天花寺さやか先生への「10の質問」
初めまして、皆様ご存じ(矛盾)、書三代ガクトです。
小説についての活動をしており、作者さんとコラボの機会もいただくことがあります。
そして今回、天花寺さやか先生にテキストインタビューをさせていただきました。
私の気になることを10個、お伺いしています!
さらにさらに、本記事で、次回のテキストインタビューの質問を募集いたします!
今回の回答で、気になったことだったり、作家さんに聞いてみたいこと、作品に対して気になっていることなど、記事末のフォームからお願いいたします。
天花寺さやか先生について
私は『京都・春日小路家の光る君』を拝読してました。
婚姻とあやかし題材の作品ですが、途中からそんな面白い展開もあるの!?とびっくりしました。
丁寧に描かれながら、いろんな楽しい要素がありました。
そんな感想に応えてくれるインタビューにもなっているかなと思っております。
テキストインタビュー
1)小説を書き始めたきっかけは何ですか?
小学二年生の時に映画「耳をすませば」を見て、主人公・雫ちゃんが物語を書く姿に影響されて、自分も書き始めたのが最初です。自分の空想を紙(ノート)に書いて、それが「小説」という形に残るのが、凄く面白そうだと感じたんです。机に向かってノートに書く雫ちゃんの場面を一目見て、運命を感じたというか(笑)。
あのハッと出会った感覚は今でも忘れられません。運命ですかね。光源氏が若紫と出会ったように(笑)。
2)小説を書かれているときに、音楽を聞いたりされますか?
基本的には、執筆は無音の中で行います。要は自分の部屋です(笑)。
物語のBGMも自分の物語の一部なので、全てを映画のように頭の中で再生して、それを原稿にしていくのが私の執筆スタイルです。なので、例えばラジオとかが鳴っていると、逆に集中出来ない(笑)。喫茶店とか、外で執筆する分には大丈夫なんですけどね(笑)。
ただ、書いていない時はよく音楽を聴いてて、音楽から、小説のイメージを膨らませたりします。場面が浮かびやすいゲーム音楽がおすすめです。今はまっているのは椎葉大翼先生の曲です。戦闘シーンやクライマックスの場面にピッタリなイメージの音楽を見つけたら、たまにですけど、書いた後の推敲で、その音楽を流す時があります。
3)一番好きなタイトルは何ですか?(小説以外でもOK)
自分の著作で恐縮ですが(笑)、『京都・春日小路家の光る君』は、私という作品らしさと、京都らしさがあって凄く気に入ってます!
直接の題名ではないですが、代表作『京都府警あやかし課の事件簿』シリーズそれぞれのサブタイトルも、雰囲気があって気に入ってるものが幾つかあります。
4)1日にどのくらい執筆されていますか?
約3000字くらいです。プラスで、推敲の加筆修正が入ります!
プロ作家の世界から見ると、もしかして遅筆な方かも……?(どうなんでしょう……!?)
5)ご自身の作品の強みといいますか、プッシュしたいポイント等ありますか?
何といっても「バトル」でしょうか。物凄く迫力があって、アニメや映画を見ているようだと沢山の方からお褒め頂きます。また、同じくらいよくお褒め頂くのが、「ひょっとしたら本当にあるかもしれない」という現代×ファンタジーの融合で、私の作品はどれも没入感が非常に高いそうです。
この前、新作(『春日小路家』3巻)の完成原稿を担当さんに提出したのですが、あまりに最高だったようで、メールじゃなくて即電話がきて、熱い絶賛のお言葉を下さいました。めっちゃ嬉しかったです(笑)。
『京都府警あやかし課の事件簿』シリーズでも、担当さんがすぐに電話をかけて絶賛して下さった事がありました。上記のどちらも、大きな伏線回収やバトルシーンがある巻なので、そういう作品の壮大さと迫力が、「天花寺さやか作品」の強みなのかな、と思います。
6)プロットは書かれますか?
書く時と書かない時があります。担当さんにご所望されたら、書いて提出させて頂きます! でも、一人で好きに書いていいと言われたら、多分書かない……(笑)。
7)京都題材の小説を書かれていますが、京都はどんな場所だと思いますか?
月並みかもしれませんが、こんなに面白くて、魅力的で、尊敬出来る場所はない。京都という地に立つだけで、世界の色んな可能性が見えてきて、自分にも色んな可能性が生まれる場所だと思います。千年の歴史は伊達じゃないなといつも感じております。
8)エッセイも書かれていらっしゃいますが、読まれますか?
もちろん読みます! エッセイは、「言葉」というものが生物のような新鮮さを持っている気がして面白いです。料理で言ったらお刺身です(笑)。
9)ライト文芸をメインに書かれておりますが、こういったものを今後書きたいなどありますか?
誰かの一生を丁寧に追いかけて、書き切ってみたいという願望があります。また、いつか、『源氏物語』の現代語訳にも挑戦したいなぁと思ったりします。
10)どのぐらいのペースで出したいという理想はありますか?
で、出来れば年二冊以上は……! 出したいです……!
そうなるためにも、少しでもよい企画書を出したり、よい原稿を早く書けるように頑張ります!!
天花寺さやか先生ありがとうございます!
作品を拝見してて、現代×ファンタジーの融合というのはまさにと感じています。
特に、和風ファンタジーの『京都・春日小路家の光る君』は最近の定番になりつつある、シンデレラストーリーであると同時に、ヒーローの婚姻をめぐるあやかしバトルにもなり、びっくりしましたし、とても楽しみました。
そしてさんから天花寺さやか先生への質問を募集いたします!
締め切りは7月26日23時59分!
お答えいただいたものは記事にさせていただきますので、フォーム上の注意点をご確認いただき、ご送付いただけると大変うれしいです。
質問等ありましたら書三代ガクトのXDMにお願いいたします。
そんな感じで、よしなに~。