見出し画像

冒険家の夫を追いかけて行ったアメリカ旅行がめっちゃ楽しかった 〜パウエル湖編〜

新婚3ヶ月で旅に出てしまった夫を追ってアメリカに行った時の話、パウエル湖編(グランドキャニオン編はこちら)。

2017年7月31日

ほうれん草とトマトソースと卵のスープで朝食を済ませ、グランドキャニオン国立公園を出発。私も初の左ハンドル運転に挑戦する(園内でもみんな60mile/h=80km/hぐらいでバンバン走っている)。

▼園内のDesert View Pointに立ち寄る。大きなカルデラ?

▼Bright Angelとは違う、また別のトレイルコース

総じてグランドキャニオン国立公園は、キャンプ初心者でも十分楽しめる設備とアクティビティが揃っていて本当におすすめ。アメリカ最初の目的地がここでよかった!キャンプにハマった。とっても滞在しやすいし、キャンプ泊すれば費用も割安に抑えられる。キャンプ地も日陰十分で過ごしやすい。


▼次の目的地Pageへの経路。2回しか曲がらない。とにかくCameronが重要ということは分かった。

公園を出ると、これぞARIZONA!という感じの眺め。ずーーーっとまっすぐ赤茶けた大地と、カラフルな露頭を横目に青空の下をブンブン北上。

▼なんかもう十分すごい


▼ナバホ族のお土産屋台。周囲数100kmに渡って人家は見当たらなかったけど、彼女たちはいったいどこからやってくるのか…。

▼ふたたびCameronのバーガーキングで昼食&ガソリン補充

どうでもいいけどチェーン店のハンバーガーの美味しさ
 BURGER KING < Jack in the Box < MacDonald < Carl's Jr.


夕方Pageに到着。小さな、でもすんごくヘンな町だった。赤茶けた荒野に突然ぽつんと緑の芝生(チェーンホテルのゴルフ場)。こんなとこに町ないでしょ(現に今までなかったし)!というようなところに突然町が現れる。漂流教室みたいな光景だ…。

「緑だっっっっっっ!!!!」(楳図風に読んでね)

▼入ってしまえば普通の郊外

Pageのすぐ近くにはパウエル湖という巨大人造湖と水力発電所、湖畔リゾートWahweap campgraoundがあり、この日は湖畔のキャンプ場に滞在することに。入場料は25ドル、キャンプ代も25ドルと割高。


このパウエル湖、こいつもなかなかやばいビジュアル。真っ赤な大地に突然真っ青の湖登場。なんで??????

▼湖畔ってもっとこう…、爽やかで緑あふれるイメージ…ないですか…。

▼ここで泳いで楽しいかな?心が荒涼としない??日差しすごくない???

▼SFに迷い込んだかと思わない??魚いるの???

実際、このパウエル湖は映画:猿の惑星の主要ロケ地となったそう。

眺めもさることながら規模がとにかく大きく、全長は300km・全周は3,000km・満タンになるのに17年かかったとのこと。もともとはGlen Canyonというグランドキャニオン並みにすごい峡谷だったのだが、近くのフーバーダム(全米最大のダム)の建設によって溜まってしまった土砂を逃すために堰き止められ、現在の姿になった(というエピソードを何かで見たのだが参照できなかった)。発電や貯水が第一目的じゃなくて、土砂を逃すためのサブ扱い、で、この規模。

香川県出身の私としては、狭い平野にチマチマため池こしらえて水不足を乗り切って来た先祖の気持ちを思うとなんか虚しくなるレベル。

▼確かに峡谷

そんなパウエル湖、割と人気の観光リゾートらしく、大小様々なクルーザーがわんさか停まっていた。スノーケリングや釣りなど、各種ウォーターアクティビティも充実。キャンピングカーでのオートキャンプやホテル/ロッジ滞在が前提となっているようで、我々のような貧乏テント泊キャンパーには滞在しづらいロケーション。

▼日陰/プライバシー皆無。申し訳程度に生えているポプラ

▼夕暮れはすごい眺め


この日の夕食はこの旅でベスト美味しかったキャンプ飯:鯵缶ラーメン。

▼2尾入って1ドル。安!

▼ネギも入れた。手前は青ホオズキ、青臭いすっぱいトマトという感じ。

久々に日本っぽい味。結局食べ慣れたものが一番美味しい…。


NEXT> アンテロープキャニオン編はこちら