オープンカーのボディー剛性の弱さを解決する手段を考える。その1
オープンカーが大好きな自分としては、ここを解決したい。
とある場所を良く走るんだけど、オープンとクローズドではカーブに入る速度が全然違う。オープンだと躊躇ってしまう程。
路面の摩擦係数を0.7-0.8だとすると、100Rならば、Sタイヤなどを使わないならば、おおよそ100Km/hまでが走行速度。なのに、「ぶにゃぶにゃ」感があってアクセルを踏めず、ブレーキ踏んじゃう。(笑)
価格の違いはあるけど、同時期に発売されたモデルで比較すると一目瞭然。
987Caymanは31,500Nm/deg
987Boxsterは12,600Nm/degだ。
そして
911の997 Carrera2 は33,000Nm/deg
997の一つ前の996コンバーチブルは11,600Nm/deg
997の一つ先の991コンバーチブルは11,699Nm/deg
だ。
フロントピラーしかない平べったい車両と、フロント、リア、天井で4点ガッチリと成形されているブロック状態の車両の差は歴然としている。
今まで、「何故だろう?」と不思議で、ようやくオープンと非オープンの決定的な違いが分かった。これ、プロだと常識だろうけどネットに載ってないので分かるまで時間がかかってしまった。
解決策:
最初に見つけたのはRigid Collarを略した「リジカラ」。
ボディーのメインフレームとタイヤ車軸を支えるサブフレームの接合部の間にワッシャーの様な「リジカラ」を挟むと、ボディーの捩れ剛性が5,000Nm/deg程上がるらしい。(多分非オープンカーの場合だろうけど)
12,600Nm/degが上手くいけば17,600Nm/degになる!
部品追加したら報告する予定です。
※ポルシェの2シーターオープンカーは基本ロールバーが付いている。
Mazda NA MX5 (1990-1993) 4,881Nm/deg
Mazda NA MX5 (1994-1998) 5,152Nm/deg
Mazda NB MX5 (1999-2000) 5,219Nm/deg
BMW E36 Z3 5,600 Nm/deg
Mazda NB MX5 (2001-2005) 6,367Nm/deg
Honda S2000 1st Gen. 7,100 Nm/deg
Mazda NC MX5 (2006-2008) 8,132Nm/deg
Ferrari 360 Spider 8,500 Nm/deg
BMW E46 Convertible 10,500 Nm/deg
Lotus Elise 10,500 Nm/deg
Chevy Corvette (convertible) 11,000 Nm/deg
Lotus Elise 111s 11,000 Nm/deg
Porsche 911 Turbo 996 Convertible 11,600 Nm/deg
Porsche 911 991(2012) Convertible 11,699 Nm/deg
Porsche 987 Boxster 12,600 Nm/deg
Alfa Romeo Spider 13,000 Nm/deg
BMW Z4 14,500 Nm/deg
Aston Martin DB9 Convertible 15,500 Nm/deg
BMW Z4M Roadster 16,000 Nm/deg
Porsche 718 Boxster 19,000 Nm/deg