嚥下評価を依頼されたら・・むせた。むせたからとりあえずとろみをつける?増やしてみる?
STの誰もが経験する事かと思います。
フロアから嚥下評価を受けた時にむせたから見て欲しいと言われる事がありますよね。
経験が浅かったり、嚥下の知識が少ないとむせが出たからとろみ付けなきゃと思われてしまう方もいるのではないでしょうか・・
1.嚥下の対応方法が分からない・・その場しのぎの対応炸裂
私も養成校の時に嚥下について学びました。
当時はむせた時の対応方法を座学では学んだつもりではいました。
しかし、いざ臨床でむせている患者さん(利用者さん)を目にした時にどうしたら良いか分かりませんでした。
恥ずかしい事に知識も経験も浅かった為、むせたからトロミを付ければ大丈夫という気持ちでいました。その結果、ムセに対して何となくトロミを増やす事をしていた時期がありました。
何となくのその場しのぎの対応をしていた為、ある日上司と先輩に怒られてしまいました。
怒られた事で初めて自分の至らなさに気付きました。
そもそもむせが何なのかも分かっていない事にも気付きました。
2.嚥下評価する際に何に気を付けたらいいの?
むせは咳嗽反射を指し、咳嗽反射は生理的な防御反応なのです。
私がこれまで目にしたのはひょっとしたら咳嗽反射によって出されたものだったのでは・・と非常に恥ずかしい気持ちになりました。
咳嗽反射との見極めが難しい点はありますが、まずは何故その人はその時むせたのか、その方の誤嚥の原因追及に徹底しましょう。
また、状態を評価し、機能低下が起きてるから誤嚥したのかを判断する為にも情報収集にもアンテナを張りましょう。その上で判断し、何によって引き起こされているのか検討しましょう。
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