2020年12月の市場動向

<定点観測(2020年12月)>

・米国株式市場:12月は2~6%の上昇、市場最高値更新;金融緩和の継続、景気刺激策への期待、ワクチン接種の開始
・IPO:12月28社(C3.ai、Airbnb、DoorDashといった有名ユニコーンがIPO)
・ベンチャー資金調達: 12月170社(前年同月比37%増)、$12.2B(同21%増);ライフサイエンス/ヘルスケアが25%、ICTインフラ/エンタプライズ/マーケティングが23%、半導体/ロボティクス/モビリティが20%を占めた;なかでも物流関係、航空宇宙軍需が目立った
・失業率:2020年4月14.7%(雇用22M減)→ 5月13.3%(飲食中心に回復)→ 6月11.1%(若干改善)→ 7月10.2%(若干改善)→ 8月8.4% → 9月7.9%(着実に改善しているが改善幅は鈍化している)→ 10月6.9%(着実に改善)→ 11月6.7%(改善幅が鈍化)

(その他)

・新型コロナウイルス感染者8,200万人(アメリカ2,000万人);感染拡大第三波および変異種発見で規制再強化の動き;ワクチン接種の開始
・米景気刺激策($900B;使途は、一人$600の給付←$2Kに増額の可能性あり、失業保険への$300上乗せ10週間、PPPローン$300B、ワクチン供給)成立見込み;4月の時は$2T
・2020年のPPPローンは、$525Bの半分を上位5%が利用、零細企業より大手企業に恩恵;ロックダウン以降100K社以上が倒産;大手企業の上位50社中45社が黒字
・ビットコインの高騰が続く(29,000ドル台);金は1.879ドル(先月から5%上昇);10年債BEI(期待インフレ率)1.9%(2019年5月以来の高水準)

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