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事務所に入るか、フリーランスになるか

こんにちは!
今日はミュージカルを仕事にするということを
私なりの視点で書いていきます。

近年ミュージカル俳優の皆さんがテレビに出たりしていて
前よりも身近な存在になってきた「ミュージカル」

ミュージカル女優、俳優を目指す人も多いと思います。
私は母の影響で、ミュージカルを知り、
2000年代の子役ブームにのり、ジュニアミュージカル
「葉っぱのフレディ」「ココスマイル3」等を経験し
ミュージカル女優の道を目指しました。

現状的には
正直ミュージカルにだけ出演して
生活していくのはほぼ不可能だと思っています。

特にアンサンブルと呼ばれる私たちの出演料は
都内での1人暮らしもままならないくらいと思っていただければ良いかと。


もしまだ10代前半で、本気でミュージカル女優になりたいと思うなら
まずは知名度を上げることをお勧めします。
・売れるアイドルになる
・SNSのフォロワー10万人

など。チケットを売れる人になるのが手っ取り早いです。
その裏でコツコツレッスンしたり、自分の女優としてのスキルを磨いていけば
プリンシパルになることも可能だと思っています。

ミュージカルに必要な技術は
・歌
・ダンス
・芝居


情報
だと私は思っています。

情報溢れる社会なのに
みんなあんまり調べないなぁという印象が強いです。

オーディション受けるにもYouTube見たらいっぱい
作品の情報もあるのに
自由曲を選ぶのに全く違うイメージの曲を
選んでしまったりすることが多く見受けられます。

話を戻して・・・

コロナ以降オーディションはかなりクローズドに行われることが多く、
事務所に入っていないとなかなか情報が手に入りにくい傾向にあります。

オープンなオーディションは
・レミゼラブル
・ミス・サイゴン
・劇団四季
くらいかと。

実際はもっと多くのオーディションが水面下で行われています。
そこに参加する権利を得ないと日々の目標も立てづらく、
自分の力がどのくらいのものなのかも
わからないので、悶々とする日々に陥りがちです。

オーディションの場は、自分の力を発揮するところであるとともに
ライバルたちの実力も見ることができる機会です。
そういう場に身をおいて、自身を見つめ直すいいきっかけにもなります。

数打ちゃ当たるではないけれど、
チャンスは多いに越したことはないです。
作品のオーディションでは、
その作品に合う人を探しているので
本人の実力的には問題ないけどこの作品には合わないね
ということで合格できないこともあります。

なので作品との出会いもとても大切です。

事務所選びについても同様で、
自分に合った事務所を見極めること。

ダンスが自分の武器ならばダンスに強い事務所
歌なら歌に強い事務所
と考えるのももちろんOKですが、
マネージャーさんとの相性をきちんと見極めましょう。

マネージャーというと手取り足取り
自分を売り込んでくれる!!
と思いがちですが、残念ながらマネージャーさんはそんなに暇じゃありません。

一見ただ、メールを転送してる人
に感じることもあると思います。

表向きはその作業が多いかもしれませんが
ミュージカルのアンサンブルを多く抱える事務所のマネージャーさんは
何作品ものスケジュールを所属者に知らせ、オーディションの書類を準備したりとあなた1人の世話をしているわけではありません。

会社の規模としてもたくさんの人がいるわけではないので、
稼ぎのないタレントのお世話をしている暇はないです笑

全然売り込んでくれないんです!!ということをよく聞きますが
それはあなた自身の実力をもっと上げてくれというサインかもしれません!!

事務所に所属するメリットは
・オーディション情報が手に入りやすい
・相談できる人がいる
・出演料の交渉をしてもらいやすい
など

最大のデメリットは
・マネージメント料を取られる
ということです。

フリーランスの最大のメリットは
・マネージメント料を取られない

フリーランスのデメリットは
・出演料の交渉をしずらい
・情報が少なくなりがち
・請求書などの事務手続きは自分でしなければならない
などかと思います。


つまり、フリーランスに向いているのは
「セルフプロデュースができて、ある程度信頼を得ている人」

どちらも自分が経験して感じているのは
やっぱり事務所に守ってもらっていた部分は大きいということです。
私自身は請求書などの事務的な作業は、他のレッスン業務などで
行う必要があるので、そんなに大変なことではないのですが、
ここら辺も慣れていないと大変そうにしているフリーランスの子も見かけます。

あとはやっぱりお金のこと。
出演料の交渉
が結構ネックになってきます。

「負けない強い気持ちで」を持っていないと
自分を守れなくなります。

マネージャーさんがいれば
間に入ってくださっているので
「ちょっとそれだと厳しいのでもう少しあげてください」を
言えるけど
自分じゃなかなか言いづらい。

でも言わないと自分の生活も守れない!!
という間に立たされます。

そのような交渉や、スケジュールの確認などを
制作の方としっかりできる自信があればフリーランスでも
十分やっていけると思います!!

ただ、不安な部分があるならば、まずは事務所に入るというのを
断然おすすめします!!

その人その人によって、合う事務所、合わない事務所
があると思います。
今大学生で進路に困ってる。など
行きたい方向性で悩んでいる方がいたら
DMなどで連絡をください。
相談に乗れる機会を作ります!

紹介できる事務所さんもありますが、
信頼関係もあるので、その場合はレッスンなどで声を聴かせてもらう
必要があるかなと思っています。


以下は私の話を・・・

私が時給1200円などの
アルバイトをしなくても生活できるようになったのは
2020年以降かなと思います。

幸い、歌、ピアノを教えられる環境があったので
ギリギリ生活できるようになって行きました。

「教え」を任せてもらえる環境作りというのもご縁だと思いますが、
手に職があるのって強いなと思います。

あとはとにかく信頼関係を築くこと。
これって本当に大切なことです!!

本日はここら辺で。

翔子

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