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歌稽古における音取り。

ミュージカルでは本稽古が始まる前に

歌稽古というものをやることが多いです。

先に作品の中で出てくる歌を練習して、
スムーズに稽古が進むように。
ということかな。

歌稽古→本読み→本稽古
みたいな流れが多いかな。

歌稽古をやっていれば本読みの時に
歌で止まることなく、全体の流れや
なんとなーくな上演時間が見えてきます。

舞台の稽古ってほんとに時間がないんです。
そこで問題になってくるのが
音取り!!!

ミュージカル俳優たるもの
楽譜が読めて当然とお思いの方も多いかと思いますが
読めない人は意外と結構いらっしゃいます。

(日本だけ?)
ただ、これに関しては読めるに越したことはないので
みなさんお勉強することを私は強くお勧めしています。

だってみんなが楽譜読めたら歌稽古も短くなるし
楽譜が色々と指示してることもたくさんあるので
興味を持ってもらいたい。

というか
普通に譜読みするのって読めてもめんどくさいし
大変よ?笑
絶対音感ある人だって相対音感ある人だって
手間はかかります。
それを投げ出さないで!!!

そこは怠ってはいけないところなんじゃないかと。
甘えてはならないところかと思います。

以前歌詞検討会
(訳した歌詞を実際に歌って変じゃないか
稽古の前に確かめる会。
基本的には楽譜に強いとされる人が呼ばれる)

に呼ばれた時はそりゃあもう
死に物狂いで譜読みしました。
ちゃんと歌えないと
検討できなくなっちゃうからね。


せめてト音記号の5線の中は、読めるようにしておくのが
自分の身を助けるんじゃなかろうか。

四分音符が何拍なのか、
とか簡単なことから取り組んで
自分の教養を広げてほしいなと思います。

わからなければ、お金と時間を使って習いましょう!!!

最近グループレッスンをしてる子供達には
退屈かもしれないけど
楽譜を読める力を身につけようと
歌より
楽典をやらせるようにしています。
そこを通ってからまた歌に戻れば
楽譜との向き合い方も学校の授業の取り組み方も
変わるかなと。

私の高校は普通科でしたが
音楽の授業で5度圏まだテストに出ていました。
そういうところでも役立てて欲しいと思っています。


歌稽古の貴重な時間を音取りに使う
というのはとても勿体無い。

アプリを使うでもいい、人に習うでもいい。
YouTubeにもありそうだけど
結局YouTubeから学べてる人は
既に読めるようになっている。はず。

しっかり身につけるためには
無料のものだけだと
学びきれないものって多い。

5歳のソルフェージュとかから
始めていけばコツコツやればできるから!!

ということで、
そのうちzoomでもいいし、対面でもいいので、
楽譜が読めるようにする会を
開催したいです。

まずは🎼ト音記号から。
リズムを叩くところから。

いつからでも遅くない音楽のお勉強のすすめ。
でした。

翔子


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