シドニーのど田舎でさくらんぼ狩り
こんにちは。現在ワーホリ2ヶ月目、シドニー滞在のいなみねです。
オーストラリアに到着して念願のファームジョブ、しかも人気のチェリーピッキングの仕事をGETすることができました!そして本日が初出勤日。
僕は極度の心配性なので初めての経験に関しては徹底的に調べてからじゃないと気が済まない気性のため、あらかじめ、「ワーホリ」「チェリーピッキング」の検索ワードをYouTubeの検索画面に打ち込んでどういったものなのか、どうやったらうまくできるのかを事前準備としてお勉強させてもらっていたほど。が、しかし結果は惨敗。なので今日の振り返りをしようと思います。(今日は写真撮れる暇なかったので後日いつか載せます)
朝5:00起床。 とても眠い。頑張って起きる。
↓
5:30出発。 同居人の中国人の女の子の友達?の車に乗せてもらった。 ピッキング代として$5支払うルール。
↓
6:00チェリー畑到着。 100キロぐらい車でぶっ飛ばしても30分ぐらいかかる辺境の地。車故障したら終わりだなーなんて思いながら終始無言の車内。
↓
オリエンテーション的な、チェリーの取り方と1バケツ満杯までにしないといけないルールを聞かせられる。
↓
6:30ピッキング開始! 地平線の奥まで続くチェリーの木列を一人6本づつ担当してゆく。6本全部終わったらスーパーバイザーに確認してもらうために彼の名前、「テリィーッッッ!!!!!!」と叫ぶ。本当にみんな叫んでる。
↓
14:30ピッキング終了。 労働時間内は自由に休んで良い。
やってみた感想。
ワーホリ民の間で稼げると有名なチェリーピッキング、今回チェリーを摘みながらおおよそどのくらい稼げるのか、このファームの場合で考えてみた。
タスク→6本の木に実るチェリーを全て詰む。ボックスが一杯になったら自分のIDカードを挿して木下に置いておく。これを出来るだけ繰り返す。
僕自身ファームの経験すらないのでもちろんチェリーピッキングなんてやったことない。1本あたりどのくらいの時間がかかるのか試しに測ってみたところ、およそ15分かかった。
チェリーの木は高さ3mほどあり、そしてたくさんの葉っぱに隠れてチェリーが至る所に実っている。摘み方は茎の生えている方向の逆方向にちょっと押すだけで簡単に摘めるのだがこれをまず見つけるのが難しい。一本一本、下から上までやりきって次へ移るのが結構しんどい。
早く摘んでいる人はどうやっているのだろう?と思って偶然隣にいた同居人の中国人の女の子がいたので、「元気?バケツ何個埋まった?」と聞くと「3つ!」と答えた。待てよ。。俺なんかまだ1つも埋まってないのに。。ちなみに彼女は僕と一日違いでファームを訪れ、同じく未経験者。自分が不甲斐無い。
ピッキングは木の低い位置になる実を多く取れれば早くボックスが埋まることが分かった。もちろん高い位置にある実も取らないといけない。そしてそれにはハシゴを使わないければいけない。これを使って上の実を探して摘むのが時間がかかるので、下から木の枝を引っ張って上の位置の実を出来るだけハシゴを使わずに収穫すると早く終わらせられる。ただ、枝には太い枝と細い枝があって、細い枝が多い木に当たるとラッキーだが、太い木だと木の四方向からハシゴを使ってチェリーを探し、収穫する必要があるので時間がかかる。正直運もあるんじゃね?だって割り当てられる木なんて選べないもん!って自分に逃げ道を作ってあげたくなる。
結果、8時間ピッキングした僕のボックスの合計数は5個。彼女は8個と言っていた。そして彼女の友達は13個も満杯にしたんだとか。めっさ稼いでるやん!!って思ったけど、同居人の女の子が言うには、1ボックス$12なので、13ボックスだとしても$156。割と少ないと感じた。同居人の女の子は$96、僕なんてたったの$60だ。1日で、だ。僕の頭の中では瞬時に時給計算の計算機が作動した。オーストラリアの最低時給が$18、そこからタックスを引かれるので実質手取りは$15ってところだ。本日の労働時間は8時間。8h × $15 = $120
実質最低時給の半分しか稼げていないことに戦慄した。。。最低時給を越えるためには10ボックス仕上げる必要があることが分かった。つまり今日の2倍の効率でピッキングするということ。つまり1本に対しての所要時間は7.5分。早すぎだろ!!!!!(笑)あいつら1本これ以上の速度でピックしてるのかよ。
僕ら以外はファーム経験済みの熟練者が集まっているらしいようだ。言い忘れたが、このファームはほとんどが台湾人と香港人で構成されているいわゆるアジアンファーム。ヨーロピアンなんて今日5人しか見ていない。彼らは優しいので明日以降はどうやってピッキングしているか教えを乞おうと思う。