東大院試 情報理工 システム情報学 専攻
1,出願状況と背景
都内の理系大生です。
外部受験で、東大の「情報理工学研究科システム情報学専攻」に
2025年から入学することになったので、思い出も含めて体験記とさせていただきます。
学部は情報工学科でした。
東大の情報理工学研究科で言うと、コンピュータ科学専攻が一番近い感じで、システム情報の専門科目は独学したのがほとんどです。
また、最近のシステム情報学受験のnoteやその他記事が少ないので、勉強方法も含めて参考になれば嬉しいです。
過去問の解答等を販売しようかなと思っています。
質問等ありましたら気軽に連絡ください。
ページ最下部の"クリエイターへのお問い合わせ"からお願いします。
過去問解答は、メルカリで販売しています。
公式サイトから出ている年度が2020〜2024年度のため、
この5年分と他年度は分けて販売しています。
2,試験内容
英語がTOEFL IBTと
数学(線形代数、微分積分、常微分方程式、確率統計、複素積分)と
専門科目(信号処理、制御工学、電子回路)です。
TOEFLはシステム情報はほぼ見てないらしいので大丈夫だと思います。
数学は3題、専門科目は3題中2題選択です。
※2025年度入試の情報です。
3,勉強のスケジュール
多少荒いこと書いてるので、値段を付けて、興味ない人をフルイにかけてるつもりです。
〜12月
情報の理論的な学習に飽き始めて、というか興味がなくなってきて、より応用的なことをやりたくなってきて院試を意識し始める。
12月の後半
このときはコンピュータ科学を受ける予定で専門科目は何も対策してませんでした。
線形代数のマセマを一周やった(2週間くらい)
1月
線形代数のマセマを一周やった(2週間くらい)
英検1級を勢いで申し込んでて、数学全然やらずに英検やってました。
2月
ここらへんからコンピュータ科学にするか電子情報にするか、システム情報にするか、工学部の機械情報工学科にするかで悩んでました。
研究室見学に行き出したので、行ってから決めようと思ってました。
一応"電気回路"は怖くてやってました。
確率統計のマセマを開始(ちょっとずつ)
線形、微積の黄色本やり始めて絶望。
というか、線形の1-1がむずくて、ほら解けないだろ。みたいな気持ちが伝わってきてキレそうでした。ただ、院試に焦るには十分なむずさでした。
後半からTOEFL IBT対策開始。
3月
専門科目はまだ選考決められず手つかず。(というかコンピュータ科学の専門科目で他が受けれるとか受けれないとか聞いて大丈夫と思っていた)
IBTを毎日2~3時間くらい。
数学はIBTの合間で黄色本と確率のマセマやってました。(1時間くらい)
(合間で研究室見学)
4月
IBTを毎日4時間くらい。
数学は1時間くらい(黄色本と確率のマセマ)
TOEFL本番前日のミセスのライブが良すぎました。
TOEFL本番はリスニングで鉛筆折れてキレそうでした。
IBT終わった後でゆっくり考えてシステム情報にしました。
5~6月
専門科目を開始。
線形微積は黄色2,3周。
常微分方程式はマセマ、黄色どっちも2周。
複素積分は留数定理中心に学部の復習。
確率はマセマ、黄色どっちも2周。
専門科目も1, 2周してました。
7~8月
専門は過去問と講義資料、参考書戻ってやってました。
数学はひたすら過去問やってました。
1日7,8時間くらい?(こんなやらなくていいです。overworkでした)
4,数学の勉強方法
線形微積確率は、マセマやって、黄色やるのがいいです。
常微分、複素積分はやったら安心くらいでやらなくてもいいと思います。
正直なところ、上の計画はオーバーワークな気がします。
全然もっとやらなくていいと思います。
5,専門科目の勉強方法
2科目に絞るの怖かったので3科目やりました。
それぞれの科目でとっつきやすさ・にくさはありますが、
最終的には得意不得意はなかったと思います。全然初学でもいけます。
信号処理
以下の三冊やりました。
ただ、これだけで点数取れる人もいるみたいですが、私は無理でした。連絡いただければ書いてない勉強のところ教えるかもしれません。
外部生の味方です。
電子回路
まずこれやりました。結構ためになりましたが、伝送回路は本当にやる必要なかったなて思ってます。
ほぼ次の本と心中してました。めちゃくちゃいい参考書です。
電子回路は点取りやすいのでこの本やるだけでいいてくらい良い本です。
チェビシェフ型フィルタまでしかやってないです。
また、ツェナーダイオードは本番では出ないと思うのでわからないなら飛ばすのもありだと思います。(私も3週目とかで理解しました。)
古典制御
制御はどの参考書をやっても変わらないくらい全部が均等で綺麗に整頓された科目と思います。
これやればいいと思います。
現代制御
現代制御もどれでもいいんですが、上の現代制御版よりも個人的に、
これめっちゃいいですよ。噛めば噛むほど味します。
6,英語の勉強方法
IBTはL 19, R 26, S 19, W 24の88点でした。
まじTOEFLむずいです。
対策は、toefl英単語3800を全部と、中国tpoを使って演習。
特にwritingとspeakingは型を覚えるのが良いです。
Writing24点は本当に型のおかげだと思います。
Speaking19点も英語全く話せないにしては耐えてます多分。
私が自作したWritingの型とSpeakingの型を以下から購入できます。
7,書類選考
これは安心してそれっぽいこと書きましょう。
普通にしてれば通ります。
8,本番
数学が7割くらい
専門が信号処理7.5割, 電子回路8.5割くらい
で第一志望の研究室に内定頂きました。
9,最後に
システム情報は過去問の掲載が少ないかつ情報もあまりないので
ページ最下部の"クリエイターへのお問い合わせ"からなんでも気になることがあればご連絡ください。外部生なので外部生の味方したいです。
あとは、システム情報に限って言えば、本当に気楽に、普通に勉強すれば受かります。英語、書類選考、数学、専門科目全てオーバーワークだったなと思ってます。