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海外で携帯電話契約をしてみる|フロリダにて:海外ローミングサービスが使えず困った件

9月10日、Appleから新製品の発表がありました。新機種は魅力的ですが、価格も魅力的で手を出しにくいですね。私は、iPhone 11を4年ほど使っており、バッテリーの劣化が進んでいるので、外付けバッテリーをマジックテープで固定して対応しています。(背面にはマグネットもありません)

マジックテープで薄いバッテリーを固定して使っているので、ちょっと重くなる

1.海外ローミングサービスが使えず困った件

さて、8月にフロリダのディズニーワールドとNASAスペースセンターに行った時のこと。1日後に合流する家族のWiFiルーターを使用する予定だったので、1日だけ海外ローミングサービスを利用することにしました。

しかし、これが大誤算。ローミングサービスの通信速度が非常に遅く、ほとんど使えませんでした。原因不明ですが、私の契約しているプランの通信量が不足していたからかもしれません。

フロリダでは街中でタクシーはほとんど見かけませんでした。ディズニーワールド内のサイト間の移動はシャトルバスで可能ですが、サイトの外の移動にはUBERが必須でしたが、私、UBERアプリをインストールしていなかったのです。

ディズニーワールド内ではゲスト用のWiFiが使えますが、サイトの外のロータリーでは個人の通信環境が必要となり、アプリのインストールができませんでした。幸い、同行者の他社海外ローミングサービスを利用していたのでなんとか事なきを得ました。

ホテルに戻り、現地の携帯電話契約を検討することにしました。見つかった通信会社のサービスではeSIMが利用でき、物理SIMを交換することなくオンラインで契約できるようです。ショップが近くにあるかわからないし、移動手段もないので、eSIMの利用は最適解でした。

しかし、私のiPhone 11は4年前のモデルで、SIMロックがかかったままです。果たして、SIMロックを解除して現地の携帯電話サービスに契約することは可能なのでしょうか?

SIMカードが「物理的なSIM」であるのに対し、eSIMは「電子的なSIM」といえるでしょう。

IIJmio : https://www.iijmio.jp/simguide/esim/kihon.html

2.SIMロック解除から回線開通までの手順

こんな予期せぬ状況、あなたにも起こるかもしれません。今回は、SIMロック解除をして現地の携帯電話契約を行うまでのプロセスを共有します。
知らなかったeSIMのメリットもお伝えします。

1) SIMロック解除方法の確認

自分の端末がSIMロックされているかどうか調べます。
ホーム画面「設定」-「一般」-「情報」
ページ中程の「SIMロック」欄を確認します。

SIMロック状態の場合、解除方法を調べます。私の場合は、auの契約だったので、auの公式ウェブサイトで解除方法を確認しました。

**SIMロック解除のお手続きについてはこちら:**
[au SIMロック解除手続き]

2)現地プロバイダーの選定

現地で利用する携帯電話サービスプロバイダーを調べます。私が選んだのは、短期間(15日間)の契約が可能で、eSIMに対応している「HanaCell(ハナセル)」でした。
eSIMは物理的なSIMカードを差し替えるのではなく、データをダウンロードして利用する方法です。

**HanaCellについての詳細はこちら:**
[ハナセル お客さまサポート]

HanaCellは、2007年から16年以上にわたり、日本人向けにアメリカの携帯電話・SIM・eSIMサービスを提供しています。

HanaCell    HPより

3)開通とeSIMのダウンロード

契約が完了し回線開通手続きが終了すると、ハナセルのwebページへのログイン情報がメール送信されます。webページに記載の「eSIMのダウンロード方法」、「QRコード/アクティベーションコード」を使用して、スマートフォンにeSIMを設定し、現地の通信サービスを利用開始することができます。

4)アクティベーション

iPhoneで新しいeSIMをアクティベートするには、「設定」 > 「モバイル通信」 > 「eSIMを追加」をタップします。アクティベーション方法は二通りあります。

■ 他の端末がある場合:
別端末でQRコードを表示して、それをスキャンします。同行者がいたり、PCやタブレットを持っている場合は、こちらのほうが簡単です。

■ 他の端末がない場合:
MyHanacellのログインページから「SM-DP+アドレス」と「アクティベーションコード」をコピーして貼り付けます。アクティベーションコードのコピー&ペーストは少し手間がかかるかもしれません。

