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2024/12/9週|人生戦略における "自分軸" の見つけ方とは

12月ですね、個人的にも今年は本当に目まぐるしい1年でありまして、様々な体験を密度濃くさせてもらっていることに感謝をしつつ、1年を振り返り2025年を展望する記事も年内に作りたいなと考えています。

"自分軸" の見つけ方とは

今年の7月に以下の記事を書きました。

この中で、人生戦略を下記のようにするのはどうかという考えを記しています。

💡人生戦略 = 本来的な価値観は明確にしながら、非本来的な生き方(世間の視線)を一定受容し、バランスを意図的に変化させていく。

一定は世間の価値観や目も意識しながら生きていく必要があるよね、その上で徐々に自分軸の割合を増やしていけるようにするのが良いのではないか、という考え方です。

ここでの前提として自分軸を明らかにしておくことがあります。

今日は上記の、本来的な価値観( = 自分軸)を一人でクリアにしていくための方法論について、記載してみたいと思います。

自分軸は移り変わるもの

まず最初に伝えたいのは、「自分軸は変わっても良い」ということです。

「これが自分らしさだ」と思っていた価値観も、人生のステージが変われば少しずつシフトしていきます。例えば、学生時代に大事にしていたのは「挑戦すること」だったかもしれません。でも、社会人になれば「安定した生活」や「家族との時間」を優先することが自分らしさになることもあります。

変わることを恐れる必要はありません。むしろ、経験や学びを通じて柔軟に変化することこそ、自分を深めるプロセスだと思います。

見直すタイミングを意識する

とはいえ、忙しい日常の中で自分軸を振り返る時間を持つのは簡単ではありません。気づけば、他人の期待や周囲の状況に流されて、「自分は本当にこれでいいのだろうか」と迷うこともあるでしょう。そんな時こそ、定期的に見直すタイミングを意識してみてください。

1. 節目のタイミングで振り返る

年末年始や誕生日、年度替わりなど、自分にとって区切りの良いタイミングは絶好の機会です。
「この1年で何が変わったのか?」「これからどうありたいのか?」と問いかけることで、自分らしい方向性を確認できます。

2. 大きな出来事の後に見直す

転職、引越し、結婚など、生活に大きな変化があった時も、自分軸を見直すタイミングです。新しい環境で、自分が大事にしたいことを再定義することで、変化に対応しやすくなります。

3. 迷いや違和感を感じた時

日々の中で、「何か違う」と感じた時、それは自分軸がズレ始めているサインかもしれません。違和感の正体を探るために立ち止まることは、迷いを解消するための第一歩です。

自分軸を見つけ、育てるプロセス

自分軸は見つけたり、見直すだけでなく、少しずつ育てていくものでもあります。そのためのプロセスとして、以下のステップを考えてみました。

1. 自己観察を続ける

 最初の一歩は、自分の行動や感情を観察することです。ただし、一度だけでなく、日常的にこれを続けることで、自分の本音や傾向が見えてきます。

  • 具体例:

    • 喜びを感じる瞬間を書き留める。例えば、「新しい知識を得た時」「誰かを助けた時」など。

    • ネガティブな感情が湧いた時に、「なぜその感情が生まれたのか」を内省する。

    • 毎日の終わりに「今日は自分らしく過ごせたか?」と問いかける。

2. 過去を深掘りして学ぶ

 自分らしさは、これまでの人生の中にヒントがあります。過去の出来事を単に振り返るだけでなく、そこから「自分が何を大切にしてきたのか」を学び取ることが重要です。

  • 実践の方法:

    • 大きな成功体験と失敗体験をそれぞれ3つずつ書き出す。

    • それらの体験を振り返り、「その時、自分は何を大事にしていたのか」「なぜその選択をしたのか」を分析する。

    • 特に「大変だったけれど、乗り越えられた」と感じた出来事は、あなたの軸を支える大切な価値観を示している場合が多いです。

3. 価値観を言語化して明確にする

 観察や振り返りの中で見えてきたものを、具体的な言葉に落とし込むステップです。これにより、自分軸がぼんやりとした感覚ではなく、明確な指針となります。

  • ヒントとなる質問:

    • 「これだけは譲れないと思うものは何か?」

    • 「どんな状況でも自分らしさを感じる瞬間はどんな時か?」

    • 「周りからどんな自分を認められると嬉しいか?」

4. 自分軸に基づいた行動を試す

 言語化した価値観を日常生活で意識的に試してみることで、自分軸がさらに強固になります。行動の中で「あ、これは本当に自分に合っているな」と感じるものを取り入れていくことがポイントです。

  • 実践例:

    • 大事な価値観を意識した上での小さな決断(例: 本当にやりたいプロジェクトを選ぶ、行きたい場所に行く)。

    • 日々の会話や行動で自分軸に沿った言葉を使う(例: 「自分はこれを大切にしています」と公言する)。

5. 定期的にアップデートする

 人生は変化の連続です。そのため、自分軸も固定的なものではなく、環境や経験に応じて柔軟にアップデートしていくことが大切です。上述のようなタイミングで見直してみましょう。

  • アップデートの質問例:

    • 「今の自分にとって一番大事なことは何だろう?」

    • 「最近、違和感を感じたことは何か?」

    • 「自分軸に沿った選択ができているか?」。

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今週はこの辺で。お読みいただきありがとうございました🙇

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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中川 祥一|タイミー 執行役員CMO
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