ばなかったが、満足度75%の達成感。ひょっとするとあと一時間程滞在すれば雲もなくなるかもと思うも、バスの時間まであと15分しかなく、雲よ消えてくれと願うもとうとうバスが来てしまった。一時間に一本しかないバスなのでこれに乗るしかないと思っていたらバスが一旦通り過ぎて焦る。バス停の少し先で待っていてくれたが、バスを撮影していたので単なる撮影者と勘違いされてしまったのかもしれない。

ホテル・ローゼンハウイで休憩#1
ホテル・ローゼンハウイで休憩#2
徐々に青空が広がる#1
徐々に青空が広がる#2
徐々に青空が広がる#3
徐々に青空が広がる#4
念願のエメラルド色の川#1
念願のエメラルド色の川#2
くつろぐカップル
念願のローゼンハウイの風景#1
念願のローゼンハウイの風景#2
念願のローゼンハウイの風景#3
念願のローゼンハウイの風景#4
念願のローゼンハウイの風景#5
念願のローゼンハウイの風景#6
念願のローゼンハウイの風景#7
念願のローゼンハウイの風景#8
バス停の読み方が。。。

一路バスでグリンデルヴァルト駅に戻り、インターラーケン・オスト駅まで電車で向かう。バスの窓からの景色も相変わらず壮大。

バスの窓からの壮大な景色#1
バスの窓からの壮大な景色#2
放牧される牛たち
バスの窓からの壮大な景色3
グリンデルワルド駅に到着#1
グリンデルワルド駅に到着#2
グリンデルワルド駅に到着#3
グリンデルワルド駅に到着#4
グリンデルワルド駅に到着#5
グリンデルワルド駅に向かう登山電車#1
グリンデルワルド駅に向かう登山電車#2
インターラーケン・オスト駅に到着

ミラノ行の電車に乗るまで1時間程あるので、インターラーケン・オスト駅からインターラーケン・ヴェスト駅まで約15分歩く。ヴェストの方がお店が沢山あり賑わっている。カフェで一杯ビールを飲んでインターラーケン・オスト駅発でスピエツ駅まで戻り、ここでまた30分程度待ち時間がありそこからミラノ駅行きの特急に乗り込む。

インターラーケン#1
インターラーケン#2
インターラーケン#3
インターラーケン#4
インターラーケン#5
インターラーケン#6
インターラーケン#7
スピエツ#1
スピエツ#2
スピエツ#3
スピエツ#4
スピエツ#5

天気にはあまり恵まれなかったが充実のスイス旅行だったのである。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?