5)デフォルト回線の設定

iPhoneの「設定」 ー 「モバイル通信」から、契約した回線をオンにします(帰国後は、設定を元に戻すことを忘れずに)

ネットワーク環境は、出国前に設定しておくのが理想的ですが、緊急時には現地で設定することもあるでしょう。私は海外ローミングサービスを契約していましたが、使用することはありませんでした。幸い、同行者の海外ローミングサービスが利用できたので、それに助けられました。

これはHanaCellを推奨する記事ではありません。海外の携帯通信の例として私の体験談をお伝えしました。
「じゃ日本でも eSIM が使えるのか?」

3.国内でeSIM利用可の通信契約に切替える

「eSIM便利じゃん。日本でもeSIM使えるのか?」と思い調査開始。
4年4か月の間、契約プラン見直しをしてなかったことに我ながら驚いた次第です。通話はほとんどがLINE電話、データ通信のほとんどは自宅のWiFiを使うといった利用状況。使っただけ支払うようなプランでも割安感はない。
私の利用実態に適したプランがないのか?

1)通信ブランドの選択

KDDIから「PIVO」 という通信ブランドが出ていた。基本料0円で使いたいぶんだけ通信容量を購入する方式。(トッピングと称している)
SIMとeSIMの選択できる。

スマホのアプリから必要な通信料を購入する

2)契約変更手続き(auからの乗り換え)

auからの変更では、MNP:Mobile Number Portabilityの手続き不要で、電話番号の変更なし。eSIMを選択したので手続きはすぐに完了した。
SIMは郵送されるらしい。

3)セットアップ

iPhone でPIVOのアプリをダウンロードし、アプリから設定を行うのだが、途中処理のステータス表示が進まず、オンラインのチャットでサポートを受けた。アプリを立ち上げなおして、無事に解決した。サーポートは丁寧で、的確でした。

4)eSIMの便利なところ

ショップで待たされることがないのが最大のメリット。今のところ通話、データ通信ともに支障はない。1か月ほど使って、後日、通信速度と料金をまとめてご報告いたします。
と、その前に、本日の体験談。だからショップに行きたくないの。

4.充電ケーブル買うだけなのに

eSIMのメリットは、オンラインで手続きが完了すること。
携帯電話会社のショップで、「充電ケーブル」を購入するというとても単純なミッションでした。充電ケーブル買うだけなのに、どうしてそんなに時間がかかるの?

1)なぜ個人情報?
入店して、依頼されてショップに来たことを伝える。
椅子を進められたので着席。
「電話番号とお名前を教えてください」とのこと。私は使うわけではない事を伝えたが、ポイントにリンクするための手続きとのこと。依頼されただけなので、ポイントカードも持っていないと伝えると、リンクはできないとのこと。依頼されて来たと言ったのに、なぜ個人情報を求めるのですか?

2)商品情報の入力にそんなに時間かかる?
スタッフは商品を奥から取ってきて、タブレットに商品情報を入力している。これに時間が取られる様子でした。充電ケーブルなのに、そんなにたくさん管理項目あるの?そして、お客さん待たせる理由にはなりませんよね。

3)お釣りの計算にそんなに時間かかる?
商品とお釣りを待つこと数分。ようやく商品、お釣り、領収書を受け取る。「ポイントは後からリンクできないの?」と聞いたら
「すいません、できないんです」
「不具合があったらこの領収書をお持ちください」とのこと。
充電ケーブルの不具合と言ったら、火を吹くぐらいか?
純正の充電ケーブルは、超高額なのに、火を吹いたらえらいこっちゃ!

4)想定外の20分
他のお店だったらワンタッチで終わるところ、ショップを出るときに時計を見ると、20分弱かかっていた。店内は混んでおらず、スタッフはお客さんより多い状態。カウンターの裏で何の手続きしていたの?

5)ラーメン食べる時間がなくなっちゃた
ササっと買い物して、ラーメン食べて、映画を見る予定だったけど、ラーメン食べる時間が無くなっちゃった。映画の内容は良かったけど、なんだか集中できず消化不良な感じ。

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