【ライブの記憶】lyrical school oneman live 2023 “NEW WORLD” @Shibuya Spotify O-WEST 2023/02/12

7/24の野音でのライブにて、第2期リリスクが終了してから、約半年。遂に第3期のリリスクが動き出した。

O-WESTはソールドアウト。声出しも解禁され、ピースフルな空気感の中、8人の"クルー"となった、新体制リリスクの初ライブを見届けてきた。

まだまだ表に出ている情報は少ないし、お手頃価格のアーカイブもあるので、細かい話は置いておいて、簡単な感想だけ書き残しておこうと思う。

大前提として、ライブはめちゃくちゃ楽しめた。正直、メンバーが思い切っり変わった状態で聴く過去曲に、どのような感情を抱くのか、自分でも全く想像できていなかった。だが、大した違和感もなく、普通に楽しめた。
でも、この点についてはもう少し考えたい。もちろん、過去メンバーの顔は終始ちらついた。特に、ほぼ当て書きに近い最近の楽曲においては。
その状態で、自分は何を楽しんだのだろうか?楽曲がそもそも良いから?それはそう。でもそれだけ?変化が興味深かった?それもそう。
でも、それだけじゃない気がする。引き続き考えたい。

それにしても、8人編成とは驚いた。最初、男性3人女性3人のパートで一旦MCに入ったので、なるほどうまくジェンダーバランスとったのかと思いきや、さらに女性2人が飛び込んできて、計8人のリリスクに。ちなみに、女性のうち1人はバックDJ担当とのことで、それもそう来たかという感じ。
気になったのは、あえて、男女同数ではないことに意図があるのかないのかという点。加えて、第2期の振る舞いを引き継ぎ、8人それぞれが自由にステージを行き来する姿は、まさしく"クルー"だなと感じたが、WESTのステージの広さでも、それなりの窮屈感はあった点。
この辺り、全く考えていないわけはないと思うので、どのように考えているのか、今後出てくるであろう情報を楽しみにしたい。

個人的なハイライトは、OK!での、minanヴァースだった。

タイミングなんてもんは待つんじゃないらしくて
全力で走ってると/向こうからやってくる
OK!

何かを手繰り寄せるような仕草を見せながら、歌うminanの佇まいは、最高にクールだった。
まさしく、前体制が終わってからのリリスクは、こういう状態だったのではないだろうかと感じた。
そして、ここまでようやく辿り着いた。ようやくタイミングが向こうからやってきた。

満を持して、8人のメンバーでのlyrical schoolが動き出した。関係者含めて、チームリリスクが、これからどんな“NEW WORLD”を描いてくれるのか。
もちろん、まだまだ粗削りではあったが、控えめにいって、十分今後が期待できる仕上がりだった。
たった1回ライブを観ただけでも十分感じ取れた個性たちが、縦横無尽にぶつかりあって、我々の期待を超えるようなクリエイティブを楽しみにしたいし、きっとそれは実現されるのだろう。
そういう予感がした夜だった。

※とても大事なことを書き忘れていたのでツイート埋め込みにて追記。
がっかりさせないし、期待を裏切らないだろうと思いますね。

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