#避難所開設訓練
避難所運営訓練を行いました。
日時:2020年2月15日 場所:新東三国小学校
【開錠】
まずは、災害時避難所になる小学校の鍵が開いていない場合の対応(避難してきている人たちに鍵を持っている地域のリーダーの到着を待つことの説明)の共有の確認をしてから入場します。
【避難所開設キットの設置場所とMCA無線のある場所の確認】
鍵、開設キット、MCA無線、防災倉庫についてなど、開設に関わる重要事項を最初に共有します。
【避難所の開設準備】
必要な行動の確認①校内の安全が確認されるまで、立入禁止にして、校内点検を行う。②避難者を安全なところに誘導する。③避難所開設キットに従って避難所を開設する書類・用具を倉庫より出してきます。
【避難所の開設と災害対策本部の設置】
今回は小学校の被害がわからない状況下で体育館の中に本部を仮設営するという想定で本部を立ち上げました。避難所が開設されたら、まずは避難所内の被害状況の把握(施設管理)、避難者の受け入れ(受付)、けが人の手当(救護)要配慮者への対応(福祉)備蓄物資の点検(物資)等を行います。
【避難者の受入と被害状況の把握】
受付では①避難者の受入(男女別、大人子ども別の人数/ケガ人/要配慮者/ペット等)②地域の被害状況、③特別な対応(トイレ、更衣室、授乳室等)に対応します。避難してきた人にも協力してもらうよう呼びかけ、全員で危機を乗り越えることを伝えます。
【情報拠点、作戦本部としての災害対策本部の役割】
災害対策本部では、区の災害対策本部との通信(情報の送受信)、受付で対応した案件の検討(作戦)を行います。
【状況の共有としての処置表の役割】
避難所内外の被害状況、避難者数、個別対応案件など、情報の全てをできる限り記録していきます。
【情報コーナーの活用】
避難者に伝える必要のあることは全て情報コーナーに集めます。今回は、避難所のルール、ペットと避難してきた方へのお願い事項、アレルギーの対応の仕方を張り出しました。アレルギーに関しては、調理器具から調味料までのすべてを開示することで食べられるか食べられないかを判断していただこうという当地域のルールを参集者で共有しました。ただし、判断できない子どものためにアレルギーがありますカードをつくっておくなどの意見が出ていました。
【救護室・福祉避難室・しょうがい者室】
救護・福祉室の対応に関しては、今回はリストアップをする程度のところまでした行えませんでした。より実践的な専門訓練が必要だとの意見が出ています。さらに専門的な勉強会の場を持って行こうと思います。
【備蓄物資】
備蓄物資の点検の確認在庫表との照合になりますが、もし、水などが不足した場合、区の本部に要請するだけではもちろんあろうはずがありません。避難者に提供してもらう?ベンダー自販機に走る?物資の不足はさまざまなアクションを起こさなければはならい大変深刻な問題であることを参集者で共有しました。
本日の訓練を見学いただいた山本区長さま、大阪市危機管理室からお越しの防災アドバイサー勝井さまより講評をいただいて訓練を終了しました。
みなさま、お疲れ様でした。