【ライブの記憶】lyrical school oneman live 「THE LIGHT」@ ebisu LIQUIDROOM 2022/03/20
今日も今日とて、リリスクのワンマンに行ってきたので、その感想を簡単に。
自分が把握できた開演前のSEはこちら。
まず、そもそもなのだが、リキッドルームに久しぶりに行けたのが、個人的にめちゃくちゃ嬉しかった。Twitterを遡ると、2018年11月のtofubeats以来のリキッドルームだったようで、3年半ぶりってヤバすぎる。そんなに来てなかったか。。。あの音響でのリリスクがどう聴こえるのか、それが大きな楽しみの一つだった。
そして開演。1曲目の「HOMETENOBIRU」、リリスクの曲の中でも随分と狂暴な重低音を出す曲からスタートしたわけだが、これがライブハウス、とりわけリキッドルームの音だと一瞬で思い出す。それ程の鳴り。その後も、最近のリリスクの最先端のトラックの音を、この音響で聴けただけでも大満足だった。まじで重低音半端なかった。。。
ライブとしては、重要な見どころは新曲初公開だっただろう。ライブで披露されたのは、「Wings」と「LALALA」の2曲だった。
R.I.K., BBY NABEによる「Wings」は、リリスクらしさが前面に溢れるキャッチーな曲だったが、今のリリスクだから表現できる力強さと貫禄があってこその楽曲だと感じたし、PESによる「LALALA」は、R&Bのようにムーディでグルーヴィーな随分と大人にフロアを揺らす曲だった。
最後には、サプライズ的に、valkneeとLil Soft Tennisによる「Find me!」のMVも先行公開してくれた。とにかくトラップ調の過剰なハイハットの質感と音色が好みすぎたのだが、ローファイな雰囲気も感じさせつつ、どこかシューゲイザーのような響きすら感じさせる楽曲だった。
どの曲も、ヒップホップの枠に収まりきらず、前作から数段先の音になっていることは間違いなく、個人的にあまりないことなのだが、正直に新曲が最も良い曲だなと思えるので、凄い。
それにしても、ライブ自体は、あまりに仕上がりすぎていて、何も言うことがない。本当に5人が楽しそうにやっているということが、何よりも素晴らしいのだが、ライブってこんなに仕上がっているものだったっけかと感じる程。なんでここまで仕上がっているのか考えてみたのだが、思い当たるのはライブの本数だ。自分がリリスクをチェックし出したのは、コロナ禍に入ってからだ。そう考えると、スケジュールをざっと見てみた限り、コロナ以降では今が最もリリスクとしてライブを積み重ねているのかもしれず、これこそがリリスクの真骨頂というライブなのかもしれない。
気付いたら1か月後が、ニューアルバム『L.S.』の発売日だった。一体どんなアルバムになるのか楽しみだ。そして、これからも怒涛に続くリリイベ・ツアーの積み重ねの先に、更にに仕上がったリリスクを渋谷野音という最高のロケーションで体感できることを、ひたすら楽しみに待ちたい。